◆ 日本塗装時報 2002年5月18日発行 1784号掲載記事◆ |
|
■春の叙勲
政府は、02（平成14）年度の叙勲受章者を発表した。塗装業界からは、勲六等単光旭日章に永楽正美氏、勲六等瑞宝章に佐藤正一氏、白石巌氏が選ばれた。国土交通省関係の伝達式は９日、東京・赤坂プリンスホテルで行われた。
【勲六等単光旭日章】 ▽永楽正美氏（57歳）梶原塗装工事部長。福岡県
【勲六等瑞宝章】 ▽佐藤正一氏（60歳）大盛塗装工業総職長。岩手県
▽白石巌氏（61歳）ひだの塗装工業工事部長。北海道
|
| |
|
■春の国家褒章
政府は、02年度春の褒章受章者を発表した。塗装業界からは稲川三津雄氏、井面祐一氏、石渡敏一氏が選ばれた。伝達式は14日、同省内で行われた。
【黄綬褒章】 ▽稲川三津雄氏（65歳）百橋塗装工業社長、元日本塗装工業会理事、現同会工事指導員、同東北支部連合会常任理事、同青森支部支部長、青森県塗装事業協同組合専務理事、三沢商工会理事・建設部会長、全国左官タイル塗装業国民健康保険組合会議員、青森県塗装支部長、青森県職業能力開発協会理事。青森県
▽井面祐一氏（61歳）イノモ塗装社長、元日本塗装工業会理事、現同会工事指導員、同三重県支部長、三重県鋼橋塗装作業技能検定委員、三重県塗料塗装振興会副会長、建設業労働災害防止協会三重県支部監事、久居商工会議所議員、三重県建設産業団体連合会理事。三重県
▽石渡敏一氏（62歳）石渡康三郎塗装店社長、全国マスチック事業協同組合連合会理事、近畿マスチック事業協同組合専務理事。大阪府
|
| |
|
■＜日塗装＞ペインテナンス キャンペーン品質委員会を新設
日本塗装工業会（大澤茂樹会長）は、今年度から品質委員会を新設、需要委員会からペインテナンスキャンペーン事業を引き継ぐとともに、自主的品質管理体制の確立を図ることになった。また、従来の情報、広報両委員会は情報委員会に統合、新しい８委員会体制でスタートする。
今年度から新設される品質委員会は「品質保証に関する研究及び指導・リニューアル工事対応の調査研究及び展開」を主な事業として、
①自主的品質管理体制（官公庁工事・元請リニューアル工事等）
②戸建住宅リフォームサービスシステム
③改修施工技能工の育成――を事業計画に策定。
具体的事業としては、「自主的品質管理体制の確立・指導」のため、
▽検査要員（インスペクター）の育成▽企業内施工管理者の育成
▽品質保証の調査研究を推進するほか、戸建住宅塗り替えキャンペーン（ペインテナンスキャンペーン）の実施、改修施工技能工研修テキストの作成などを行う。 （詳細は5月18日発行・記事へ) |
| |
|
■日塗装会員３５２８社に
日塗装の会員数は４月16日現在で３５２８社となった。２月19日の第１８９回理事会開催時より44社が退会、16社が入会、差し引き28社減少した。 |
| |
|
■＜関西ペイント＞新社長に世羅氏
関西ペイントは４月25日、白岩保社長が代表権のある会長に退き、新社長に世羅勝也氏が就任すると発表した。就任予定は６月27日。
同氏の略歴は次の通り。
昭和17年３月８日生まれ、60歳。山口県出身。昭和39年３月広島大学工学部卒業、同４月同社入社。平成元年３月自動車塗料本部第２技術部長、６年３月自動車塗料本部副本部長、７年６月取締役・技術開発本部長、10年６月常務取締役・技術開発本部長、11年６月代表取締役専務取締役・技術、技術研究、色彩研究、塗装技術研究、製品開発研究、品質・環境、海外管掌技術本部長。 |
| |
|
■＜日塗装大阪支部＞新支部長に別所宏昭氏 
日本塗装工業会大阪府支部の第48回総会は４月23日午後、大阪塗料会館で行われ、任期満了に伴う役員改選の結果、別所宏昭氏が新支部長に選ばれた。
議事では、13年度事業報告、13年度収支決算報告・監査報告、会費および徴収方法案、14年度事業計画案、14年度収支予算などを審議し、承認した。
役員改選の結果は次の通り。
【支部長】別所宏昭（大阪塗装 ）
【副支部長】五十嵐建二（五十嵐塗装店）▽岡村晃明（岡村塗装工業）▽山本功通（山洋塗工）（詳細は5月18日発行・記事へ) |
| |
|
■＜大塗装＞産廃処理事業が好評
大阪府塗装工業協同組合（石渡敏一理事長）は産業廃棄物の共同処理事業をこのほど始めたが、すでに多くの組合員から注文を受け、好評を得ている。
同事業は、尾道開発大阪営業所（尼崎市）と提携し、組合員から排出される産廃物を共同処理するもの。同組合員の場合、１斗缶あたり１４００円（運賃込み）と安く、５日以内に事業所、工事現場を問わず回収する。マニフェスト、最終処分証明、行政提出書類などにも対応する。
問い合わせ先は、尾道開発大阪営業所（０６・６４９７・３７０７）。 |
| |
|
■＜関西ペイント＞ マレーシアＳＫＰを子会社化
関西ペイント（本社・大阪市）は、マレーシアのSime Kansai Paints Sdn.Bhd.（略称：ＳＫＰ）の追加株式を取得した。
ＳＫＰは、SD Holdings（マレーシア財閥企業・サイムダービーの１００％子会社）が70％、当社30％で設立されたが、３月29日、SD Holdingsの保有する株のうち30％分を購入したことで同社の保有株式が60％となり、ＳＫＰは子会社となった。未着手だったオペレーションも、同社主導の経営をベースに５月よりスタートする。
概要は次の通り。
▽商号：Sime Kansai Paints Sdn.Bhd.（サイムカンサイペイント社）
▽代表者：取締役社長・長谷川和久
▽所在地：2 Solock Waja 2,Kawasan Perindustrian Bukit Raja,41710 Klang,Selangor,Maiaysia
（マレーシア・クアラルンプール市郊外）
▽設立：97年８月 ▽主な事業内容：自動車用および工業用塗料の製造販売
▽決算期：12月 ▽従業員数：約１００名 ▽事業所：所在地と同
▽資本金：ＲＭ２０、０００、０００（約７億円） ▽発行済株式総数：２０、０００、０００株
▽株主：関西ペイント１２、０００、０００株（60％）SD Holdings８、０００、０００株（40％）
▽生産能力：８００㌧／月
（詳細は5月18日発行・記事へ) |
| |
|
■＜日本ペイント＞大日本インキと合弁会社を設立
日本ペイントと大日本インキ化学工業は昨年９月26日、「金属板用プレコート塗料事業の合弁計画」について発表したが、同計画の審査が完了し合弁会社を設立、４月１日より事業を開始した。
新会社の概要は次の通り。
【会社名】日本ファインコーティングス
【本社】東京都品川区南品川４―１―15
【営業所】東京・大阪
【資本金】２億円
【資本準備金】２億円
【出資比率】日本ペイント60％、大日本インキ化学工業40％
【設立登記日】平成14年３月８日
【事業開始日】平成14年４月１日
【事業内容】金属板用プレコート塗料の開発・製造・販売
【事業地域】日本国内 【従業員】約１００名 【決算期】３月
【初年度売上目標】約１５０億円／年
【役員】代表取締役社長・酒井健二（日本ペイント）▽取締役副社長・保戸塚政雄（大日本インキ）▽常務取締役・足立節男（日本ペイント）、松尾弘司（大日本インキ）▽非常勤取締役・上埜博基（日本ペイント）、青木次郎（大日本インキ）
【監査役（非常勤）】籠谷二郎（日本ペイント）▽渡辺秀（大日本インキ） |
| |
|
■＜ロックペイント＞辻会長上寿記念会 クラシック音楽を堪能
ロックペイント（本社・大阪市）の辻巌会長は４月24日、百歳（数え年）を迎えたことを記念し、リーガロイヤルホテル（大阪市北区中之島）で上寿記念音楽会およびパーティを開催した。
記念会には同社取引先・販売店・業界関係者など約６５０名が出席。第１部の音楽会では、取締役・小池義郎氏の司会により同ホテル・ロイヤルホールで行われた。
音楽会のプログラムおよび演奏者は次の通り。
【歌唱の部：ピアノ伴奏】 ▽テノール独唱：畑儀文、 ピアノ伴奏：松川儒▽曲目：バッハ作曲「アヴェ・マリア」など、計４曲
▽ソプラノ独唱：釜洞祐子▽曲目：メンデルスゾーン作曲「歌の翼に」など、計３曲
【オペラアリアの部：オーケストラ伴奏】 ▽管弦楽：テレマン室内管弦楽団▽曲目：モーツアルト作曲「歌劇・フィガロの結婚より」など、計６曲
第２部の懇親パーティーでは、テレマン弦楽奏をバックに、和やかな歓談の時を過ごした。
辻会長のあいさつ 私の「上寿を祝う会」ということで、ごあいさつとして思い出などを語りたいと思う。
私は幼少を奈良県・五條町で過ごした。当時は電気が無く、ランプの生活だったが、その火をともすことと掃除が私の役目だったことなどを記憶している。
その後、神戸・西宮と移り住んだが、西宮で暮らしていた際、大空襲で焼け出された。そして、疎開のためにと購入してあった和歌山の家に父と共に引っ越した。新しい住居は、和歌山と奈良の県境にある便利の悪い山間だったが、筧からはきれいな水が四六時中流れ、宅地・森林・水田を合わせて約５０００坪あるなど父のお気に入りの場所となり、大阪に戻ってきてからも避暑地として毎年利用していた。
このように、次々と１００年間の出来事が思い出される。ここまで生きることができ、いまだ毎日、杖もつかずに会社へ行けることをたいへん嬉しく思う。 |
| |
|
■＜大日本塗料＞ 大阪事業所で ＩＳＯ１４００１認証取
大日本塗料（本社・大阪市）は、大阪事業所で３月25日、ＩＳＯ１４００１の認証を取得した。
取得概要は次の通り。
▽社名（事業所名）：大阪事業所 ▽所在地 大阪市此花区西九条６丁目１番１２４号 ▽登録証番号：ＪＣＱＡ―Ｅ―０３７５
▽登録日：平成14年３月25日 ▽認証機関：日本化学キューエイ ▽環境マネジメントシステムの範囲：塗料（汎用、防食用、船舶用、自動車補修用、重車輌・産業機械用、木工・建材用および金属焼付用）の設計・開発・製造・販売ならびに樹脂フィルムの販売
また、同社の那須・小牧・鶴見・相模原および滋賀の各事業所も平成15年の認証取得に向けて活動を開始している。 |
| |
|
■＜扇商会＞ ＩＳＯ１４００１認証取得
扇商会（本社・大阪市北区）は３月22日、ＩＳＯ１４００１の認証を取得した。
概要は次の通り。
【認証年月日】平成14年３月22日 【認証機関】ＢＳＩ 【認証範囲】本社事務所
【内容】国際的な問題となっている環境に対し、環境保全・環境改善および汚染予防を目標に掲げ、積極的に環境問題に取り組んでいる。営業面におきましても、環境に配慮した商品の拡販および情報の提供を行い、社内では省エネルギー・省資源を目標に設定して継続的に推進している。また、ＩＳＯ１４００１認証を取得することにより企業の社会環境に対する信頼性の向上につながり、営業面での優位性が増幅されるものと思っている。
|
| |
