Yahoo! JAPAN

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索
◆日本塗装時報 2008年10月18日発行 第1860号◆
■過去の行政処分歴を検索「ネガティブ情報検索サイト」国交省が開設
 国土交通省は10月1日から「ネガティブ情報等検索サイト」を開設した。

 国交省所管の事業者について、過去の行政処分歴を検索できるもので、国交省本省および地方支分部局のホームページに点在するネガティブ情報などを一元的に集約し、事業者の名称を入れるだけで簡単に検索できる。消費者保護の観点から、事業者に対する新しい「監視の目」をつくることが狙い。

 対象事業者は▽建設業者(行政処分・指名停止)▽測量業者▽建設コンサルタント▽地質調査業者▽補償コンサルタント▽宅地建物取引業者▽マンション管理業者▽不動産鑑定士▽登録住宅性能評価機関▽指定確認検査機関▽建築基準適合判定資格者▽一級建築士▽鉄道事業者▽バス事業者▽タクシー事業者▽トラック事業者▽自動車整備事業者▽自動車製作者等(道路運送車両法関係)▽船舶運航事業者▽航空運送事業者。

URLはhttp://www3.mlit.go.jp/

■大阪府建団連ら 国交省幹部と意見交換会

建団連意見交換会
 大阪府建団連(北浦年一会長)と建設産業専門団体近畿地区連合会(近畿建専連、北浦会長)は10月10日、国土交通省建設市場整備課の岡哲生建設産業振興室長、横田正文労働資材対策官、京都大学工学研究科・古阪秀三准教授と意見交換会を開いた=写真。

 冒頭、北浦会長は「現状の突破口を見つけるため職人学校、技能者会などを仕掛けている。少子高齢化が進む中、若い職人の確保育成という大きな意味でやっているが、専門工事業者になかなか浸透せず、ご理解が得られないのが現状だ。技能継承のためにもぜひ真剣に考えていただきたい」とあいさつ。

 古阪准教授は「技能者会は建専連も巻き込み、1年後1万人を目標にきちんと立ち上げてほしい。『建設産業政策2007』も職人問題を一番念頭に置いている。これが最後のチャンスと思い、良い仕組みを作り上げていきたい」と述べた。

 岡室長は「『建設産業政策2007』では5つの方向性を打ち出した。公正な競争基盤確立のための具体的取り組みとして、法令遵守推進本部を設置し、駆け込みホットラインを設置した。全国で300件ほどの通報があり、それを精査して場合によっては立ち入り調査を実施している。6月には法令遵守ガイドラインを策定した。人づくりの推進のためには、基幹技能者制度の発展に努めているが、大阪府建団連の職人学校、技能者会にも非常に期待をしている。本日は皆様の生の声をお聞かせいただき施策に反映していきたい」とあいさつした。

 横田対策官は「厳しい状況で技術力、経営力を磨くことが今後の発展につながる。そのためにも人の育成が重要だが、これを支援する予算要求をしており、若者が建設業に入っていく流れをつくっていきたい」と述べた。
 このあと出席した各団体の役員をまじえ活発な意見交換を行った。

■建産協のVOC放散基準案 日塗工が反対を表明
 日本建材・住宅設備産業協会は、建材からのVOC放散速度自主管理化研究会(事務局・建材試験センター)で、「建材からのVOC放散基準案」を8月に公表し、08年4月に制定を目指している。  トルエン・キシレンなど4種類のVOCの放散速度基準を設定するもので、同基準が制定されればF☆☆☆☆と同様の表示が求められることも予想される。

 これに対し、日本塗料工業会は、不必要な基準制定であるとし、研究会への参加を辞退するとともに、反対の姿勢を表明した。その理由として▽トルエン、キシレン等の濃度や厚労省の指針値を超過している住宅の割合は大幅に改善され激減している▽日塗工での自主的取り組みを強化・推進している▽現場塗装塗料のVOC放散速度は早い時期に小さな値になる▽基準案の対象になる建材は現場塗装用と工場塗装用が混在している―などを挙げている。

 日本塗料工業会では今後、需要業界に向けて今回の基準制定に反対する趣旨を説明していくとともに、過度の金銭的・労力的負荷がかからないよう対応していく考え。

■第5回ペイントショー 関東以外で開催へ
 2010年に開かれる第5回ペイントショーは、このほど実行委員会のメンバー構成が決まった。  実行委員長に小林正受日本塗料工業会会長、副実行委員長に小島正勝日本塗料商業組合理事長、河野玉吉日本塗装工業会会長が就任した。

 これまでは幕張メッセで2回、東京ビッグサイトで2回開催したが、業界全体のイベントであることを考慮し、次回は関東地区以外で開催する。開催地は10月中に開く企画委員会で最終的に決める。2万平米以上の展示会場を確保する必要があり、現在のところ大阪が最有力候補に挙げられている。

■関西ペイント 携帯電話で塗り替え相談「うちのオバちゃん」開設
 関西ペイントは、携帯電話を利用した住宅塗替えのアドバイスと塗料・塗装の相談を受け付けるサービスを開始した。

 携帯専用のサイト(http://www.kansai.co.jp/obacyan)で、キャラクター「うちのオバちゃん」が、住宅の塗り替えについての一般的な知識を分かりやすく解説してくれる。
 「塗り替えする理由」や「塗り替え時期」、「塗料の種類」、「戸建ての色彩」、「周辺の環境」について簡潔にアドバイス。画面上をおばちゃんが歩き回る待ち受けアニメがダウンロードできるほか、塗り替えについての問い合わせも受け付ける。

 同社では、今回のサービスを通じて住宅塗り替えにあたっての注意事項をアドバイスするとともに、塗料・塗装についての相談を携帯電話で受け付け、住宅塗り替えの普及推進に役立てていく。

■東京塗料会館3階に 仏食品振興会が入居
 日本塗料工業会と日本塗料協会の合併に伴い空室になっていた東京塗料会館3階に、フランス食品振興会が入居することが決まった。フランス大使館に近く、周辺環境の良さが高く評価された。11月に入居し、今後同会館で「ワイン試飲展示会」などのイベントも開催される予定。

■第16回塗料産業フォーラム 12月6日大阪、14日東京で
 日本塗料工業会主催、日本塗装工業会・日本塗料商業組合協賛による、第16回塗料産業フォーラムが12月に東京、大阪で開催される。

 今回のテーマは▽塗料産業の安全環境管理の現状(仮題)・曽我元昭日塗工常務理事▽塗料産業のVOC排出抑制対応の推移(仮題)・堀部恭一技術部長▽景観色標準体系(仮題)・北畠耀文化女子大名誉教授▽海外と日本の塗料産業市場(仮題)・Dr.Guiscard Glueck(BASF)▽塗料業界の化学物質管理の現状と今後(仮題)・和田英男製品安全部長。

【日時】12月14日東京塗料会館、12月6日大阪塗料会館、両会場とも13時30分〜16時50分。
【参加費】会員3500円、非会員5000円。
【定員】東京180人、大阪120人。
【申し込み期限】11月28日
【問い合わせ・申し込み先】日本塗料工業会内塗料産業フォーラム事務局(03・3443・2011)。

■日塗工写真展

金賞受賞作品
 日本塗料工業会の第18回写真展は10月1日から19日まで、東京塗料会館1階ロビーで開催された。  今年度は31作品が応募。審査の結果、次の作品が入賞した。

【金賞】「盆踊り」伊藤亮子【銀賞】「轟く」伊藤喜久子【銅賞】「壁画に見入る人」礒部進【佳作】「紺空に浮かぶ」西川穣▽「悠久」芳賀明日香▽「仁王像」 蜷川謙

■無機系塗料事業を譲受 トウペが大阪有機化学工業から
 トウペ(本社大阪府堺市、植松敏勝社長)は、大阪有機化学工業(本社大阪市中央区、鎮目泰昌社長)から無機系塗料事業を譲受することで合意した。

 これにより、トウペはこれまで大阪有機化学工業が使用していた無機系塗料の商標「スカイミック」を引き継ぐと共に無機樹脂の合成プラントも同社三重工場に移設し、「スカイミック」の製造販売を継続する。
 無機樹脂製造プラントの移設は来年3月までに完了し、4月からは同社で製造した「スカイミック」の販売を開始する。
 同社はこれまでも民間シンクタンクと共同研究を行い、無機樹脂と有機樹脂のハイブリッド系塗料の開発を進めてきたが、今回の無機系塗料事業の譲受により、新商品開発の幅を広げるとともに開発のスピードアップを図る。

 無機系樹脂は耐候性と硬度に優れるが、もろく割れやすいなどの欠点があった。その欠点を改善するため、最近では無機有機ハイブリッド樹脂が開発されている。同社では無機の特長を十分生かすため、これまでの無機有機ハイブリッド樹脂塗料に比べ無機成分量が多く、かつ優れた物性を示す熱硬化タイプの新規機能性樹脂塗料を市場に投入するという。

 具体的には、無機系塗料が持つ、ふっ素樹脂塗料をしのぐ超耐候性、耐汚染性、高硬度などの特長を武器に、アルミ建材他の金属外装材や窯業建材などへの展開を図る計画。
 また、建築、防食などの分野では常温乾燥形塗料を開発。環境に配慮した塗料として、超耐候性と優れた耐汚染性を持つ水系の無機塗料、および無機有機ハイブリッド樹脂塗料などを順次市場へ展開することにしている。

■竹林塗装 60周年を記念し研修会開催

安全大会会場
 竹林塗装工業(大阪市淀川区、竹林正浩社長)は10月6日夕、プラザオーサカホテルで、NHK「プロジェクトX」のエグゼクティブプロデューサー・今井彰氏を講師に招き、同社創立60周年を記念した安全衛生研修会を盛大に開いた。

 会場には、協力会社関係者ら約200人が出席。冒頭、竹林社長は「今日は『来て良かった』と思われる研修会を企画した。建設業退職金共済(建退共)制度は、当社でも昭和39年から加入したが、なかなか継続されていなかった。このほど改めて実施することが決まり、皆さんと一体となり活用していきたい。今年当社は創立60周年を迎え、本日の研修会を記念講演として、式典に代えさせていただくことにした。今日までご支援いただいた皆様方に改めて感謝申し上げるとともに『感動』と『感謝』を込めて、意義ある研修会にしたい」とあいさつ。

 続いて、勤労者退職金共済機構の竹内翔司相談員が建退共について説明。そのあと、今井氏が「プロジェクトX―成功するリーダーの条件」と題し、約1時間半にわたって講演した。今井氏はプロジェクトXの企画が実現するまでの苦労や、放映後の反響、取材で出会った人々の話などを披露、参加者に強い感銘を与えた。

(講演内容の概略は→こちらでご覧いただけます。)
■大日本塗料 塗膜下の金属腐食を診断 防食仕様の選定までシステム化
 大日本塗料は、塗膜下の劣化面積および劣化の程度を定量化できる塗膜診断・塗り替え仕様選定システム「シFS3システム」を開発した。

 従来からの塗膜の目視による劣化度診断に加え、現場で簡単に測定操作できる塗膜下金属腐食診断装置やデジタル画像処理により、塗膜下の劣化面積および劣化の程度を診断する。
 塗膜下金属腐食診断装置は、アルミニウム製のため軽く、現場での操作性が良い。独自に開発した診断ソフトは、劣化状況および期待耐用年数に応じた防食システムが選定できる。
 これらの塗膜診断システムを使って実構造物の塗膜劣化および塗膜下金属の腐食状況を診断し、ユーザーの要望に合致した防食工法を提案するシステムを構築。ユーザーに経済性の高い塗り替え仕様の提案が可能になった。

 同社では、最近米国で発生した高架橋の崩落事故を受け、同システムを現場で活用することで、国内の構造物の緊急点検に対応するほか、今後の伸びが予測される維持修繕需要に幅広く活用していく。

■クリアで素地を生かす塗床材 アートケミカルが施工
 アートケミカル(大阪市西淀川区佃4−8−6、坊垣勝則社長)は、階段・スロープに張られた大理石・タイル面の滑り事故を防ぐ防滑塗床材「パークコートNS5000」の施工実績を拡大している。

 近年、マンションやビルではスリップ事故が多発し対策が急がれているが、従来の防滑材では下地の意匠性を損なう難点があった。
 同製品はエービーシー商会(東京都千代田区)が開発したもので、クリアな塗膜を形成するため、タイルや石材の風合いを損なわないでノンスリップ効果が得られるのが特長。  溶剤形アクリルシリコン樹脂系で、ホルムアルデヒド放散等級はF☆☆☆☆。磁器タイル(釉薬、レンガ調、金属光沢調)、陶器タイル、御影石、その他石材に適応し、骨材に散布されたガラスビーズが滑りを防止する。

 施工仕様は▽床面ポリッシャー洗浄▽下塗り(パークコートNS5000)ローラー塗り▽骨材散布(ガラスビーズJ30)▽上塗り(パークコートNS5000)ローラー塗り。
 荷姿は18Kセット(基材16K・硬化剤2K)、4・5Kセット(基材4K・硬化剤0・5K)、専用うすめ液(16L・4L)、ガラスビーズJ30(20K入り袋)。
 材工設計価格(床面ポリッシャー洗浄別途)は、300u以上2600円、20u以下一式20万円。  問い合わせ先は、アートケミカル(06・6471・1730)。

■日本ペイント 自補修用カラーベースでエコマーク取得

エコマーク
 日本ペイントオートリフィニッシュ事業部は、水性自動車補修用塗料naxオーデベースシリーズでエコマークを取得した。
 自動車補修用のカラーベースとしては揮発性有機化合物が最小値196g/Lでの取得。対象商品は10種121品目あり、順次缶やラベルにエコマークを掲載し、環境配慮型商品としてのPRを図る。

 対象商品、認定番号などは次の通り。

【naxオーデベース(7種117品目、揮発性有機化合物196g/L以下)認定番号07 126 024】
 ▽原色全色(67品目)▽オーデSCカラー全色(10品目)▽オーデマイカベース全色(35品目)▽オーデベースアンダークリヤー▽オーデベース151スカシバランサー▽オーデベース280補正用クリヤー▽オーデ希釈剤(標準・低湿用)2品目

【naxオーデ(2:1) アクアクリヤー(2種2品目、揮発性有機化合物292g/L以下)認定番号07 126 025】
 ▽オーデ(2:1)アクアクリヤー主剤▽水性用ハードナー

【naxオーデ ウレタンプラサフエコX1(1種2品目、揮発性有機化合物211g/L以下)認定番号07 126 026】
 ▽グレー/ホワイト (2品目)

■日本ペイント 台湾・亜洲工業を子会社に
 日本ペイントは10月1日、亞洲工業股?有限公司(台湾)の発行済み株式の16・2%を取得して出資比率を51%に引き上げ、子会社にすることを決めた。

 今回の亜洲工業の子会社化は、今年1月に発表したタイ子会社の株式取得に続くもので、アジア地域での事業再編の一環。同社の経営資源や技術の投入を通じて、売上の拡大と長期経営計画の実現に寄与するものとしている。

 日本ペイントは、アジア地域の合弁事業で提携していたウトラムホールディングス社(香港)との間で、ウトラム社およびその子会社が運営する合弁会社の企業価値を更に高めるため、2010年までに各合弁会社の日本ペイント側出資比率を51%以上にすることで合意している。

■橋塗協の機関誌
 日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会は『Structure Painting』2007年9月号を発刊した。内容は▽本山蓊会長あいさつ▽竹内義人海洋架橋・橋梁調査会専務理事「強く美しい国を目指して」▽技術報告「鉄道橋梁への水系塗装系の試用塗装工事を終了して」「鋼道路橋塗装・防食便覧について」「早川橋への高塗着スプレー塗装工法の施工について」「屋外ブラスト施工及びブラスト足場の合理化提案」▽技術資料「阪神高速道路株式会社における塗装塗り替えに関する基準改定」「高塗着スプレー塗装工法施工技術マニュアルの紹介」▽津野和男「山陰路をいく」▽橋塗協だより▽高塗着スプレー塗装工法NETISに登録―など。

■日本ペイント販売 神奈川流通センター 新調色工場が竣工

竣工式のテープカット
 日本ペイント販売の神奈川流通センター(神奈川県大和市深見東3−1−13)では、調色工場新築棟(リージョナルファクトリー)がこのたび完成、稼動を始めた。

 同社は02年枚方流通センター(大阪府枚方市)に初めて全自動調色機を導入し、04年には関東流通センター(埼玉県南埼玉郡白岡町〉、今年7月には犬山流通センター(愛知県犬山市)に順次導入している。これにより汎用塗料の翌日納入(リージョナルファクトリーシステム)を可能にした。

 今回完成した神奈川流通センターリージョナルファクトリーは、敷地面積4219平方メートル、施設面積291平方メートルの規模で、新鋭調色機1機が稼動し、全自動調色を行う。神奈川にリージョナルファクトリーを設置したことにより、首都圏でも需要の多い神奈川地区への顧客サービスを強化する。  全自動調色機を導入した工場では、生産量が上がるなどの効果を確認しており、今後もシステムと設備両面の充実で汎用塗料販売の拡大を図る方針。  9月29日には、関係者を招いて落成記念式典を開催。同社特約店などの担当者に最新設備を披露した。

■NACEインター東京 設立1周年式典を開催
 国際的な防食技術者で組織するNACEインターナショナル(本部・米国ヒューストン)の東京セクション(田邊弘往会長)は9月4日、設立1周年記念式典を品川・御殿山で開催した=写真。

 NACEインターナショナルは、1943年に設立され、現在の会員数は約1万7000人。東京セクションは、近年世界的に拡大しているIMO(国際海事機関)関係の塗装検査員の資格に対する要求をはじめ、造船工業会などからの塗装検査や電気防食の教育に対する需要に応えるため、昨年8月1日に設立された。現在の会員数は約150人。

 式典には、NACE本部よりルー・ビンセント会長、トニー・キーン専務理事、のマイク・モス教育部部長ら50名が出席。塗装検査員養成教育プログラム(CIP)の普及に貢献した日本造船工業会・桐明公男氏、日本造中小型造船工業会・冨澤茂氏に表彰状が授与された。

 東京セクションは、塗装検査員養成プログラム(CIP)、カソード防食研修プラグラム(CP)cKit(高校生向け教育プログラム)などの教育訓練を日本語で提供することで、当初の予想を上回るペースで拡大しているという。
 9月6日には、神奈川県立横須賀工業高等学校で第2回目のcKit授業が行われ、来日中のビンセント会長ほか、授業の指導をしている東京セクションの役員が参観した。

■色彩研究所の「色彩セミナー」開催概要
 色彩研究所のセミナー開催概要は次の通り。
 (セミナー名・日時・会場・定員・通常受講料・対象)

【実習で学ぶ色の混色方法(秋期)】10月19日10:00〜16:30▽きゅりあん(品川区立総合区民会館)▽20人▽1講座(一般)2万6250円▽混色・調色の基礎知識習得、調色・色彩管理業務に関心のある人、新人研修、社内研修など。

【色彩基礎講座・色の数値化と測色(秋期、色彩管理士認定コース対象講座】10月26日10:00〜16:30▽国立オリンピック記念青少年総合センター研修室▽20人▽一般3万1500円▽色彩の品質保証・製造・検査に関わる人、新人研修、各種色彩検定受験者など。

【カラーマッチングの基礎講座(色彩管理士認定コース対象講座)】11月9日10:00〜16:30▽きゅりあん▽20人▽一般3万1500円▽色彩の品質保証・製造・検査に関わる人、新人研修、各種色彩検定受験者など。  問い合わせ・申込先は日本色彩研究所セミナー係(048・794・3817、http://www.jcri.jp)。

■大阪府技能競技大会 大塗装ら参加

課題に取り組む選手
 第19回大阪府技能競技大会(技能グランプリOSAKA、大阪府技能士会連合会主催)が9月29日、大阪府摂津市のポリテクセンター関西で開かれた。
 同大会は、技能の重要性をアピールするとともに、技能士の社会的地位向上のため毎年開催しているもの。今回は建築塗装、タイル張り、建築板金、フラワー装飾など8職種から48人の選手が出場した。

 建築塗装の部には、大阪府技能士会、大阪府塗装工業協同組合、日本塗装工業会大阪府支部の3団体が共同で参加。全国建築塗装技能競技大会と同様、▽つやあり合成樹脂エマルションペイント刷毛塗り仕上げ▽フレックススウェード木目調仕上げなどを課題に競技を行い、来場者から注目された。  成績優秀者の表彰は11月9日、府立労働センター(エル・おおさか)で開かれる大阪府職業能力開発促進大会で行われる。入賞者は次の通り。

【大阪府知事賞】兵頭孝二(三木塗装店)【大阪府職業能力開発協会会長賞】森一生(石渡康三郎塗装店)【大阪府技能士会連合会会長賞】茶谷大(竹延)▽中村哲也(五十嵐塗装店)▽池本竜也(同)

■近畿建専連が研修会 法令遵守ガイドラインで

会場の様子
 建設産業専門団体近畿地区連合会(近畿建専連、北浦年一会長)は9月26日、大阪市内のホテルで研修会を開催した=写真。

 開会にあたり北浦会長は「これからは良い職人をもった企業が生き残る時代になる。いま国を挙げて法令順守の声が高まっている。これを上手に使って業界の正常化を実現し、資格のある技能者が相応の待遇を受けられるよう努力してほしい」とあいさつ。

 近畿地方整備局建政部・南昌明建設産業調整官が講師となり、国交省が6月に策定した「建設業法令遵守ガイドライン」について説明した。同ガイドラインでは、元請下請の関係において、不当に低い請負代金、指値発注、赤伝処理などの例を挙げ、どのような行為が建設業法に違反するかを具体的に示している。
■大阪府塗装工業協同組合 CORINS講習会を開催

「CORINS講習会」会場の様子
 大阪府塗装工業協同組合は9月14日、建団連会館で、工事実績情報システム(CORINS=コリンズ)の講習会を開いた=写真。

 同システムは、国、独立行政法人・事業団、地方自治体、公益民間企業が発注した公共工事の情報を、JACIC(日本建設情報総合センター)が データベース化し、発注機関へ提供しているもの。当初は5000万円以上の工事が対象であったが、02年から500万円以上に拡大、さらに05年からは「技術者工事経歴検索システム」の運用を始めている。
 近畿地方整備局管内では、2500万円以上の直轄塗装工事で、全体の約2割の工事がデータ未入力となっているため、検索では反映されていなかった。

 講習会開催にあたって磯部明良副理事長は「各社が受注した工事実績が適正に反映されることは、実績評価が重要視されている中で極めて大切である」とあいさつ。
 今井範雄JACIC近畿地方センター長がCORINSの概要を説明したあと、平岡佳男副参事が事前に配布していたテキストをもとに、登録方法を具体的に解説した。
■会社人事
大日本塗料

(10月1日)海外事業部事業企画グループ専任課長、石本比佐志▽建材塗料事業部営業グループ専任部長、木村喜一郎▽建材塗料事業部営業グループ次長、児島雅雄▽建材塗料事業部テクニカルサポートグループ専任部長、高田俊洋▽建材塗料事業部テクニカルサポートグループ長、斉木郁夫▽兼建材塗料事業部開発グループチームリーダー、池田純一▽愛潔世環保材料(寧波)有限公司出向兼海外事業部事業企画グループ中国室専任課長委嘱、釼持信博▽プラスチック塗料事業部テクニカルサポートグループ専任課長、赤松徹▽小牧工場工程課専任課長、中村清一▽事業開発部開発チームチームリーダー、福安繁夫▽兼資材本部購買部チームリーダー、中山俊介▽星田辺化工(上海)有限公司出向、岩見勉
(10月3日)参与、スペシャリティ事業部長委嘱山崎雄治▽
(10月6日)参与、生産部門副部門長・生産技術企画部長委嘱谷口明夫

関西ペイント

 (10月1日)審査室長(審査室担当部長)吉野省三▽工業塗料本部技術開発部長(工業塗料本部第2技術部担当部長)村田正博

■組織変更
大日本塗料

(10月1日)購買第二課(東京)を本社(大阪)に購買部として集約し、購買第一課(大阪)、購買第二課(東京)を廃止する。

■おくやみ
 岩本 波夫氏(いわもと・なみお=元大日本塗料監査役) 10月2日3時46分、胃がんのため死去。84歳。告別式は4日、神奈川県藤沢市の大庭台霊園で営まれた。喪主は長男・範明(のりあき)氏。

 日本大専門部商科卒業後、昭和21年大日本塗料入社、蛍光品事業部長、関係会社管理部長を経て、昭和58年常任監査役・ニッポ電機監査役、平成元年〜平成3年監査役。

【今月の特集記事】
  • 安心・安全な塗装業を目指して(6)
       プロのペンキ屋さん・オブ・ジャパン 代表 草刈 保廣
  • 講演・「プロジェクトX―成功するリーダーの条件」
       NHK「プロジェクトX」エグゼクティブプロデューサー・今井彰 氏
  • 「先見的研究」に思う B 
       中村工業(株)会長  中村 和幸氏
  • (内容の概略は→こちらでご覧いただけます。)

    【新製品情報】
    ■エスケー化研 トタン屋根の塗り替えに「ルーフスターU」発売
     エスケー化研は、経済性に優れ、使いやすい二液特殊ポリウレタン樹脂トタン屋根用塗料「ルーフスターU」を開発した。  塗料用シンナー(弱溶剤)で希釈可能な特殊ウレタン系樹脂を用いたカラー鋼板、カラートタンなどの塗り替え専用の屋根用塗料。強じんで可とう性のある塗膜を形成し、激しい風雨や積雪、滑雪などに対して優れた耐久性を発揮し、寒暖の繰り返しによる耐ひび割れ性にも優れる。低温下でも刷毛作業性に優れ、美しい仕上がりが得られる。  これまでのトタンペイントと比較して、高い光沢が得られ、鉛・クロムを含まず、環境に優しい。  トタン屋根には、従来アクリルシリコン樹脂系のルーフスターSiがあるが、ルーフスターUはその汎用タイプとして位置づけられている。商品のラインアップを充実させることにより、幅広いニーズに対応し、市場の拡大を図る。  用途は、カラー鋼板、カラートタンなどの塗り替え。設計価格は、2300円/u。 【荷姿】ルーフスターU16Kセット(主剤14K、硬化剤2K)。  問い合わせ先は同社事業本部072・621・7733。