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◆日本塗装時報 2005年9月18日発行 1831号掲載記事◆

■日塗装大阪府支部 創立50周年を盛大に祝う

 日本塗装工業会大阪府支部(別所宏昭支部長)は8月26日、大阪・ホテル阪急インターナショナルで、創立50周年記念式典を開いた。
 第二部の記念祝賀会には、会員、受賞者、来賓合わせて166人が出席。ホームページ用に作成したビデオの上映で始まり、来賓の中山泰秀前衆議院議員、太田房江知事(代理)、藤本貴也近畿整備局長が祝辞を述べたあと、北浦敏一近畿建専連会長の発声で乾杯、なごやかに歓談した。

【国土交通省総合政策局長表彰】
五十嵐建二(五十嵐塗装店)▽原田允弘(原田塗装工業)▽落合五雄(大門塗装工業)

【日本塗装工業会会長表彰】
別所宏昭(大阪塗装)▽山本功通(山洋塗工)▽早瀬利典(大阪塗工)▽西田壽克(西田塗装店)▽竹延信(竹延)▽森川肇(ヤオテック)

【日塗装大阪府支部支部長表彰】
(支部役員功労者)北岸榮喜(北岸塗装工業)▽林武吉(ハヤシ)▽浅見一郎(播万)▽三木一良(三木塗装店)▽草刈保廣(日之出塗装工業)▽中村勝義(中村塗装)▽石渡敏一(石渡康三郎塗装店) (永年勤続表彰)南時雄(協榮塗装工業)▽藤田久雄(中野塗装店)▽西村正三(同)▽池田紀昭(同)▽ 米良雅資(石渡康三郎塗装店)▽木村満夫(竹延)▽豊島悟(同)▽永野智稔(同)▽岡本太一郎(遠藤塗装工業)▽大瀬重喜(北岸塗装工業)▽汐田実(竹林塗装工業)▽高橋重春(同)▽山本明(川本塗装)▽曽我嘉一(川本塗装)▽馬場秀定(大阪塗工)

【技術・技能研鑽支部長表彰】 (全国建築塗装技能競技大会第18回出場選手)池本保夫(五十嵐塗装店)▽田崎湖聖(竹延)▽今堀歩(石渡康三郎塗装店) (第19回出場選手)岸田典夫(鉄電塗装)▽野間伸一(大生塗装工業)▽三井章浩(協榮塗装工業)▽ (第20回出場選手)中橋秀次(五十嵐塗装店)▽今堀進(石渡康三郎塗装店)▽和田口健(竹林塗装工業)

【感謝状】  大阪昭和会・澤田浩一(協榮塗装工業)

◆日本塗装時報 2005年9月18日発行 1831号掲載記事◆

■悪質リフォーム対策 国交省が指導・処分ガイドライン策定へ

 悪質なリフォーム業者による被害が続出して社会問題化していることを受け、国土交通省では建設業許可を必要としない無許可業者に対する指導・処分ガイドラインを策定し、対応を強化する。
 住宅リフォーム工事は内容によって金額にばらつきはあるが、建設業許可を持たない業者でも請け負うことが可能な500万円未満のものが全体の9割を占めているため、無許可業者への指導・監督の強化が必要と判断した。
 国交省が設置した「悪質リフォーム対策検討委員会」(委員長・巽和夫住宅リフォーム推進協議会会長)は9月6日に最終会合を開き、報告書に無許可業者への監督強化を盛り込んだ。手抜き工事により重大な欠陥が発生した場合や、契約時に詐欺などの不正行為を行った場合には、業務の改善指示や営業停止処分を行う。
 報告書では、業務改善の指示や営業処分に該当する不正行為として、▽特定商取引法違反▽請負契約締結時の刑法違反▽建設業許可が必要な規模の工事を請け負った場合▽手抜き工事・粗雑工事により重大な瑕疵(かし)が生じた場合−を挙げた。
 指示・営業処分に至らないケースでも、不適切と認められる場合には行政指導などを行い、処分などを実施した際には業者名を公表するとしている。国交省は、これらを柱にガイドラインをまとめ、都道府県に通知する。
 このほかの対策では、リフォームに住宅性能評価手法を導入することを検討するとともに、3年間をめどにすべての市町村にリフォームの相談窓口を設置するなど情報提供体制を強化する。また、都道府県ごとに、関係業界団体らで構成する「(仮称)都道府県住宅
リフォーム推進協議会」を設置し、リフォーム市場の環境整備に取り組む。インターネットによる情報提供サービス「リフォネット」の活用拡大も進める。

■西村塗料産業会長 西村壮一氏が死去

 西村塗料産業(大阪市東成区)の西村壮一会長は9月11日午前11時7分、死去した。85歳。葬儀・告別式は9月13日午後1時より、大阪市阿倍野区阿倍野筋のやすらぎ天空館で行われ、盛儀であった。喪主は、長男・和彦氏(同社社長)。

 大正9年生まれ。吉井商会を経て、昭和20年10月終戦復員とともに独立し、西村商店を創業。昭和34年株式会社に改組、昭和42年鉄筋コンクリート造4階建ての現社屋に新築し、社名を西村塗料産業に改称。常に顧客第一の経営を貫くとともに、すぐれた人格、温厚な人柄で、製販装各方面の業界人から厚い信頼を得ていた。団体関係では、日本塗料商業組合理事長(昭和51〜53年)、日本塗料倶楽部(現日本塗料協会)副理事長などを歴任。平成55年に藍綬褒章を受章している。

■アスベスト対策 各社で技術開発進む

 アスベスト(石綿)の飛散による健康被害が社会問題化している中、ゼネコンや塗料・建材メーカーでは、解体作業時の飛散防止や作業員の安全確保のための技術開発に力を入れている。
 大成建設は、吹き付け石綿の封じ込め技術「明日GUARD」を中国塗料、ニチアスと共同開発した(8面に関連記事)。石綿が露出した部分に吹き付けた特殊な塗料が内部に浸透して固める仕組みで、乾式だけでなく比重の重い湿式吹き付けにも適用できる。シリコン樹脂系で耐火性に優れ、封じ込め後の耐火構造認定も取得した。
 飛島建設は、8月にお客様サポートセンター内に「アスベスト相談窓口」を開設した。同社は、数年前から事務所ビル、教育施設、工場などでアスベスト除去の実績があるが、最近アスベストに関する問合せが急激に増えている。このため、同社が建設した建物についてアスベスト使用の可能性や調査・診断方法を始め、アスベストの固定化ならびに除去方法などの相談に電話で対応するほか、要望に応じて技術者が建物を訪問して診断する。また、元施工でない物件についても一般的な相談に応じることにしている。
 解体作業にあたっては、建設機械レンタルのサコスと共同開発した粉じん捕集工法「DABW」を石綿処理にも活用する。特殊溶液の泡で粉じんを効率よく捕集する技術で、高圧噴射した溶液が解体物に衝突して泡になり石綿を包み込む。
 菊水化学工業では、80年代に開発した石綿に特殊処理剤を注入して固化する「アスシール工法」や、石綿に代わる発泡耐火塗料の引き合いが増えているため、全国の支店や営業所に合計24力所の相談窓口を新設した。
 フチュール(岐阜県多治見市)と睦商事(愛知県豊明市)は、石綿無害化工法「MF工法」を共同開発した。柔軟で接着性に優れたポリマーを使って石綿繊維を包み込み、繊維質を強固に結合させるもので、石綿をほぼ1日で無害化。石綿を含む老朽化した建物が、強度の高い半永久的な構造物として再生利用できるようになるという。

■アスベスト除去費用 建築業協会が公表

 建築業協会は、吹付アスベストの除去費用に関する調査結果をまとめた。
 同会会員の過去3年間の施工実績168件を集計分析したもの。
 処理費の目安は次の通り。
【処理面積300u未満】2万円〜6万円/u
【300u〜1000u】1・5万円〜4万円/u
【1000u以上】1万円〜2・5万円/u
 公表したデータは、アスベスト除去に関する費用について建物所有者から理解を得るため、国土交通省所管の各業界へ周知するとともに、関係省庁会議において所管業界への情報提供を促していく。

■混入建材も届出必要 解体時の対策強化へ 環境省

 環境省は、アスベスト(石綿)混入建材を使用した建築物を解体する際、都道府県への届け出を事業者に義務付ける。大気汚染防止法に基づく届け出が必要な建築物は、粉じんが飛びやすい吹き付け石綿が使用された建築物だけだったが、健康被害が拡大していることを踏まえ、届け出対象に石綿混入建材を使った建築物も加えることにした。
 学識経験者や自治体関係者で構成する検討会を今月に開き、来年2月にも政省令を改正する。

■日本リスクマネジメント 創業10周年で「感謝の会」

 日本リスクマネジメント(本社・大阪府池田市、青木亨社長)の創業10周年感謝の会が8月11日夕、大阪・ホテル阪急インターナショナルに関係先約200人を招いて開かれた。
 冒頭、青木社長は「10年前を振り返れば、阪神大震災、オーム真理教のテロ、金融危機と大型合併によるメガバンクの登場など激動のピークにあった。そんな時期に無謀に創業した。われわれ保険代理店も大きな変化の波を避けて通るわけにはいかず、保険会社による代理店の選別と淘汰が始まり、ここ数年代理店の数は激減した。現代の世相は、かつて日本が経験した激動の幕末と近いものを感じる。幕末の志士・吉村虎太郎は死の直前に『辛抱すれば世は変わる』と言い残した。私は、この言葉を教訓にしている。今まで支えていただいた友人とお取引先の皆様に心より感謝したい」とあいさつした。
 このあと、李愚京京都国際学園理事長の発声で乾杯。宴半ばには、来賓の川原貞義大阪府塗装工業協同組合副理事長、中川九彦関西リニューアル協議会理事長、田村哲夫集合住宅改善センター代表理事、泉幸夫日本剥離洗浄技術協会理事長らがお祝いを述べた。

■石川県のゲストハウスに 「水性セラミシリコン」採用 エスケー化研

 石川県のゲストハウスの改修工事で、エスケー化研の超耐久低汚染塗料「水性セラミシリコン」が採用された。
 ゲストハウスは温泉街の入り口付近にあるゴルフ場で、加賀百万石の城をイメージしたもの。色は漆喰をイメージした白となっており、美しい外観を長期的に維持する材料が望まれていた。そこで耐久性が汎用塗料と比較し4倍以上の性能を持つ「水性セラミシリコン」が採用された。
 「水性セラミシリコン」は同社の人気のシリーズ「水性セラミシリコンシリーズ」の硬質タイプ。高い耐久性を発揮するだけでなく汚れにくいのが特長。期待耐用年数も12〜15年とライフサイクルコストの上でも経済的。更に低汚染性に優れた製品を望む場合には水性セラタイトシリーズを用意している。
 マンションや戸建て、公共施設など多様なシーンに対応できる豊富な製品をラインナップする同社は、今後ますます環境に配慮し、かつ市場のニーズにあった製品を開発していく方針。

【物件概要】
物件名:加賀カントリークラブゲストハウス
所在地:石川県加賀市
使用製品:水性セラミシリコン約3500平米
G・C:下荒製材所▽施工・川ロリファイン。


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