神東塗は減収減益
官公庁予算減少が影響

 神東塗料が11月22日に発表した平成14年度3月期中間決算は、連結売上高が101億1千7百万円で、不動産売却での収益があった前年同期と比べ、12億8千3百万円の減少となった。利益面では、連結経常利益が9千9百万円減の4億8千5百万円、中間純利益が1億9千6百万円減の2億1千万円となっている。

 塗料事業では、工業塗料分野で水系塗料の開発が進展したものの、開発産業の操業度低下などにより出荷が若干減少。また、防食用塗料・道路施設用塗料、汎用・建築用塗料分野でも出荷が減少し、連結売上高は前年同期比8億9千1百万円9減の1億9千万円となった。
 化成品事業は、連結売上高は同2百万円増の9億2千6百万円と概ね順調に推移している。
 通期では、連結で売上高203億円(前期比91・4%)、経常利益10億円(同108・1%)、当期純利益(同80・1%)を見込んでいる。

【15年連結中間業績】(単位百万円、カッコ内は前年度)

▽売上高 10,117(11,400) 
▽営業利益  525(727)
▽経常利益  485(584)
▽利益 210(406)
▽一株益(円) 6.78(13.11)

【15年連結予想】(単位同・カッコ内は前年度)

▽売上高  20,300(22,205)
▽経常利益  1,000(925)
▽利益  500(624)
▽一株益(円)  16.13(20.13)

【15年度単独中間業績】(単位同・カッコ内は前年度)

▽売上高  8,478(9,684)
▽営業利益 429(623)
▽経常利益 415(461) 
▽利益  180(350)
▽一株益(円)  5.84(11.29) 

【15年単独予想】(単位同・カッコ内は前年度)

▽売上高  17,000(18,774)
▽経常利益  900(822)
▽利益  450(546)
▽一株益(円) 14.52(17.64)
▽一株配(円)5.00