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◆ 日本塗装時報 2002年7月18日発行 1786号掲載記事◆

■塗装関係は7氏・1団体に国土交通大臣表彰

 国土交通省は7月10日、02年度国土交通大臣表彰者(建設事業関係功労)を発表し、同省内にて表彰式を行った。
 今回、国土交通大臣から表彰を受けたのは252人の功労者と8つの優良団体。塗装関係からは次の7氏と1団体が表彰を受けた。

 【功労者】小鯛勝彦(66)創美興業・代表取締役、日本塗装工業会顧問、奈良県▽水野汎幸(62)水野塗装店・代表取締役、日本塗装工業会福岡県支部・支部長、福岡県▽山田光起(59)山起塗装工業・代表取締役社長、日本塗装工業会顧問、埼玉県▽今井貞夫(57)昭和建装・代表取締役社長、全国マスチック連合会・理事、関東マスチック事業協同組合専務理事、神奈川県▽福田幹夫(61)福田塗装・代表取締役、日本塗装工業会理事、北海道▽山田晴通(62)山田塗装工業・代表取締役、日本塗装工業会神奈川県支部・副支部長▽高橋伸和(64)長岡塗装・代表取締役、日本塗装工業会・元副支部長、京都府
 【優良団体】富山県塗装協同組合

■「建専連」が発足副会長に大澤日塗装会長ら

 (社)建設産業専門団体連合会の設立総会が6月27日、東京・霞が関ビルで開かれ、会長に山崎善弘・日本機械土工協会会長、副会長に大澤茂樹・日本塗装工業会会長、橋本誠・全国日本鐵構工業協会会長が選ばれた。

 同会は、建設産業専門団体協議会(建専協、山崎善弘会長)と(社)全国専門工事業団体連合会(全国建団連、才賀清二郎会長)が発展的に改組して設立されたもので、建専協に加盟していた44団体が参加、業種を超えた横断的共通課題に取り組む。事業内容は▽建設産業専門業の経営力および施工力の改善に関する調査研究▽建設産業専門業に関連した契約・取引関係の適正化に関する事業▽技術・技能者の育成および労働条件の改善などに関する事業▽労働災害防止および環境保全対策に関する事業▽建設産業専門業に関連する情報収集ならびに研修会の開催▽官公庁その他関係機関に対する要請、意見具申、協力、意見交換▽建設産業専門業の社会的経済的地位の向上に関する啓発、宣伝−など。

平成14・15年度の役員

【会長】山崎善弘・日本機械日本機械土工協会会長
【副会長】大澤茂樹・日本塗装工業会会長▽橋本誠・全国日本鐵構工業協会会長
【常務理事】工藤光泰
【理事】梅田巖・全国基礎工業協同組合連合会会長▽山ア修英・全国クレーン建設業協会会長▽高宮春夫・全国建設室内工事業協会会長▽杉野正博・全国タイル業協会会長▽藤井稔久・全国道路標識・標示業協会会長▽才賀清二郎・日本建設躯体工事業団体連合会会長
【監事】足立浩一・全国圧接業協同組合連合会会長▽池本孝・日本左官業組合連合会会長

会員団体(6月27日)

【正会員】日本塗装工業会▽全国マスチック事業協同組合連合会▽カーテンウォール・防火開口部協会▽消防施設工事協会▽全国圧接業協同組合連合会▽全国管工事業協同組合連合会▽全国基礎工業協同組合連合会▽全国クレーン建設業協会▽全国建設機械器具リース業協会▽全国建設室内工事業協会▽全国コンクリート圧送事業団体連合会▽全国コンクリートカッター工事業協同組合▽全国タイル業協会▽全国地質調査業協会連合会▽全国鉄筋工事業協会▽全国鐵構工業協会▽全国道路標識・標示業協会▽全国防水工事業協会▽全日本瓦工事業連盟▽鉄骨建設業協会▽日本アンカー協会▽日本ウレタン断熱協会▽日本外装仕上業協同組合連合会▽日本機械土工協会▽日本基礎建設協会▽日本建築板金協会▽日本左官業組合連合会▽日本室内装飾事業協同組合連合会▽日本シャッター・ドア協会▽日本造園組合連合会▽日本建設業協会▽日本タイル煉瓦工事工業会▽日本鳶工業連合会
【特別会員】全国測量設計業協会連合会

■<日塗装>「いいいろ塗装の日」デザイン画を募集

(社)日本塗装工業会は、11月16「いいいろ塗装の日」のキャンペーンポスターのデザイン画を募集している。塗装の日の記念事業として実施するもので、今年で4回目。これまでは一般からの応募に限っていたが、今回は会員からも作品を募ることになった。

【募集内容】「いいいろ塗装の日」の告知ポスターとして使用する「塗装」をイメージした明るく楽しいデザイン画、もしくはイラスト。
【作品規定】B4判の用紙を使用し、画材は自由。「いいいろ塗装の日」のタイトルは、デザインの中に入れても入れなくても自由。
【応募資格】不問(プロ・アマ問わず)
【応募方法】作品の裏に、郵便番号・住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記して、〒107―0052赤坂七郵便局局留「いいいろ塗装の日」ポスターデザイン画コンテスト係へ送付。
【応募締め切り】7月31日消印有効
【賞品】最優秀賞1作品=賞金10万円および副賞▽優秀賞2作品=5万円商品券および副賞▽佳作3作品=3万円商品券および副賞
【発表】9月頃、日塗装のホームページ(アドレスは左記)で発表。http://www.nittoso.or.jp
【問い合わせ先】03・5563・0509

■<日塗装>先人に業界発展誓う 青木山本覚寺で合同供養式

(社)日本塗装工業会(大澤茂樹会長)は7月4日午前、横浜市神奈川区高島台の青木山本覚寺で、平成14年度(第25回)新納霊者供養式を行った。  青木山本覚寺は、横浜港開港時、アメリカ領事館として初代領事ハリスが駐在、境内に建立された交易談判所への塗装が、わが国の洋式塗装の始まりとされている。この本覚寺に、昭和53年、日本塗装工業会は全国塗装業者合同慰霊碑を建立。以来、毎年合同供養式を行い、全国の塗装業界物故者の霊を合祀している。

 式では、まず渡辺藤治・全国塗装業者合同慰霊碑運営委員長が「早いもので本会が創立30周年時に建立したこの慰霊碑も、四半世紀が経過した。私どもを取り巻く経済環境は、バブル崩壊後依然として低迷したままで、価格破壊という言葉そのものが今や過去の言葉となり、過酷な企業の生存競争が続いている。大手・中堅ゼネコンの倒産、大型企業同士の合併、ペイオフなど、今までに考えられない出来事が新聞紙上を縦横無尽にかけめぐり、私ども塗装業界ではその高波に飲み込まれ、苦しい経営を余儀なくされている。この殺伐とした社会の中で、この供養式を機に先人を偲び、ともすれば忘れがちになる暖かい心を思い出し、新たな気持ちで毎日の生活が送れるよう努力を重ねていきたい」とあいさつ。

 読経、焼香のあと、大澤会長は「本日新たに納霊された17柱の御霊を含め、建立以来1086柱を数えることになった。建設業を取り巻く環境は依然として厳しものがあり、本会の会員数も減少している。しかし、塗装業界は他の業界に比べると減少は少ない。これも先達の遺された偉業の賜物であり、その貴重な教訓を深く胸に刻み、会員が一致協力してこの難局を切り開き、新しい塗装専門工事業の構築に向け、努力することを慰霊碑に誓い、先人各位に報いたい」と述べた。

 このあと、本堂前で記念撮影を行い、全員で合同慰霊碑に参拝した。

今年の新納霊者  (氏名・死亡年月日・年齢・事業所名・役職)

 【青森】田中儀義(平成13年7月1日、68歳)田中塗装店社長
 【栃木】阿部育三(平成13年8月14日、52歳)阿部塗装店社長
 【山梨】鮎沢藤次郎(平成4年11月15日、74歳)鮎沢塗装興業会長▽鮎沢秀幸(平成13年10月24日、55歳)鮎沢塗装興業社長
 【東京】服部成喜(平成13年11月26日、70歳)服部塗装商事会長
 【神奈川】平田義一(平成13年9月11日、79歳)日本塗工会長▽白川健次(平成13年12月9日、68歳)白川塗装店社長
 【富山】三村雄治(平成14年4月11日、52歳)三村塗装社長
 【愛知】清水宏(平成13年5月23日、68歳)清水塗工店会長
 【三重】赤塚甚太郎(昭和25年4月3日、63歳)赤塚塗装店店主▽赤塚登(平成13年8月8日、82歳)赤塚塗装店会長▽橋川要太郎(昭和39年12月27日、橋川塗工店店主▽橋川務(平成14年3月12日、79歳)橋川塗工店取締役
 【島根】長岡照雄(平成14年1月25日、69歳)長岡塗装店会長
 【香川】河田正美(平成14年3月12日、84歳)大成塗工会長▽石田一男(平成14年4月20日、74歳)石田塗装工業所取締役
 【愛媛】池田益浩(平成13年9月11日、54歳)竹林塗装社長

■<中国塗>タールエポキシ塗料の 製造・販売を中止

 中国塗料(藤原三彦社長)は、今後2年以内をめどにタールエポキシ塗料の製造・販売を中止すると発表した。
 日本におけるタールエポキシ塗料の主な需要はバラストタンク用を中心とした船舶塗料だが、その使用理由は経済性と防食性能にあった。しかし、▽環境問題への関心の高まりとそれに伴う規制制定により欧米での使用量が大幅に減少している▽塗装作業の安全性、タンク内検査の効率を高めることを主眼としてIMOのMSC(Maritime Safety Committee)で採択されたSOLAS関連規則により98年7月以降建造されるタンカーおよびバルクキャリアーのバラストタンクの塗装色はライトカラーが望ましいとされたこと、などにより、日本とともに造船大国である韓国では、すでに80%近くがダークカラーのエポキシ塗料からタールフリー塗料へ転換している。

 こうした背景も踏まえ、同社では船舶塗装の合理化のために塗料品種の統合および塗装仕様の簡素化を目的とした船舶塗装システムCIT―21(Chugoku Innovated Technology 21)を推奨している。同社では、このシステムでのバラストタンク用塗料の脱タール化を課題の一つとして掲げ、これまでに脱タール化を提案してきた。最近は、国内船主・造船所のタールフリー塗料性能に対する理解も次第に高まり、国内においても同社ベースですでに約30%まで転換が完了しており、ユーザーのグリーン調達、PRTR対象有害物質の削減にも貢献するものと期待している。

■<日塗協>日塗装三重県支部と共催で「塗装講習会」開催

 日本塗料協会中部支部(乃一稔支部長)は、(社)日本塗装工業会三重県支部(井面祐一支部長)と共催で6月6日、三重県・久居市シルバー人材センター(川本敬信理事長)で塗装講習会を開催した。
 講習の概要は次の通り。

 ▽会場―三重県久居市東タカト町・サンライフ久居2階会議室
 ▽講習テーマ―「塗装の基礎知識について」「シルバーセンターの屋根塗装実技指導」
 ▽受講者数―15名
 ▽講師―「塗料と塗装の基礎知識について」中田和之氏(日本ペイント販売中部・津営業所長)、井面祐一氏(日本塗装工業会三重県支部長)
  「シルバーセンターの屋根塗装実施にあたっての塗装と安全指導」丸山健一氏(日本塗装工業会三重県支部副支部長)、小寺和夫氏、松村正弘氏、山口洋一氏、庄村博重氏、小林則孝氏(同支部監事)
 講習会を終えて井面支部長は「受講生は15名と少数だったが、塗装に興味のある方ばかりで、塗料の選定方法および安全性についての質問が多くあった。塗装実習では、受講者2名に対し指導員1名と、下地処から上塗りまで丁寧な指導ができたと思う。地域に密着した塗装普及活動ができ、有意義な講習会になったと思う」と語った。

■<大塗装>レンタル方式でコスト低減 改修工事支援ソフト説明会

大阪府塗装工業協同組合(石渡敏一理事長)は6月12日、大阪塗料会館で外壁補修積算ソフトの説明会を開催した。
 当日、浦田久生・資材委員長は「これからは時代のニーズに合う者しか生き残れない。今は第一にスピードが要求されている。このため本日紹介するソフトを使って、見積もりのスピードアップを図っていただきたい」と開催の趣旨を説明。
 続いてソフトを開発したエシェンツ・ジャパンの担当者が、パソコンを使って実際の画面上での積算方法を解説した。改修工事支援システム「NICE外壁補修積算Pro」は、レンタルの場合初期登録料15万円、年間サポート料5万円、操作指導料5万円、合計25万円で導入が可能。

■中島商会(岡山)ISO14001認証取得

中島商会(本社・岡山市)は5月23日、本社および全国22店舗でISO14001の認証を取得した。
 同社は、@廃棄物の減量および資源化ならびに省エネルギーの推進に取り組み、限りある資源を効率的に利用するA事業活動において環境配慮型商品の拡販推進を行い、環境負荷の低減を推進する、などを柱とした環境方針のもとに昨年度よりISO14001認証取得のための取り組みを実施していた。
 同社では、今回の認証取得をスタート地点とし、環境配慮型のマネジメントシステムを継続的に改善し、全社員の環境保全意識を高めると同時に地球環境との効果的な調和を目指す。

 取得概要は次の通り。

 【登録範囲】各種塗料、油脂類、工業製品の販売、保管および関係するすべての付帯業務ならびに企画・管理・情報処理などの業務にかかわる事業活動
 【登録サイト】本社および東日本事業部、中日本事業部、東中国事業部、西中国事業部、九州事業部内22店舗(本社、北海道営業所、仙台支店、福島営業所、東京支店、小出出張所、千葉支店、横浜支店、名古屋支店、堺営業所、大阪支店、姫路営業所、米子営業所、松江営業所、岡山支店、水島営業所、福山支店、東広島支店、広島支店、防府支店、宇部営業所、福岡支店、大分営業所)
 【審査機関】日本検査キューエイ株式会社
 【登録番号】E459

■<日塗装>会務管理室が記者会見

 日本塗装工業会の会務管理室(室長=白川隆幸副会長)は7月10日、第1回目の記者会見を行った。
 今年度から新設された同管理室は、日塗装の▽財務管理▽危機管理▽事務局管理▽会議開催▽広報▽功績者推薦▽国際交流―に関する業務を担当。具体的には、予算の編成・執行の管理(財務管理)や、本部の有事に備えた重要データの保存・ネットワークシステムの構築(危機管理)などを行う。
 当日は、白川室長、高橋専務理事、栗田常務理事が出席して業界記者団と懇談した。今後、定例記者会見は地域ブロック理事会および全国支部長会の開催時に実施するほか、各委員会で成果物が上がった場合にはタイムリーに発表していくまた、全国支部長会も報道に公開し、会の内外に向けたPRを強化することにしている。


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