■「分水嶺に立つ建設産業」建専連が全国大会開催

　（財）建設産業専門団体連合会（建専連、山�ｱ善弘会長）の全国大会は11月７日午後、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開かれた。
　建専連は今年６月に建設産業専門団体協議会（建専協）と（財）全国建設専門工事業団体連合会（全国建団連）が統合して発足した業種横断的な組織。正会員には日本塗装工業会など36団体、特別会員には５団体、合計41団体が加盟している。

　今大会では「分水嶺に立つ建設産業―建設専門業の新たな時代に向けて」をテーマに、大会宣言、ノンフィクション作家の山根一眞氏の基調講演、パネルディスカッション（４〜５面に関連記事）などが行われた。
　冒頭、山�ｱ会長は「エンドユーザーである国民の信頼にこたえ、良いものを適正価格で提供できる産業構造に転換するよう努力したい」とあいさつ。
　来賓の扇千景国土交通相は「かつて欧米先進国に追いつけ追い越せと頑張り、今日の経済大国になった。しかし、衣食住の中で最も遅れているのは『住』である。21世紀の『住』の発展を皆様のお力で実現したい。建設産業の中軸として、日本の経済再建のためにご努力いただきたい。21世紀、元気を出して頑張りましょう」と祝辞を述べた。

　「大会宣言」は次の通り。

　建設産業は、長期にわたる景気低迷、建設投資が減少する中で厳しい経営環境に直面し、今、分水嶺に立っているといえます。建設専門業者は、この現実を真しに受け止めるとともに、建設ものづくりの中核的担い手としての誇りと責任を持ち、自己革新を果たすことによって建設産業全体の体質改善・構造転換を実現し、建設生産活動を通じて、豊かで潤いのある国土づくりに貢献しなければなりません。建設産業専門団体連合会は本年６月、社団法人として新たなスタートを切ったところであり、建設専門業界を代表する政策提言集団としての役割りと建設専門業者の社会的・経済的地位の向上に努めてまいる所存であります。

　この大会を契機に、建設産業に対する国民の信頼と期待に応えるとともに、健全な建設産業の形成をめざして、
一、建設ものづくりの担い手として、自己革新に向けて確実な前進を実行します。
一、高品質施工、適正な施工費を追及し、エンドユーザーの期待に応えます。
一、生産システムの変革と環境に優しい施工法を研究し、安全施工に努めます。
一、建設産業の健全な発展を担う、有為な人材の確保育成を図ります。
　以上、関係者が一丸となって努力することを宣言いたします。

■秋の叙勲 勲五に増尾氏勲六に奥田、西山氏ら

■秋の褒章黄綬褒章に飛鳥氏

■＜大塗装＞建築塗装技能検定 事前講習会を実施

■山岸会長が再選全国マスチック連合会

　全国マスチック事業協同組合連合会（山岸純一会長）の第19回総会は10月29日、東京・明治記念館で開かれた。

　席上、山岸会長は「全国各単組の総会に出席したが、組合事業をうまく活用している組合員が増えているという実感を得た。長期性能保証事業の利用が定着し、ＰＢ商品の販売も順調である。今年のセミナーは『銀行との付き合い方』をテーマに実施し、タイムリーな問題を取り上げることができた。皆様からご意見をいただいて新しい事業の糧にしたい」とあいさつした。

　続いて13年度事業報告・決算、14年度事業計画・予算案を審議・承認した。13年度の長期性能保証利用額は、北海道７３２５万円、東北７７４７万円、関東２億７９１０万円、中部１９９５万円、近畿２億５２８７万円、中・四国１億４７１２万円、九州６９２０万円、合計９億１９７５万円で、保証残高の累計は55億８７６０万円となった。今年度の事業計画では▽長期性能保証事業の推進▽マスチックＳＦ・ＳＵ・Ｓｉの販売の拡大▽ホームページ等ＩＴ化への対応▽会員の増強対策への対応――を重点施策として推進する。また、来年２月18日に創立30周年記念式典を開催、中国への記念旅行を実施するほか、記念誌をＣＤ-ＲＯＭで発行する。
　任期満了に伴う役員改選では山岸会長が再選された。総会終了後は関東協組と合同で懇親会を開催、山崎拓衆議院議員、粟屋敏信衆議院議員（各代理）、又野己知・国土交通省総合政策局建設振興課課長、尾見博武・関東地方整備局副局長、中川忠・都市基盤整備公団技術監理部部長ら多数の来賓と歓談した。

　連合会の新役員
【会長】山岸純一（関東協組・理事）
【副会長】中村勝義（近畿協組・理事長）▽横溝武矩(関東協組・理事長)▽甲斐下雄司(同・副理事長)▽濱本俊樹（中国・四国協組・理事長）
【専務理事】堀越良雄（東北協組・理事長）
【常務理事】本郷保（北海道協組・理事長）▽清水康二（中部協組・理事長）▽川口学（九州協組・理事長）
【理事】樋本勝彦（北海道協組・副理事長）▽村山仁（同・専務理事）▽山口一寛（東北協組・副理事長）▽公木義二（関東協組・副理事長）▽鳥山金一郎（同・理事）▽今井貞夫（同・副理事長）▽諸橋俊雄（同・副理事長）▽江取義直（同・副理事長）▽山崎豊(関東協組・副理事長)▽外岡宣紀（中部協組・副理事長）▽石渡敏一（近畿協組・専務理事）▽辻村和雄（同・副理事長）▽山本邦彦(同・副理事長)▽木原信明（中国・四国協組、副理事長）▽大野良治（同・理事）▽保坂功夫（九州協組・副理事長）
【監事】橋本貞夫（関東協組・理事）▽内田芳夫（同・監事）▽田中保雄(近畿協組・副理事長)

■全国マスチック事業協同組合連合会　平成14年度事業計画

■＜日塗装＞常任理事会

■＜日塗商＞第１２３回理事会ＩＴ化推進などを重点施策に

■落書き消しに大塗装ら協力 堺市が官民一体で環境美化

　落書きによる街の環境の悪化が社会問題になっている中、大阪府警本部主催の環境美化イベントが10月12日に堺市・下田町で行われ、大阪府塗装工業協同組合（石渡敏一理事長）と大阪昭和会（森川肇会長）が塗装指導で協力した。

　米国での研究によると、汚れた街に犯罪が多発しており、逆に街を美化すれば犯罪が減少する傾向が顕著に認められるという。このため、大阪府警では昨年から落書き消しなどの環境美化活動に力を入れており、昨秋同市内で実施したところ地元からも好評を得た。

　当日は、地元の鳳、津久野、浜寺各中学校の生徒１１０人をはじめ、父兄、日本ガーディアン・エンジェルスのメンバーら多数が参加。ＪＲ阪和線と府道大阪高石線の交差するアンダーパス防護フェンスや地下道壁面など、合計１１５７平方�bの落書き消しに取り組んだ。大阪府塗装工業協同組合や大阪昭和会のボランティアは、中学生らにローラーの使い方などを分かりやすく指導。また、塗装資材は大阪塗料商業組合（小島正勝理事長）が提供した。

　作業終了後は、再び汚されないよう落書きの防止を訴える立て看板を設置したあと、堺市の職員から参加少年全員に修了証を贈呈した。

　大阪府警では「環境美化活動を通じて、少年の規範意識の啓発を図るとともに、安全で安心して暮らせる美しい街づくり」を目指し、今後も地域ぐるみで取り組んでいく考え。

■マンション管理をサポート「集合住宅改善センター」関西でＮＰＯ法人設立へ

■設立趣旨書 関西でＮＰＯ法人設立へ

■「愛される組合に」関東マスチック協組

　関東マスチック事業協同組合（横溝武矩理事長）の総会は10月29日、連合会総会に先立って明治記念館で開かれ、14年度事業計画・予算案などを審議した。

　あいさつに立った横溝理事長は「バブルの時代までの成長が止まると、大量の設備投資が不要になり、銀行も貸出金利を上げる方向にある。このような時期を迎え、自社の経営をシミュレーションすることでまた違ったものが見える。経営者・役員は、今後の日本の変化の方向を見定めることが肝心だろう。昨年度は大型工事が減り、長期性能保証事業も落ち込んだが、すでに利用会員は半数以上に達している。今後とも皆様に愛される組合にしていきたい」と述べた。

　新役員は次の通り。

【理事長】横溝武矩（横溝塗工店）
【副理事長】公木義二（公木塗工）▽甲斐下雄司（アイワ建装）▽諸橋俊雄（諸橋塗装）▽江取義直（信州建装）▽今井貞夫（昭和建装）▽山崎豊（寺門塗装工業・新任）
【専務理事】鈴木浩之（久野建装・新任）
【理事】山岸純一（ヤマギシリフォーム工業）▽鳥山金一郎（トリヤマ）▽橋本貞夫（橋本塗装店）▽北原正（北原工業）▽多賀谷嘉昭（久保田商店）▽佐藤周平（佐藤興業）▽野口陽一（日幸化学工業）▽塚原康志（中村工業）▽西野一（ニシノ清塗工）▽中島國雄（中島塗装）▽高橋義行（高橋義行塗装工芸社）▽久保裕（久保塗装）▽松本洋幸（マツモト工業所）▽原敬次郎（美光堂）▽梶原廣夫（梶原塗装）▽斎藤章（ピーテック）▽山岸博（山岸塗装）▽角田秀幸（角田塗装店）▽平川博（平川塗装）▽山縣伸由（山縣塗装店）▽中島敬夫（中島塗装店）
【監事】山崎頴三郎（ヤマザキ）▽内田芳夫（信越塗装工業）▽五明良平（五明）

■需要開発に全力 近畿マスチック協組

■マスチック各単組の新役員

■大阪塗装技能士会 「技能フェア２００２」に出展

■＜大塗工＞14年度優秀従業員表彰式　中核リーダーとして期待」

大阪塗料工業協同組合（田中弘文理事長）の第49回優秀従業員表彰式が11月８日、大阪塗料会館で行われた。

　席上、田中理事長は、「当組合の優秀従業員表彰制度は、昭和29年に第１回目がスタートしてより、今年で49回を数える。今回表彰を受けられる38人を含め、１７８６人の方々が表彰を受けたが、今日の塗料業界の発展はその方々の努力によるものである。日本経済は、株安、ドル安、金利安の３安の只中にある。これからもしばらく続くであろう難局を乗り切るためにも、みなさんが中核リーダーとなって活躍されることを期待している」とあいさつ。

　被表彰者38人を代表して、鈴木田智子氏（大阪塗料工業）に表彰状と記念品を贈呈した。

　続いて、来賓の近畿経済産業局産業振興部製造産業課・井岡秀自課長、大阪府知事代理・諏訪俊也参事から祝辞があり、これに対し被表彰者を代表して藤田勝男氏（イサム塗料）が謝辞を述べた。この後、商工中金営業第二部・笠岡茂部長の発声で乾杯を行った。

　被表彰者は次の通り。

　▽眞柄昌弘（オリエンタル塗料工業）▽田村英一（ミクニペイント）▽奥弘克（斎藤塗料）▽加減良二（日東三和塗料）▽古川正貴、楢橋通（アサヒペン）▽瀬川義隆、杉本正浩、吉田孝（桜宮化学）▽鈴木一次（関西パテ）▽前野壮男（テイパ化工）▽佐藤泰三（近庄化学）▽渡部新一（久保孝ペイント）▽大野茂男（ミリオンペイント）▽廣川政美、片岡正広（大同塗料）▽平井臨（大信ペイント）▽鈴木田智子（大阪塗料工業）▽日野護（カシュー）▽小西美喜男、佐古和夫（大橋化学）▽上田一夫（日亜ペイント）▽河野士朗（三彩化工）▽若月貴洋（中央ペイント）▽山内久志、北野薫（大泰化工）▽吉野登統（カナヱ塗料）▽松原義晴、藤田勝男、中島昭夫（イサム塗料）▽水原孝次（三精塗料工業）▽大曽康夫（ターナー色彩）▽坂東亮二、秋本誠一、矢野有吾（サンユーペイント）▽田村清、立石勝巳（水谷ペイント）▽濱中勝利（石川ペイント）

■＜大塗装＞三橋副理事長のシュークリーム店 ＯＭＭビルで新規オープン

■＜日塗協＞建築塗装講習会開く

■＜関西ペイント＞「発明報償制度」を制定 発明の帰属を明確に

■＜日本ペイント＞「カラモニー」 ＪＡＬマイレージバンクと提携

■＜日本ペイント＞「カラーコスモス」第25号

■＜大日本塗料＞「グループショールーム」を新設

■＜大日本塗料＞「プラスチックフェア２００２」 コーティング実演を実施

■＜恒和化学＞創立55周年 特約店対象に キャンペーン実施