◆ 日本塗装時報 2002年2月18日発行 1781号掲載記事◆

■<マスチック協連>見積もりシミュレーション作成

 全国マスチック事業協同組合連合会(山岸純一会長)は1月18日、東京・八重洲龍名館で記者会見を開き、本年度事業の概要・進ちょく状況などについて説明した。その中で、今年度は国が助成する建設業経営革新緊急促進事業として、集合住宅の改修工事データベース(見積もりシミュレーション)の構築を行うことを明らかにした。
昨年度、同連合会のホームページ内に構築した戸建て住宅改修工事見積もりシミュレーションに続くもので、前回同様まず組合員に対してアンケート調査を実施、そのデータを集計して平均値を割り出し、データベースに反映させる。ユーザーは、ホームページ上で、集合住宅の改修に関する各項目データを順に入力していけば、自動的に見積もり金額が算定できる仕組み。(詳細は2月18日発行・記事へ)

■<日塗装東京支部>ペインテナンス抽選会開く

 日本塗装工業会東京支部は1月29日、東京・渋谷区の塗装会館1階会議室で、ペインテナンスキャンペーンプレミアム抽選会を開催した。
 当選者は次の通り。
 ▽古茂田弘幸(受注・平岩塗装)▽丹澤陽一(受注・オガワ)▽渡邉忠貴(受注・大澤塗装)
 当選者には▽グアム旅行(2泊3日)▽空気清浄機▽5インチビデオ一体型液晶テレビ▽334万画素デジタルカメラ――の景品のうち1種類が贈呈された。

■「NPOで何が出来るか」NSK小俣副会長が講演 

 日本建築仕上材工業会大阪支部(矢野俊哉支部長)は1月29日、新年会に先立ち、小俣一夫副会長・技術委員長による講演会を開催した。(詳細は2月18日発行・記事へ)

■鋼橋塗装技能検定大阪は9人受験 

 各地で平成13年度鋼橋塗装作業技能検定の実技試験が行われているが、大阪では1月27日、大阪府立東淀川高等職業技術専門校で実施された。
 当日は1級4人、2級5人の計9人が受検、午前9時から@手工具を使用してボルト頭を取り付けている面の旧塗膜を除去A動力工具を使用してナット部を取り付けている面の旧塗膜を除去B塗膜除去面をはけ塗りC塗料の粘度調整(1級のみ)――の各課題に取り組んだ。

■<日本ペイント>愛知工場で連続無災害記録 10000日を達成

 日本ペイント(本社・大阪市)の愛知工場(愛知県高浜市、吉岡保則工場長)は、昨年12月18日、連続無災害記録10、000日(1974年以来27年間)を達成した。
 同工場は、昭和45年に中部地区の自動車塗料の製造拠点として設立し、現在170人が所属している。化学物質を取り扱う関係で、特に爆発・火災防止を重点項目とし、全事業所で「安全点検の日」を定め、積極的に安全対策のための改善と安全専門スタッフによるパトロールを行ってきた。また、「防止できない人災はない。全ての人災はゼロにすることができる」の安全理念に基づき、社員の安全教育と安全意識の高揚に努めたという。(詳細は2月18日発行・記事へ)

■エスケーの広報誌「Pigeon」第27号

 エスケー化研の広報誌「ピジョン」の第27号がこのほど発刊された。  今回の特集は「これからの住まいづくりについて」と題し、板倉建築研究所代表取締役・大田氏のインタビューが掲載されている。その中で「色彩による癒し」について、阪神・淡路大震災後の復興を例に挙げ、カラフルな街並みが神戸の人たちに与えた影響や色彩の持つ力について語っている。  他に、▽環境・快適・健康・安全に貢献するSKK▽住環境に配慮した自然派・癒し系塗材―「SK調湿ウォール」「憩いの森」「グラニテリアIN」

■<川上塗料>大幅な赤字に

川上塗料が1月29日に発表した平成13年度11月期決算は、新製品の開発、特徴商品・得意分野を中心に売上の増加、全社全部門のコスト引き下げに取組んだものの、需要の低迷で売上は前年同期比7・0%減の72億1千万円にとどまり、大幅な赤字となった。

 塗料分野では、建築汎用塗料、構造物・鉄パイプ、電機機械、建設・運搬機械、カラー鋼板向けなど、大半の分野で売上が減少した。損益面では、人件費・経費の圧縮に取り組んだものの経常損失が2億4千2百万円となり、独身寮の土地売却による特別利益、株式評価損、ゴルフ会員権売却損などにより、当期損失は3億3千3百万円となった。
 今後は、利益体質を確立させるために始めた「企業革新のための実践プログラム」により、業績の早期回復に努める。
  【13年11月期の連結業績】(単位百万円・カッコ内は前年度)
▽売上高    7、210 (7,757)
▽営業利益   ▲184(73)
▽経常利益   ▲242(13)
▽利益      ▲333(6)
▽一株益(円) ▲33・3(0・62)  
 【14年11月期連結予想】 (単位・同)
▽売上高   7、160
▽経常利益     55
▽利益        53
▽一株益(円)  5・30  
  【平成13年11月期単独業績】(単位・同、カッコ内は前年度)
▽売上高    7、157(7、665)
▽営業利益   ▲183(65)
▽経常利益   ▲239(6)
▽当期純利益  ▲331(1)
▽一株益(円) ▲33・18(0・16)
▽一株配(円)  00・00(00・00)
  【平成14年度11月期単独予想】(単位・同)
▽売上高   7、100
▽経常利益     50
▽利益        50
▽一株益(円)  5・00
▽一株配(円)  00・00

■<神東塗料>ISO14001認定取得

 神東塗料(堀辺治信社長)は1月28日、東京事業所(東京都江東区)と尼崎事業所(尼崎市)において、ISO14001の審査登録を取得した。
 同社ではすでに、千葉事業所が同資格を取得しているが、これにより全社(3事業所)での登録となった。  同社ではかねてより、品質・安全・環境に関する経営基本方針を策定し、環境に関しては、「製品の開発から廃棄にいたるまでの全生涯にわたり、環境負荷の評価と低減を継続的に行い、環境保護に努める」との全社方針のもと、全従業員が一丸となって取組んできた。(詳細は2月18日発行・記事へ)

■<日本建築仕上材工業会>「会報」第96号

 日本建築仕上材工業会(岩崎行男会長)の広報誌「会報」の第96号が発刊された。
 今回は「これからの循環型社会に思う」と題した、戸田建設技術研究所・三浦勇雄氏のゲスト寄稿が掲載されている。この中で三浦氏は、設計者・メーカー・ユーザー・運用者・行政などが一体となって環境配慮型建材(エコマテリアル)の開発に力を入れるべきだとしている。
 他に、▽研究報告「塗膜上に発生した雨筋汚れの評価方法に関する研究」▽トピックス「NPO法人湿式仕上技術センター設立へ」▽わが社の自慢「エスケー化研・セラタイトシリーズ」▽コラム「痛さとうれしさと…」

■<関西リニューアル協議会> 「リフォーム&リニューアル」bT

 関西リニューアル協議会(中川九彦会長)の会報誌「リフォーム&リニューアル」の第5号が発刊された。  今回は、「リニューアル時代の到来に業界はいかに立ち向かうか」と題し、新春座談会を掲載している。出席者は、(社)大阪建築士事務所協会リニューアル部会・十川和幸氏、桶谷清幸氏、中川会長、今井宗一理事と司会の影山武男専務理事の5名で、「リニューアルのマニュアル化」「相談から完成まで一貫して請負う」「求められる技能レベルとモラルの向上」などの内容で討論している。
 他に、▽今月の話題「リフォーム工事増加傾向続く」▽関リ協ブランド商品紹介「NMRパイプテクター」▽最新材料・工法ワンポイント解説「鉄筋コンクリート外壁の劣化調査・診断・補修手順」▽リニューアルエッセイ「総合力アップのために」▽現場パトロールを終えて▽今月の会員紹介「旭技建」「関西水理」、など。

■<日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会>広報誌 「Structure Painting」

 (社)日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会の広報誌「Structure Painting」第29号が発刊された。
 今回は「技術報告」として、▽福岡高速5号線鋼橋の防錆方法について▽名古屋高速道路における塗替え塗装の変遷▽河川鋼構造物用塗料の曝露試験、を掲載している。
 その他の項目は次の通り。  ▽カラーグラビア「福岡高速5号線―亜鉛・アルミ金属溶射による防錆方法」▽これからの鋼橋塗装技術への期待▽技術資料「アメリカSSPCの刊行物について4―工業塗装者の訓練3」▽技術雑感「構造物診断技術の意味」▽特別寄稿「匠の足跡を訪ねて14―名橋紀行・ロンドン・タワーブリッジ」▽よもやま話「大雪で高速道路が止まった」