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◆日本塗装時報 2006年5月18日発行 1840号掲載記事◆

■NPO集改センターフリーセミナー
工事業者の視点による 大規模修繕工事のうまい進め方

 NPO集合住宅改善センター(田村哲夫代表理事)は4月27日、大阪建築会館で、「工事業者の視点による大規模修繕工事のうまい進め方」をテーマに、マンション管理組合役員らを対象にしたセミナーを開催した。当日は建装工業関西支店・桧垣匠氏、中井エンジニアリング・札埜清三氏、旭技建・廣宜之氏、高分子・山口善一氏が講師となり、それぞれ専門の立場から、マンション改修を円滑に進めるためのポイントを具体的に説明した。

■「こうすれば現場代理人が 力を発揮してくれる」 建装工業・桧垣氏
■「設備工事の上手な進め方」 中井エンジニアリング・札埜氏
■「営業担当者から見た 見積もり・ヒアリング」 旭技建・廣氏
■「経営者から見た 大規模改修工事のポイント」 高分子・山口氏

『各講演の要旨』は塗装時報1840号に掲載中です。お申し込みはこちらからどうぞ。

◆日本塗装時報 2006年5月18日発行 1840号掲載記事◆

■春の叙勲 旭日中綬章に大澤茂樹氏

 政府は06年春の叙勲受章者を発表した。塗装関係では、大澤茂樹氏が業界で初めて旭日中綬章を受章。旭日双光章に古賀敏氏、瑞宝単光章に中元征二氏、西山英明氏、四橋善春氏が選ばれた。国土交通省関係の伝達式は、5月10日午前11時から、東京・赤坂プリンスホテルで行われた。

山崎建専連会長に 旭日中綬章
 日塗装などが加盟する建設産業専門団体連合会からは、山崎義弘会長(山崎建設会長・82歳)が旭日中綬章、北浦年一近畿支部連合会会長(元北梅組会長・70歳)が旭日双光章を受章した。
【旭日中綬章】
▽大澤茂樹氏(70歳) 東京都・大澤塗装代表取締役、元日本塗装工業会会長、元建設産業専門団体連合会副会長。

【旭日双光章】
▽古賀敏氏(75歳) 福岡県・古賀塗装店代表取締役、元日本塗装工業会福岡県支部副支部長。

【瑞宝単光章】
▽中元征二氏(64歳) 千葉県・梶原塗装千葉支店工事部次長。
▽西山英明氏(61歳) 山梨県・西山塗装工事部長。
▽四橋善春氏(73歳) 青森県・四橋塗装工芸社会長、元日本塗装工業会幹事。

■春の褒章 黄綬に河野日塗装会長、 甲斐下マ協連副会長ら

 政府は06年春の褒章受章者を発表した。塗装業界からは日本塗装工業会会長の河野玉吉氏、全国マスチック事業協同組合連合会副会長の甲斐下雄司氏、元神奈川県塗装協会理事長の飯野忠明氏が黄綬褒章を受章した。国土交通省関係の伝達式は5月17日午前11時から同省共用大会議室で行われる。

塗料販売関係 藍綬に友野日塗商副理事長
 塗料販売店関係では、日本塗料商業組合副理事長の友野昌幸氏(東京・友和塗料代表取締役社長、73歳)が藍綬褒章を受章した。

【黄綬褒章】
▽河野玉吉氏(65歳) 東京・河野塗装店代表取締役、日本塗装工業会会長。
▽甲斐下雄司氏(66歳) アイワ建装代表取締役、全国マスチック事業協同組合連合会副会長。
▽飯野忠明氏(66歳) 神奈川県・飯野塗装工業代表取締役、元神奈川県塗装協会理事長。

■「次世代に技能の伝承を」 大阪府建団連・北浦会長

 春の叙勲で旭日双光章を受章した大阪府建団連の北浦年一会長は、受章にあたって、次の通り感想を語った。
     ◇
 この仕事を始めて52年ほどになるが、振り返ればいろいろなことがあった。仕事で一番印象に残っているのは、東大寺の昭和の大改修である。
 建設業は様々な面で大きく変わってきた。技術は非常に進歩したと思う。しかし、いまバブルの後遺症から脱しきれず、悪いものが一斉に吹き出てきている。半面、職人の待遇改善を急ぐ必要があり、難問が山積している。
 50年の間、職人の待遇は改善されていないどころか、逆に悪化している。建設業全体がものづくりの原点に立ち返らなければならない。いま優秀な職人が減っており、技能の伝承が危機に陥っている。次の世代に技能を伝承するための仕事を長くやってきたが、ここ1、2年が一番大事な時期かと思い、危機感を持っている。優秀な職人を中心にしたシステムに少しでも変えていきたいと思っている。
 いつの時代でも難しい問題はあります。時代時代で問題は異なるが、それを乗り切って次の世代に仕事を引き継いでもらわなければならない。建設業は将来も決してなくなることはない。
 今考えたら、この仕事一筋にやってこられたのは幸せだと思っている。ただ、もう少し今の専門工事業界を良くしたいという気持ちがあり、これからも努力していくつもりである。
 職人を取り巻く環境は、(建設雇用改善法改正、公共工事品確法など)法律はできても悪い方向に進みそうな流れになっている。
 建団連が進めている派遣研究会事業の趣旨は、優秀な業務の中核になる職人を残すことでる。きちんとした技能、資格を持った人を組織することが目的でで、全体の3割ぐらいをメドにしている。
 ここ数年、多くの問題が出てきて、逆に働く職人にはチャンスがきたととらえている。不祥事が多発することで、一般の関心が集まっており、このような時期こそチャンスである。
 ただ、今までのように、陳情やお願いするだけでなく、こちらから提案するような集団にならないと生き残れないと思う。
     ◇
【北浦氏の略歴】昭和11年生まれ(70歳)。昭和30年北梅組に入社、同41年代表取締役社長、平成6年代表取締役会長、同16年から相談役。団体関係では、昭和53年大阪府建団連副会長、平成12年から会長、同15年から建設産業専門団体近畿地区連合会会長、昭和63年から平成16年まで近畿躯体工業協同組合理事長(現在は名誉理事等)などを歴任。昭和62年に大阪府知事表彰、平成5年に建設大臣表彰、同6年に黄綬褒章を受けている。

■別所支部長が再選 日塗装大阪府支部

 日本塗装工業会大阪府支部(別所宏昭支部長)の第52回定時総会は4月26日、大阪市中央区のヴィアーレ大阪で開かれた。
 冒頭、別所支部長は「昨年来の耐震偽装問題、談合問題などの影響により、仕事量、コストの下落につながっている。このような現況下で会員の皆様の経営に役立つ情報提供、教育、新市場開拓につながる事業を進めたい。具体的にはペインテナンス保証事業に加え、新たに大規模改修工事の保証事業も企画している。またフレックススウェード工法、外断熱工法も展開、ペイントショー2006でも情報発信を行った。厳しい環境だが、専門工事業者としての本来の技術・技能を磨き、業界の流れを読み取り、企業経営に役立つものを自ら日塗装を通じてつかみ、活用していただきたい」とあいさつ。
 議事では05年度事業報告・同決算、06年度事業計画・同予算案を承認した。
 任期満了に伴う役員改選では、支部長に別所宏昭氏(大阪塗装)が再選され、副支部長に五十嵐建二(五十嵐塗装店)、石渡良道(石渡英雄塗装店)、山本功通(山洋塗工)、松室利幸(伊勢屋テック)各氏が選ばれた。

■塗料新珠会 幹事長に斎藤氏

 塗料新珠会は4月16日、大阪市淀川区のダイドーボウルで、第55回総会を開き、役員改選の結果、次の新役員を決めた。
【幹事長】斎藤岳人(かね藤)
【副幹事長】寺田繁(壽産業)▽田倉久謹(田倉商会)▽藤田宗男(伸光商会)
【書記】太田光幸(フジペック)
【会計】植田淳(植田塗料)
【幹事】モーリス美和子(小島塗料)▽吉田弘樹(吉田産業)▽谷口敬司(松倉商事)
【会計監査】高田幸男(三興塗料)
【幹事】梶田正一(井原商店)
 なお、同日開催されたボーリング大会では、台谷剛志氏(ダイヤ化成)が3ゲームトータル516のスコアで優勝した。

■日ペ 中国に合弁会社設立 汎用塗料の製造で

 日本ペイント(松浦誠社長)は、新会社「立邦塗料(成都)有限公司」(資本金500万米ドル、日本ペイント直接出資40%)を中国・成都市に設立した。07年1月より稼動し、汎用塗料(エマルション塗料、木工用塗料)を生産する予定。
 中国西部は近年発展が目覚しく、さらに今後も都市開発、地域格差の是正が見込まれており、汎用塗料需要の拡大が予想されている。現在、内陸部の顧客に対しては、上海立邦塗料(中国)有限公司から陸路輸送していたが、中国西部の中心都市である成都に生産拠点を持つことにより、顧客ニーズへのきめ細やかな対応、拡大する需要に対する安定供給を図る。
 また、同社は既存の中国北部(廊坊立邦塗料)、東部(立邦塗料)・南部(広州立邦塗料、立邦塗料・広東)に西部の新拠点を加えることにより、中国でのトップブランド確立をめざす。

【新会社の概要】
所在地・成都市経済技術開発区 ▽設立日・05年12月27日▽生産能力・年間7万2千トン(エマルション塗料6万トン、木工用塗料1万2千トン)

■関西ペイント インド子会社の社名変更

 関西ペイントは、インドの連結子会社グッドラスネロラックペイント社の商号を「カンサイネロラックペイント社」に変更する。
 グッドラス社が関西ペイントの100%出資子会社であるポリコートパウダー社(インド・ムンバイ市)との合併に伴い、出資比率が66・4%になることを機会に、関西ペイントグループの名称を全面に押し出し、市場での信頼性向上を図るのが狙い。
 なお、「NEROLAC」は汎用塗料のブランド名として同国市場で広く知られているため、今後も商号の一部として引き続き使用する。


■関ペが増配 

関西ペイントは、06年3月期の1株当たり期末配当金を前回予想(4円)より上方修正し、6円とした。これに伴い年間配当は前期の8円から2円増配し、10円とする。

■経営監理委を新設 関ペ組織変更と人事 

 関西ペイントは4月26日開催の取締役会で、組織変更と取締役の職務委嘱変更・異動を内定した。6月29日開催予定の定時株主総会で正式決定する。
【組織変更】
 会社法の施行に伴い、同社および関係会社の事業活動の適正展開を図り、ガバナンスを強化するため、コンプライアンス委員会・危機管理委員会を廃止し、これら機能を包含する経営監理委員会を新設する。同委員会は、コンプライアンスの推進・定着、事業活動に伴う危機管理対策・対応、事業活動の内部統制を推進・展開、事業活動に伴う情報の開示・管理を行う。
【職務委嘱変更】
 (5月1日)経営監理委員会委員長(コンプライアンス委員会委員長兼危機管理委員会委員長)代表取締役社長小林正受
【新任取締役候補】
 (6月29日)国際本部副本部長兼企画部長兼第1営業部長(国際本部副本部長兼第1営業部長)石野博。

■中国塗料人事

 (5月1日)マリンコーティングスディビジョンバイスプレジデント兼同ディビジョン国内営業統括部営業第一部長(チュウゴクサンワペインツリミテッド理事)執行役員広中茂実。

■国交省ら 6月1日を「景観の日」に 推進会議全国大会を開催

 景観法を所管する国土交通、農林水産、環境の3省は、同法の基本理念の普及、良好な景観形成に関する国民の意識啓発を目的として、同法の施行日である6月1日を「景観の日」に制定し、各種の普及啓発活動を実施する。
 本年度は6月1日に「日本の景観を良くする国民運動推進会議」全国大会を開催する。主催は「日本の景観を良くする国民運動推進会議」(会長・北城恪太郎経済同友会代表幹事)。

 同大会の開催概要は次の通り。
【日時】6月1日午後1時〜午後5時(予定)
【場所】シェーンバッハ・サボー(東京都千代田区平河町2−7−5)
【表彰式】都市景観大賞「美しいまちなみ賞」(国土交通省)▽美の里づくりコンクール(農林水産省)▽自然公園写真コンクール(環境省)
【基調講演】「美しい景観」から「いい風景」へ(進士五十八・東京農業大学教授、日本学術会議会員)
【パネルディスカッション】コーディネーター・西村幸夫東京大学教授▽パネリスト・大原謙一郎大原美術館理事長、倉敷商工会議所会頭・川端五兵衛近江八幡市長▽セーラ・マリ・カミングス桝一市村酒造場取締役▽浜美枝(女優、農政ジャーナリスト)

■戸山小学校の壁を塗装 東塗協ら協力

 東京都と新宿区、新宿警察署は5月10日、新宿戸山地区の環境を浄化し、安心安全なまちづくりを進めるため、新宿区立戸山小学校および戸山幼稚園の壁面に落書を防ぐ塗り絵を描いた。
 業界からは東京都塗装工業協同組合、日本塗装工業会東京支部、日本塗料協会が協力。当日は、10時30分から開会式を催し、そのあと各現場で落書きの消去と壁画制作を行った。


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