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◆日本塗装時報 2006年1月1日発行 1835号掲載記事◆

■第14回塗料産業フォーラム 環境対応・景観色彩の動向など報告

 日本塗料工業会(小林正受会長)と日本塗料協会(柴田學会長)の共催による第14回塗料産業フォーラムは12月7日大阪、14日東京で開かれ、▽製品JISの統合案と環境JISの予定▽GHSの規制予定と現況▽ITよる管理効率化の紹介▽景観法施行などによる景観色彩の動向と塗料の役割▽塗料・塗装からのVOC排出抑制の状況―をテーマに、塗料産業としての取り組みが発表された。今回は、このうちとりわけ塗装業界に関係が深い景観色彩とVOC規制の講演についてレポートする。

景観法施行などによる 景観色彩の動向と塗料の役割
大日本塗料・伊藤嘉和カラーセンター部長

 世の中の動向を「色」という面から見ると、「審美性」に対する価値観が上がっており、色に対する評価が上がっている。カラーコーディネーター検定なども人気が高まっており、「地域環境色彩」への意識が向上されている。
 こうした風潮を受けて、国や自治体が本気で景観整備に乗り出してきた。2年前に国土交通省が「美しい国づくり政策大綱」を発表したが、その前文で日本の景観整備の必要性に言及している。例えば、「日本橋」は東海道など主要街道の起点になっているが、その上に首都高速の高架橋を架け景観を破壊してしまった。一方で、地域の商店街などからは高速道路の移転運動も起こっている。
 同大綱では、今まで整備されてきたインフラに対して、「美」という基準を取り入れ、景観に関する基本法則の制定など15の具体的施策を掲げている。

 その一環として制定された「景観に配慮した道路防護柵の整備ガイドライン」では、塗装面が小さい場合はダークブラウン、大きい場合はグレーベージュとダークブラウンのいずれかを選定するように求めている。
 05年6月1日から全面施行された景観法では、その基本理念の中で、「景観形成は良好な景観の保全のみならず、新たに良好な景観を創出することを含む」としている。
 われわれ塗料産業としても、これに呼応しながら、一生懸命仕事をしていくことが大変重要である。
 景観法で定められた景観行政団体になったところは、すでに180ほどある。これからは、景観法をバックにした景観行政がかなりのスピードで進むことが予想される。
 今までの景観条例と景観法との違いは、「強制力」にある。景観条例は任意条例で強制力がなかったのに対し、景観法では違反には罰則を伴う強制力をもつ。景観地区を決めれば、その地区のデザインや色彩を制限することができる。「美しさ」に対して罰則規定がくるというように時代が移り変わってきたと認識されたい。

 国土交通省では、「公共事業における景観形成ガイドライン」をたくさん作り、景観問題に本腰を入れている。例えば、「住宅・建築物等整備に係わる景観形成ガイドライン」「港湾景観形成ガイドライン」など、まちづくりガイドラインを国交省側でどんどんつくっている。本来だと、市民の側が動くべきところが、国や地方公共団体が先に動いている。これは、われわれが「規制される」ということではなく、「いっしょに仕事をしていく」という意味で、大きなチャンスがきたと考えている。
 東京都の例では、台東区で「景観まちづくり条例」をつくり、ふさわしい材料と色彩を提示。さらに「まちなみ色彩ガイドライン」を立案審議している。そのほか世田谷区や江東区、新宿区、品川区、渋谷区、文京区などでも色彩ガイドラインの整備が進められている。
 自治体における環境色彩ガイドラインの例としては、大阪市は平成7年に「大阪市色彩景観計画ガイドブック」をつくり、独自のカラーフレームを構築して対応している。札幌市は、「大規模建築物等景観形成指針」で、札幌の景観色70色の制定などカラーガイドラインを設け、色見本の発行などを行っている。那覇市では、コーラルホワイトを基調とした亜熱帯庭園都市形成を目指して「タウンカラースタンダード」を制定している。色彩ガイドラインは、単に「この範囲内で色を使う」ということのみならず、その街の特性をつくると考えるべきである。
 熊本県の例では、まず「景観形成基本方針」をつくり、県、市町村、県民の役割を分けて、景観形成地域、特定施設届出地域、大規模行為、重点地域などの区分を行い、適切な色彩領域を設定している。
 日本は海に囲まれているので、臨海部の景観ガイドラインがこれからどんどん増えそうである。
 例えば川崎市の臨海部の色彩ガイドラインでは、一般カラーデザイン地区と、重点カラーデザイン地区とグラフィックデザイン地区の3つに分け、色の彩度・明度などを決めている。海岸にある建築物・構造物の形を統一することはできないが、色で統一しようという考え方である。

 こうした動きには、われわれ塗料産業として、積極的に対応していくべきだと思う。
 色のガイドラインを制定するには二通りの仕方がある。金沢市の例を挙げると、(金沢市は景観条例だけで18ぐらいあり、日本で一番景観形成に成功している街であるが)「こまちなみ保存条例」という面白い条例がある。これは、並んでいる家並みのイメージを統一するのがねらいである。例えば、屋根は一般基準として黒を基調とし、壁は「茶系を基調として落ち着いた色調」というように決め、方向性を示している。
 ガイドライン制定のもう一つの方法は、マンセルを活用して色相・明度・彩度を制限する方法である。藤沢市の江ノ島風致地区のガイドラインは、そうした方法で厳しく規制されている。仙台や札幌、横須賀、大阪、島根県、熊本県などはそのような方法で規制を行っている。

 具体的に色の設計をする上では、個々の色から決めていくのではなく、最初に調和システムを決め、そこから提案していくことがポイントである。また、塗料は色だけでなく、その空間を変えていくことも大事である。塗料は、塗るだけでなく、材質とのコンビネーションで、新しい質感、新しい意匠性を発揮できる優れた素材といえる。素材の種類が様々でもコーディネーションが可能になる。
 外壁は「街の内装」になると考えられる。内装であれば、暮らす空間なので、あまり変なことはできない。地域性、社会性、文化性、企業性など多様な要因を考えながら、最適な解を引き出さなければならない。
 これからのわが国の景観づくりは、国主導型になってはいるが、われわれ塗料産業としてもともに積極的に参画していきたい。

■第8回グッドペインティングカラー 入賞作品決まる

 日本塗料協会は12月12日、第8回グッドペインティングカラーの入賞作品を発表した。
 今回は、44点37人の応募があり、審査の結果、優秀作品4点を選出、最優秀賞に佐野契建築設計がカラーデザインを行った『Sta−bld』(スタビル)が選ばれた。また、特別賞に中部国際空港旅客ターミナルビルなど4点が受賞した。
 最優秀賞の『Sta−bld』は、鋼鉄製の躯体に黄緑色の塗装が施された複合用途ビル。造船の技術を使って建築され、外壁には発泡型耐火塗料やフッ素樹脂塗料、光触媒塗料が採用された。建物のフォルムと色彩のインパクトが強く、その存在感が高く評価された。
 今回は、業界内から22件(製10、販6、装6)の応募があったが、1件を除いて全てが改修。これに対し、業界外からの応募は新築17件、改修5件と対照的であった。
 審査後の講評では、「ペインティングはかくも幅広く社会に貢献できるものなのか、と改めて驚かされた」(泉眞也審査委員長)、「これまでのウォーム、ベーシックのようなカラーデザインの常套的手法を脱し、1色が持つ力、1色が語りかけるものが見られた点は素晴らしい」(伊藤敏雄審査委員)などのコメントが述べられた。

 入賞作品は次の通り。
【賞】 作品名 所在地・区分・制作者・塗装施工会社
【最優秀賞】 Sta−bld (スタビル) ▽東京都港区▽新築▽佐野契建築設計(佐野契・長根雅一・松田瑞季・真嶋慶信)▽日本ペイント耐火塗料プロジェクト
【優秀賞】 ラポールひばりが丘 ▽北海道札幌市▽改修▽日本ペイント販売(斉藤香津子)▽佐藤興業北海道支店
筑波大学
自然学系棟B棟内部
▽茨城県つくば市▽改修▽筑波大学大学院(南章子・野田直希・高橋清紀・稲葉剛)▽神山筑波大学リニューアルプロジェクト
NoaH(ノア) ▽宮城県仙台市▽新築▽山岡嘉彌デザイン事務所(山岡嘉彌)▽建装工業仙台支店
【特別賞】 新日本石油化学川崎事業所
万年塀
▽神奈川県川崎市▽改修▽カラープラニングセンター(田邉学)▽柏原塗研工業関東支社
サコスマザーファクトリー ▽千葉県浦安市▽改修▽アーキ エア(二瓶渉・古谷清寿)▽赤石塗装
中部国際空港(セントレア)
旅客ターミナルビル
▽愛知県常滑市▽新築▽ケーエムディー・宮崎桂・日建・梓・HOK・アラップ設計監理共同企業体▽飯味塗装工業所・清水塗工店・日比野塗装店
AMUSER(アミュゼ) ▽東京都中央区▽新築▽鞍谷万樹設計事務所(鞍谷万樹)▽チュンバ

■日塗装 08年めどに組織を再編 河野会長が「将来展望」発表

 日本塗装工業会の河野玉吉会長は12月13日に開かれた第61回全国支部長会の席上、「日塗装の将来展望」(別項)を発表した。
 同会では平成8年度をピークに会員数減少、会費収入減が続いており、事業内容、運営方針を抜本的に見直すことになったもの。
 今後しばらくは厳しい環境が続くと予測し、「重点事業を柱に再構築を進める」ことを中長期方針に、▽委員会活動の効率化▽日塗装会員の優位性を全面に打ち出した具体的事業▽会議の効率的開催▽事務局体制の整備▽08年をめどにした委員会の統廃合―などを推進する。
 これを踏まえて、来年度の重点施策案(別項)を策定。さらに各委員会の具体的事業に反映していく。

 全国支部長会では、▽06年度重点施策案▽役員改選▽06年度予算案(支部助成金)▽民間大型工事元請受注支援事業▽第6回ペインテンスキャンペーン施工件数▽第7回ペインテンスキャンペーン▽05年度建築塗装技能検定結果▽05年度海外研修▽その他(ペイントショー2006、第8回塗装技術研究発表会、冊子『カラーナビ』)などを報告。
 会議終了後は、05年度会長表彰を行った。

■塗装技術研究発表会 2月15日東京で

日塗装技術委員会(川端祥治郎委員長)は、第8回塗装技術研究発表会を2月15日午後1時30分から、東京・建築会館ホールで開催する。建築研究所の本橋健司上席研究員による特別講演も予定されている。定員は300人で聴講料は無料。
【発表予定テーマ】光触媒技術の調査研究(第二報)▽コンクリート改修施工技術・ピンネット工法の調査研究▽非塩素系溶剤形剥離剤の調査研究(第四報)▽VOC低減に関する日塗装の取り組み▽産業廃棄物処理技術(洗浄水)の調査研究▽塗装工事における標準的塗り付け量に関する研究

■第6回ペインテンス 施工実績2282件に

 第6回ペインテンスキャンペーン(05年4月1日〜9月30日)の施工実績は、最終的に2282件となった。支部別では秋田(261件)がトップで、以下北海道(219件)、神奈川(193件)、愛媛(128件)、愛知(122件)の順。また、今回は実績ゼロの支部は皆無であった。

■集住改修工事の受注を支援 「品質保証機構」の設立ヘ

 日塗装は、民間大型工事元請受注支援事業(BP事業)の原案をまとめ、全国支部長会に報告した。
 集合住宅の改修工事は(A)設計事務所が設計・監理を行い、施工業者選定にかかわる(B)管理組合・管理会社・賃貸マンションオーナーが相見積もり等で業者を決める−というケースに分けられる。
 (A)の工事では、専門工事業者はゼネコンに比べ▽技術力・管理能力・施工姿勢等にばらつきが大きい▽現場管理者の能力が平均的に低い▽塗装以外の周辺技術の知識・ノウハウがない▽知名度・企業規模による信用力が不足している−などの理由から、ゼネコンに発注されるケースが多くなっている。
 また、(B)の工事では、訪販業者や元施エゼネコンなどと競合するケースが多いが、発注者がプロでないため業者や工事の良否の見極めができず、不良業者の横行を許している。
 こうした現状を踏まえ、同会では発注形態別にA、B2つの品質保証システムを構築し、「良い改修工事を適正な価格で顧客に提供することにより、社会的信頼を得られる体制を確立する」ことを目的に「日塗装集合住宅改修工事品質保証機構」の設立を図ることになったもの。
 参加資格は、有資格者(マンション維持修繕技術者・建築仕上改修施工管理技術者・一級建築施工管理技士・一級建築士のうち1つ)が現場に常駐可能で、日塗装の現場管理社員研修を受け試験に合格した会員企業。Aコースは50〜100社、Bコースは300社程度の参加を見込んでいる。また、事業費は「受益者負担」とし、参加企業からの入会金・会費などでまかなう。
 事業の中心になるBコースでは、塗料メーカーや設計事務所にも参加を呼びかける。協賛塗料メーカーは、日塗装品質保証機構または参加会員からの要請により、現場調査・報告書・仕様書の作成をサポート。設計事務所は、自主監査に協力し、合格した現楊には目塗装の保証書を発行する。保証書の発行費用(保証料)は、請負金額の千分の一を予定している。

■46人の受章を祝う 日塗装が合同祝賀会を開催

 日本塗装工業会の平成17年度受章者合同祝賀会は12月13日夕、全国支部長会に引き続き、ホテルニューオータニ東京で盛大に開催された。
 会歌斉唱、平坂良太副会長による開会の辞のあと、河野会長は「今年を振り返ると、どちらかというと暗いニュースが多かった。鉄道による事故、航空機が部品を落とす事故、耐震強度の改ざんなど、こういった問題はモラルの低下、崩壊をもたらす重大な予兆に思える。ものづくりの根幹をなすのは専門工事業、特に技能集団のわれわれである。少子高齢化が進む中で、皆さんの技能・技術をしっかりと後継者に継承していただきたい。明るい話題では、今年50周年を迎える支部が19支部あり、14支部で記念行事が行われた。その席上、11支部25名が総合政策局長表彰を受賞した。日塗装はこれからも皆様に支えられて発展するよう、明るい新年を迎えたい」とあいさつ。
 来賓を代表して、国土交通省・大森雅夫官房審議官は「建設業は労働集約的な要素が強く、『技能』が非常に重要である。国交省でも4月から公共工事品確法を施行し、価格だけではなく技術・品質を合わせて評価する制度の運用を始めた。これに伴い、新しい入札・契約のあり方も中央建設業審議会で検討している。日塗装も総合仕上業への施策を打ち出し、消費者のニーズに合った事業を進められているとうかがっている。今後、日塗装が建設現場のリーダーとして、より活躍されることを祈念している」と祝辞を述べた。
 次に河野会長から小林新吾氏に記念品を贈呈。これに対し、受章者を代表して辻修二氏が謝辞を述べた。
 このあと、佐藤吉平相談役の発声で乾杯し、なごやかに歓談した。

受章者の略歴

旭日双光章
▽小林新吾氏 常磐塗装代表取締役、75歳。日塗装では昭和43年5月より参与、評議員、茨城県支部長、 理事等を歴任後、平成12年5月より顧問。茨城県支部。
▽辻 修二氏 太陽塗装工業代表取締役、70歳。日塗装では平成2年5月より平成8年5月までの3期6年間にわたり理事を歴任後、岡山県支部長。岡山県支部。
▽山田幸夫氏 琴平塗装取締役会長、75歳。香川県屋外広告美術協同組合理事長。香川県支部。
▽比嘉行使氏 沖塗工業代表取締役、70歳。日塗装では昭和48年5月より参与、評議員、支部長、理事等を歴任後、平成13年5月より顧問。沖縄県支部。

瑞宝単光章
▽北岸榮喜氏 北岸塗装工業代表取締役会長、76歳。日塗装では昭和61年5月より評議員、支部長、理事を歴任後、平成14年5月より顧問。大阪府支部。
▽牧野正孝氏 井上塗装工業工事部長、62歳。昭和45年9月に同社に職長として入社し、昭和63年4月より工事部長。北海道支部。
▽堀川 泰氏 東亜塗装工事部長、58歳。昭和50年4月に同社工事課長、昭和55年4月より工事部長。愛知県支部。
▽歳木義ー氏 松岡塗装工事部長、62歳。昭和51年5月に同社に工事課長として入社し、平成3年11月より工事部長。岡山県支部。
▽渡部和男氏 宮本塗装工業工事課長、66歳。昭和29年4月入社、昭和43年10月に工事長、平成7年-3月より工事課長。広島県支部。

黄綬褒章
▽山田光起氏 山起塗装工業代表取締役社長、63歳。日塗装では平成4年5月より評議員、支部長、理事等を歴任後、平成13年5月より顧問。埼玉県支部。
▽白川隆幸氏 関東塗装代表取締役、62歳。日塗装では昭和51年5月より参与、評議員、理事を歴任後、平成4年5月より5期10年間常任理事、平成14年5月より副会長。神奈川県支部。
▽横溝武矩氏 横溝塗工店代表取締役社長、60歳。全国マスチック事業協同組合連合会副会長。日塗装では昭和53年5月より支部幹事、副支部長等歴任後、継続して支部常任幹事。神奈川県支部。
▽木村光徳氏 木村工業代表取締役、59歳。日塗装では昭和57年5月より評議員、理事を歴任後、平成10年S月よりまでの3期6年間常任理事、平成16年5月より副会長。愛知県支部。
▽中村勝義氏 中村塗装代表取締役社長、61歳。全国マスチック事業協同組合連合会相談役。日塗装では昭和57年5月より評議員、支部幹事を多年歴任している。大阪府支部。

国土交通大臣表彰
▽山本康夫氏 山本塗装店代表取締役、63歳。北海道塗装組合連合会会長。日塗装では昭和57年3月より支部幹事、支部監事等を多年歴任している。北海道支部。
▽瀧山快助氏 瀧山塗装店代表取締役、56歳。 日塗装では平成2年4月より評議員、支部長、理事等を歴任後、平成14年5月より常任理事。山形県支部。
▽多賀谷嘉昭氏 久保田商店代表取締役、62歳。日塗装では平成4年5月より評議員、副支部長、理事等を歴任後、平成14年5月より常任理事。東京支部。
▽鳥山金一郎氏 トリヤマ代表取締役、56歳。元全国マスチック事業協同組合連合会理事。日塗装では平成2年5月より支部幹事、支部監事等を歴任している。東京支部。
▽坂倉 徹氏 サカクラ代表取締役社長、59歳。日塗装では昭和53年4月より支部幹事、評議員を歴任後、平成10年5月より2期4年間常任理事、平成14年5月より顧問。神奈川県支部。
▽諸橋俊雄氏 諸橋塗装代表取締役、57歳。全国マスチック事業協同組合連合会理事。日塗装では昭和58年5月より多年にわたり支部幹事を歴任している。新潟県支部。
▽濱嵜 績氏 浜崎塗装代表取締役、63歳。大阪塗装協同組合理事長。大阪府支部。
▽岡 一郎氏 岡塗装店代表取締役、61歳。日塗装では昭和47年5月より参与、評議員、支部長等を継続して歴任。近畿支部連合会会長。兵庫県塗装工業協同組合推薦。兵庫県支部。

厚生労働大臣表彰
▽渡邊輝資氏 渡辺塗装店代表取締役、74歳。栃木県塗装業組合副理事長。卓越技能者で現代の名工。栃木県支部。
▽松友孝史氏 松友塗装代表取締役、56歳。日塗装では平成14年5月より支部幹事。愛媛県支部。
▽斎藤敏雄氏 斎藤塗装店代表取締役、62歳。日塗装では平成5年4月より支部幹事、支部長を歴任。茨城県支部。
▽井村裕明氏 井村塗装工業代表取締役社長、64歳。昭和62年5月より支部幹事、評議員等を歴任。千葉県支部。
▽草刈保廣氏 日之出塗装工業代表取締役会長、65歳。日塗装では昭和57年5月より支部幹事、評議員等を歴任。大阪府支部。
▽木ノ下俊男氏 木下塗装店代表取締役会長、69歳。兵庫県塗装工業協同組合理事。兵庫県支部。

大臣顕彰
【優秀施工者】堀利男氏(瀬尾塗装部・北海道支部)▽松下正行氏(札幌塗装工業・北海道支部)▽佐々木英弘氏(前田塗装・青森県支部)▽佐藤忠二氏(照井塗装・岩手県支部)▽斎藤司氏(ナカムラ・山形県支部)▽山崎博氏(寺門塗装工業・茨城県支部)▽鈴木勝氏(平野塗装・千葉県支部)▽小田切義幸氏(小田切塗装・山梨県支部)(標俊也氏(吉野工業・東京支部)▽伊東隆信氏(建設塗装工業・東京支部)▽永井隆也氏(キムラ塗装工業・新潟県支部)▽押切英俊氏(真和連装・愛知県支部)▽佐伯和年氏(日之出塗装工業・大阪府支部)▽清家弘文氏(清家塗装・福岡県支部)▽古川良治氏宮嵜塗装工業・佐賀県支部▽上野博二三氏(朽木塗装・宮崎県支部)▽田村文人氏(坂東塗工・宮崎県支部)
【安全優良職長】上野輝雄氏(荻野塗装・石川県支部)
【第20回全国建築塗装技能競技大会 大臣賞】豊田貞道氏(乃一塗装工業・国土交通大臣賞・愛知県支部)▽落合英人氏(落合建装・厚生労働大臣賞・熊本県支部)

日塗装会長表彰

【永年勤続表彰】
《北海道》高橋久光(伊藤塗工部)▽丸山光幸(村松組)
《岩手県》千葉幸一郎(吉田塗装工業)▽菊池寛(同)
《秋田県》小川四郎(フジペン)
《山形県》鈴木則男(ナカムラ)▽斎藤和治(同)▽諏訪修身(同)▽小関正幸(瀧山塗装店)▽渡辺俊美(太田塗装店)▽荒木利夫(同)
《福島県》松崎久雄(二瓶塗装)▽橋本正義(郡山塗装)▽弓田紀夫(松本塗装店)
《栃木県》佐藤洋進(小泉塗装店)
《埼玉県》押山孝明(内藤塗装工業)▽田口敏彦(オオクマ塗装)▽内田秋男(同)
《長野県》浦沢孝一(サン・スプレー)▽吉越明(五明)▽木下弘子(信州建装)
《山梨県》平井喜久雄(平井塗装)
《東京》西川三郎(中村塗装店)
《神奈川県》山本啓子(極東塗装工業)
《新潟県》中村新一(池田塗装)▽宮越知子(小島塗装店▽小島千枝子(同)
《福井県》大橋俊雄(山崎塗装店)
《愛知県》長谷川春美(乃一塗装工業)
《大阪府》米良雅資(石渡康三郎塗装店)▽島谷小三郎(同)▽伊藤哲夫(同)▽川田浩司(同)▽山崎孝幸(浦田塗装)▽馬場秀定(大阪塗工)▽山本明(川本塗装)▽曽我嘉一(同)▽南時雄(協榮塗装工業)▽汐田実(竹林塗装工業)▽高橋重春(同)▽豊島悟(竹延)▽木村満夫(同)▽川村政昭(小掠塗装店)▽江東昇(同)▽伊原寿治(同)▽土生木四郎(同)▽井上一夫(同)鈴木睦子(同)▽武田恵美子(同)
《広島県》山本信隆(宮本塗装工業)
《愛媛県》向井省吾(青木塗装店)▽石本久行(吉田塗装工業▽松田美保子(同)
《福岡県》古川義明(成清塗装▽古川久義(同)
【技術・技能研鑚表彰】
《北海道》小倉和敏(伊藤塗工部)▽半杭友和(ひろた塗装店)
《岩手県》橋場大作(富士塗装)▽熊谷歩(同)▽高橋命一(同)
《秋田県》藤谷貴之(フジペン)▽高橋輝(同)
《山形県》柿崎良紀(瀧山塗装店)▽遠山啓(ナカムラ)▽加藤信也(同)▽鈴木圭一(同)▽増茂哲也(滝ペン塗装)▽笹木康伸(同)
《福島県》佐藤篤(郡山塗装)▽七草木義広(同)▽高橋寛人(秋山塗装)
《栃木県》中三川和久(小泉塗装店)
《千葉県》上田栄一郎(上田塗装工業)
《長野県》城下正弘(五明)▽町田佳郎(同)▽内山幸治(同)▽宮原博一(同)▽岩倉純也(同)▽長谷川弘樹(宮澤塗装工業)▽志村信(サン・スプレー)▽福田敏之(立石塗装店)▽浅田嘉智(同)
《山梨県》中野和美(高野塗装店
《東京》三浦雄大(大澤塗装)▽田川高司(中村塗装店)▽滝沢巧(同)▽佐々木伸也(中村塗装店)
《神奈川県》横島孝(鹿沼塗装
《新潟県》軽部恵一(小島塗装店)
《愛知県》成瀬英樹(飯味塗装工業所)▽佐藤三津雄(同)▽青山拓也(宮木商会)
《大阪府》岡昌宏(ハヤシ)▽北山英(石渡康三郎塗装店)▽作山憲治(同)▽江見芳尚(同)▽大崎成吾(同)▽山ロ詠次(同)▽山崎健史(同)▽出土隆士(中野塗装店)▽羽柴一誠(同)
《和歌山県》高田篤史(上野山塗工所)
《島根県》川上豊(木下塗装店)
《広島県》川崎英一(日塗)▽中井伸一郎(同)▽鈴木岳穂(濱本塗装店)
《福岡県》福川祥史(成清塗装)▽井出貴光(同)▽永松和喜(同)
《長崎県》末吉潤一郎(白浜工業)▽高田久徳(同)
【労働優良支部表彰】
 ▽岩手▽宮城▽茨城▽群馬▽山梨▽三重▽奈良▽山口

■建築塗装技能検定 1、2級とも合格率下がる

 平成17年度建築塗装作業技能検定の結果がこのほど発表された。
 1級=別表=は、学科2554人、実技2563人が受験し、合格者はそれぞれ1748人(合格率67・5%)、1817人(同71・6%)。2級は学科785人、実技907人が受験し、合格者はそれぞれ559人(同71・2%)、650人(同73・1%)。
 1級、2級とも実技の合格率は過去5年間で最も低かったが、課題が水系化された影響が大きかったためとみられている。