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◆ 日本塗装時報 2002年3月18日発行 1782号掲載記事◆

■日塗装会員の年間完工高  前年比1・4%減の8421億円に

 (社)日本塗装工業会(大澤茂樹会長)は、01年度(平成13年度)の塗装工事業者実態調査の結果をまとめた。それによると、年間完成工事高の総額は8421億8千7百万円で、前年比1・4%の減少。1企業平均では2億4千百万円となり、前年比では逆に1・7%増えている。支部別では19支部で増加したが、28支部で減少した。今回の調査では、昨年の3月決算の実績が多いためか、予想以上に堅調な結果となった。(詳細は3月18日発行・記事へ)

■常用工は1.8%減少塗装の日就労調査  

 日本塗装工業会はこのほど、昨年11月16日の「いいいろ塗装の日」に実施した就労調査の結果をまとめた。(回答率は56.21%)  常用工の合計は2万2766人で、昨年の調査に比べて1.8%の減少。外注は同3.2%減の2万9848人となった。  常用工の内訳は、建築塗装工が1万6798人、橋梁塗装工が2789人、その他塗装工が3179人。外注の内訳は建築塗装工1万7452人、橋梁塗装工4327人、その他塗装工2453人、仮設工1832人、防水シーリング2511人、その他1273人となっている。

■<日塗装>理事会と全国地域 ブロック理事会を開催

 日本塗装工業会は2月19日、東京・浜松町東京會舘で第189回理事会を開いた。
 当日の議案は▽13年度事業報告▽同仮決算案▽役員改選▽14年度事業計画案▽14年度収支予算案▽新規加入者承認・退会者報告▽報告事項(塗装工事業者実態調査結果速報値、第6回塗装技術研究発表会)。  また、これに先立って、第3回全国地域ブロック理事会を開き▽各種表彰候補者推せん▽会議開催日程案▽第43回総会・全国大会の件▽建設業経営革新緊急促進事業−−などの議案を審議した。

■<日塗装>会員数 3556社に

 日本塗装工業会の会員数は2月19日現在で3556社となった。昨年12月18日の理事会開催時は3569社であったが、その後2社が入会、15社が退会している。(詳細は3月18日発行・記事へ)

■<日塗装>総会と全国大会 5月23日岡山で開催

日本塗装工業会の第43回定時総会と第29回全国大会は、5月23日に岡山市で同時開催される。  概要は次の通り。
 【会場】ホテルグランヴィア岡山(JR岡山駅前)
 【総会・大会の日程】総会=14時〜16時▽記念講演=16時〜17時▽懇親会=18時30分〜20時30分
 【見学会】
24日8時ホテル出発、岡山後楽園、倉敷・大原美術館、チボリ公園などを見学、16時頃解散。
 【ゴルフ会】24日7時ホテル出発、鬼ノ城ゴルフ倶楽部でプレー、16時頃解散。

■<日塗装> 湿式外断熱工法など成果報告 第6回塗装技術研究発表会

 (社)日本塗装工業会は2月20日、東京・建築会館で第6回塗装技術研究発表会を開催した。
 今回は▽コンクリート構造物改修技術▽非塩素系溶剤形剥離剤▽湿式外断熱工法▽新外壁用塗装材料▽改修工事品質保証体制――など幅広い分野での研究成果が報告された。また最近注目されている「光触媒」「建築用耐火塗料」についての特別講演も行われた。
 当日は、官公庁、建築設計関係者ら多数が出席。発表に先立って大澤会長は「環境対応への社会の要求が高まっている今、それに対応できる技術が重要性を増している。本会では社会の要求に沿った技術の研さんを積み重ねており、ここで2年間の成果を披露したい」と開催の趣旨を説明した。
 続いて発表会に移り、各担当者はパソコンやスライドなど、ビジュアルを交えて分かりやすく説明した。(詳細は3月18日発行・記事へ)

 

■小規模店で業績が悪化日塗商経営活動調査

 日本塗料商業組合(大花成彦理事長)はこのほど、平成13年度の経営活動調査報告書をまとめた。
 調査の対象は、同組合の加盟店で、1852社に調査票を送り、回答があった520票を集計した(回答率28・8%)。
 それによると、過去1年間の売上が「増加した」と答えた企業が22・3%と、前回調査の8・9%を大きく上回った。逆に「減少した」と答えたのは45・2%(前回66・9%)で、景気低迷の底だと言われた平成9年度から回復しつつある。規模別では、1億円未満の企業のうち増加したのは10・8%。これに対して、10〜30億円未満では40・8%が増加、30億円以上では36・1%が増加となっており、いずれも前年度より回復傾向にあるものの、小規模店ほど厳しい経営状況に立たされていることが示されている。

 今後1年間の見通しは、企業規模に関係なく「横ばい(35・4%)」「減少(50・8%)」が多く、「増加」の回答は7・9%に留まっている。
 パソコンの利用については、平成5年の時点で38・7%、11年81・3%だったものが、今回は86・7%になっている。利用目的では、インターネット、Eメールが圧倒的に増加し、FAXと同様、コミュニケーションのツールとして利用されている。
 また、同組合ではEDIシステムの開発が進行中だが、導入予定のある販売店が20・0%、「コスト負担が可能なら導入」が33・3%、「メリットが大きい機能などがあれば導入」が33・7%との回答があった。

■<日塗協中部>シルバー人材センターで 講習会を開催

 (社)日本塗料協会中部支部(乃一稔支部長)は2月19・20日の2日間、三重県志摩郡阿児町で講習会を開催した。 同支部では、塗料と塗装の普及活動を積極的に展開しているが、今回の講習会は昨年に引き続き、(社)阿児町シルバー人材センターの要請に基づき開催されたもので、25名の参加者があった。

講習会テーマ
▽1日目「塗料と塗装の基礎知識」(於サンライフ阿児・多目的ホール)
▽2日目「塗装実習」(於阿児町社会福祉協議会事務所)。
 講師は、カンペハピオ名古屋営業所・兼子暁次係長、(社)日本塗装工業会三重県支部・井面裕一支部長、(社)日本塗料協会中部支部普及部会長・北岡國次氏。
 内容は、1日目は同協会の「ペインティングホリデー」ビデオを放映し、塗料と塗装に基礎知識について説明を実施た。2日目は、同事務所の外壁、玄関木部、園芸台木部の塗装や戸建一軒の外壁塗装を仕上げるといった大掛かりな塗装実技指導を行った。実技指導で見せた指導員の塗装技術に参加者は感銘を受け、「やはり外壁は専門家に依頼したい」という声も多くあった。(詳細は3月18日発行・記事へ)

■<大塗装>産業廃棄物の 組合共同処理事業を開始

 大阪府塗装工業協同組合(石渡敏一理事長)は、組合員企業から排出される残ペンなどの産廃処理について、適正処理をする産廃業者と提携し、収集運搬・中間処理・最終処理の共同事業を開始する。
 提携業者は、尾道開発大阪営業所(尼崎市田能3-9-77、電話06・6497・3707、本社・広島県尾道市長者原1-220-37)。

 処理費用は、
▽廃塗料回収処理―1斗缶(1、400円)、1ドラム缶(14、000円)
▽特管廃塗料回収処理―1斗缶(2、000〜4、000円)
▽廃プラスチック回収処理―1立米(14、000円)
▽その他廃棄物―別途見積り。(大阪府下の場合の回収価格。他地域については要問合わせ)

■「リニューアル市場の動向と環境への配慮」NSK講演会を開催

 日本建築仕上材工業会(略称・NSK、岩崎行男会長)は2月13日、大阪・建設交流館グリーンホールで「環境保全へのグリーン調達」「補修・改修活動」をテーマに講演会を開いた。
 同会は、NPO法人「湿式仕上技術センター」を設立し、一般市民が安心して暮らせるまちづくりと建物の保全のために講演・講習・情報提供などの事業を進めているが、今回の講習会はその一環として実施されたもの。
 講演に先立ち、矢野俊哉大阪支部長が開会の辞を述べ、続いて岩崎行男会長が「大阪における講演会は、時代に応じた内容で開催され、今回で10数回を数える。この不況の時代を何とかこのような行事で吹き飛ばしたい、というのが願いだ。このほどNPO法人を立ち上げたが、NPO法人として市民が安心して暮らせる街づくりを目指し、高品質な仕上材を市場に供給することを目標として活動していきたい」とあいさつした。(詳細は3月18日発行・記事へ)


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