アサヒペンは増益
新タイプの着色ニスが好調

 アサヒペンが11月22日発表した平成15年度3月期中間決算は、連結売上高が前年同期比8・3%減の128億3千3百万円となったが、営業利益は合理化効果により、同45・7%増の9億9千1百万円、純利益は同51・2%増の3億2千5百万円となった。非効率商品の整理および商品全般のコストダウンを図り、売上高営業利益率は、前年同期の4・9%から7・7%へと大幅上昇している。
 塗料事業では、水性塗料や今期に発売した新タイプの着色ニスが好調で、売上高は同3・3%増の72億7千9百万円。メンテナンス用品・日用雑貨・園芸用品事業で20・1%減の55億5千4百万円となった。
 今後は、個々の商品に競合品にはない特長を付与し、販売量の増加を図るとともに、効率経営に徹することで収益拡大に努める。

【15年9月期連結中間業績】(単位百万円、カッコ内は前年度)

▽売上高 12,833(13,996) 
▽営業利益  991(680)
▽経常利益  733(627)
▽利益 325(215)
▽一株益(円) 6.77(4.48)

【15年連結予想】(単位同・カッコ内は前年度)

▽売上高  24,800(26,517)
▽経常利益  1,150(942)
▽利益  260(27)
▽一株益(円)  5.42

【15年度単独中間業績】(単位同・カッコ内は前年度)

▽売上高  9,966(10,748)
▽営業利益 1,079(855)
▽経常利益 884(822) 
▽利益  440(416)
▽一株益(円)  9.18(8.66) 

【15年単独予想】(単位同・カッコ内は前年度)

▽売上高  19,500(20,640)
▽経常利益  1,580(1,516)
▽利益  480(470)
▽一株益(円) 10.00(9.78)
▽一株配(円)5.50(5.50)