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◆日本塗装時報 2008年5月18日発行 第1868号◆
■長崎塗装店と三慶 中国・大連に塗装訓練校を設立

開校式の様子
 長崎塗装店(広島市、長崎和孝社長)と人材派遣業の三慶(広島県安芸郡、三戸誉士雄社長)は、共同出資で中国・大連市に「三慶長崎商務諮問(大連)有限公司」を設立、日本人スタッフにより日本語教育と塗装技術・安全教育を行う「大連塗装教育訓練校」を4月から開校した。6か月間の合宿訓練により、即戦力になる人材を育成するのが狙い。受け入れ側の会社が協力金を負担することにより、国内で実地訓練を行う時間と労力が大幅に節減できる。第1期生は30人が訓練を受けており、今後協同組合を通じ研修・技能実習生として各地の塗装会社に送り出す予定。

 外国人の技能実習制度は1993年に法制化され、それまでの研修に加え、社会保険・労働保険が適用される労働者として技能実習が可能になった。研修・技能実習の期間は合計で最大3年間。現在63職種116作業が認定されており、その中には「建築塗装作業」「鋼橋塗装作業」も含まれている。  ただ、建設現場で外国人労働者が働くには、技術・技能の修得だけでなく、日本語のコミュニケーション能力が求められ、日本の受け入れ企業側で6か月から1年間の社内教育が必要になる。研修中の賃金が受け入れ企業側の負担になるだけでなく、教育する教官の時間が拘束されることにより、作業効率が低下するという問題があった。

 今回、長崎塗装店と三慶の両社が立ち上げた大連塗装教育訓練校は、こうした点に配慮し、日本人スタッフが直接日本式の塗装技能と安全教育を教え、現場で即戦力になる人材育成を図るもの。受け入れ側企業は協力金(20万円、協同組合関係費用は別)を負担するだけで、研修生を教育する労力が大幅に軽減できる。

 現地法人の董事長(会長)には武田雄三三慶会長、副董事長に長崎和孝社長、総経理(社長)に長崎邦彦長崎塗装店専務が就任。実務面は主に長崎邦彦専務と三戸誉士雄三慶社長が担当する。  訓練校では、研修生30人に対し日本語教師2人、塗装技能教官1人、通訳2人を配置。日本の文化・風習や現場での慣習など、「日本的なものの考え方」から指導。塗装技術教育は、日本人の一級建築塗装技能士がすべて日本語で授業を行う。

 中国側の送り出し機関は、全寮制の学校施設を所有している「大連華龍国際労務合作公司」と提携。研修生の教育期間中は、24時間体制で指導・教育する。また、学校施設を塗装・改修作業に提供してもらえるため、実際の建物を使った訓練が効率的に行える。

 中国東北部で開校するメリットとして▽有力企業である大連華龍国際労務合作公司と提携でき、政府のバックアップも万全▽対日感情が良い▽内モンゴルや東北部の純朴で真面目な人材を採用できる―などを挙げている。

 研修生は各地域で募集し、応募者の家族・親族の面談・調査のあと本人の個別面談を行い、労働意欲や立ち居振る舞いのチェック、作業への適性テストを行って最終的に決定する。


日本人教官の指導で机の塗装作業に取り組む研修生
「日本語」と「安全」を徹底指導

 カリキュラムは「塗装技術教育」を330時間行うほか、日本語教育に720時間を充てる。日本語教育の内訳は▽日本語の基礎「初めての日本語」456時間▽「生活会話とマナー」220時間▽日本の地理・歴史などの紹介「ようこそ日本へ」20時間。

 塗装技術教育は、日本国内と同様の作業環境の下で行う必要があるため、塗料や刷毛・ローラーなどの塗装機材もすべて日本製品を使う。また、安全教育を重視し、模擬KYT、ビデオ講習、実技教育時の安全指導を徹底的に行う。
 6か月間の教育終了後は、「団体監理型研修」として、コスモス協同組合(広島県安芸郡府中町、足立琢磨理事長)を通して各塗装会社に送り出す。入国後の集合研修(1か月)も同組合に受託できる。

 また、長崎塗装店では、今後全国展開も視野に入れており、コスモス協同組合以外の各地の協同組合とも提携し、全国の塗装会社に採用を呼びかけていく考え。

 問い合わせ先は▽長崎塗装店(082・247・9365、担当・長崎邦彦専務)▽三慶(082・284・7335、担当・三戸誉士雄社長)。

■春の叙勲・褒章 中石氏に瑞単
 政府は4月29日、08年春の勲章受章者を発表した。塗装業界からは中石一三氏(兵庫)が瑞宝単光章に選ばれた。国土交通省関係の伝達式は5月9日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で行われた。
▽中石一三氏(64歳) 姫路塗装工事部長、兵庫県姫路市。

川端氏に黄綬

 08年春の褒章で、塗装業界からは川端祥治郎氏(静岡)が黄綬褒章を受章した。国土交通省関係の伝達式は5月16日、同省共用大会議室で行われた。
▽川端祥治郎氏(58歳) 共栄社代表取締役、日本塗装工業会常任理事、静岡県島田市。

塗料販売店関係 大川氏に旭双

 塗料販売店関係では、大川馨氏(東京)が旭日双光章を受章した。
▽大川馨氏(76歳) 大川代表取締役社長、元日本塗料商業組合理事長、元東京塗料商業協同組合理事長、東京都。

■「SKロングガード工法」浜松市の機械式駐車場に採用

機械式駐車場
 エスケー化研が開発した機械式駐車場塗り替え工法「SKロングガード工法」が、このたび静岡県浜松市の機械式駐車場「ネオステージ新津」に採用された。

 同物件は静岡県浜松市にあり、周辺環境は共同住宅が隣接する住宅地域。機械式駐車場専用の塗替え塗料であるという特性が評価され採用された。仕上りは隠ぺい性、光沢率が高く、美観が著しく向上したと好評を得ている。
 機械式駐車場は屋外では太陽光線や風雨により塗膜が劣化しやすく、地下では高い湿度の影響で鋼材の腐食が進みやすい。また屋内でもタイヤの磨耗によって塗膜の劣化が進むという厳しい環境下にさらされることが多い。

 同工法はこれらの問題に対処。乾燥性、硬化性に優れたウレタン架橋塗謨を持つ上塗りの「ハードクイックUT」は、従来のウレタン塗料と比較して▽タイヤ跡がつきにくい▽強じんな塗膜構造により、高い表面硬度と耐磨耗性を示す▽紫外線に対する抵抗性が高く、耐候性に優れる―などが特長。下塗りの「ミラクガードRP」は防食性に優れ、鉛・クロムフリーの安全設計になっている。

■エスケー化研 屋根塗り替えシステム パンフレットを充実
 エスケー化研は、屋根用塗り替え塗料の総合パンフレット「SKK屋根塗り替えシステム」を作成した。

 屋根は外壁より劣化が数段早く進行するため、塗り替え材料を選ぶ場合、外壁に使用する塗料より1ランク上の性能を待った塗料を選択することがポイントとなる。
 また、屋根には日本瓦、薄型塗装瓦、セメント瓦、金属など、多種多様のものがあり、それぞれの下地の種類と劣化状況に応じてそれらに適した材料を選定することが重要。
 同社では、金属屋根用のルーフスターシリーズ、薄型塗装瓦用のヤネフレッシュシリーズ、遮熱タイプのクールタイトシリーズなど、ラインアップを大幅に増やしている。
 同パンフレットでは下地別に製品選定の方法がわかりやすくまとめられ、それぞれの製品紹介から施工仕様までを詳しく説明している。

 今後、塗り替え市場の拡大が予想される中、数多い製品の中から最適な製品を選択する際に活用できる。

■トウペ 無機塗料専用工場が竣工 建材などへ需要拡大目指す

竣工式であいさつする植松社長

無機塗料専用工場
 トウペ(本社大阪府堺市、植松敏勝社長)は昨年10月、大阪有機化学工業(本社大阪市中央区、鎮目泰昌社長)から無機系塗料事業を譲受したが、このほど三重工場内に無機塗料の専用工場が完成、5月12日に竣工式を行った。

 竣工式では神事のあと、上松社長が「無機塗料は非常に塗膜が硬く将来有望な塗料である。エネルギーコストを削減するには硬化温度を下げ、環境問題面では水系にする必要があるなどの命題をかかえているが、すでに開発に着手しており、徐々に成果が上がっている。トウペ製造と創意工夫しながら連携して、これらの成果を製品化し、需要をさらに拡大したい」とあいさつ。

 来賓を代表して大阪有機化学工業・上林常務は「私どもは、御社とは無機塗料に関して長年協力関係にあった。このたび御社で私どもの無機塗料を一貫生産されることになり、昨年から技術者を派遣し、工場も新築移転することになった。御社の塗料技術は業界でも定評があり、この事業所を拠点に全国展開され、無機塗料事業がますます発展され、社会に貢献されることを祈っている」と祝辞を述べた。

 施工業者を代表して、鹿島道路・加藤常務執行役員のあいさつのあと乾杯して終了した。

 トウペはこれまで大阪有機化学工業が使用していた無機塗料の商標「スカイミック」を引き継ぎ、すでに販売を開始しているが、新工場の完成によりさらに改良を加え、耐汚染性、高硬度などの特長を生かして、アルミ建材などの金属外装材や窯業建材への展開を図ることにしている。

■「入札王」07年度28万件を収集 塗装・防水は約4000件に

 ズノー(東京都港区)は、官公庁、特殊法人、独立行政法人、地方自治体等の公募・入札情報配信サービス「入札王」を運営しているが、このほど07年度中に提供した公募・入札情報の分析を行った。

 それによると、07年4月1日〜08年3月31日の1年間に公告された公募・入札案件のうち、「入札王」が収集した案件は約28万件で、稼働日平均1日当たり約1200件を配信した。  このうち、「日本塗装時報・入札王メール配信サービス」(塗装・防水業務関連)は約4000件。

 「日本塗装時報・入札王メール配信サービス」の特色は▽約200機関、3,000サイト以上から情報を取得▽これまでの営業対象機関の公募・入札情報に加えて、未チャレンジの新たな機関の情報も入手することが可能▽割安の価格で必要な情報をパソコンに電子メールで配信▽毎日、新着情報を提供するので、情報を見落とすことがない▽無料トライアル(10日間)が可能―など。

 「入札王」の利用者からは「これまで手分けして各官公庁の入札情報を見ていたが、一括して情報を得られるので、効率的になった。人件費削減につながった」「これまで情報の入手が容易でなかった官公庁や外郭団体の入札情報も入手することにより、新規の営業開拓ができた」「個別・人的な収集作業では、公示情報の収集漏れの可能性があったが、網羅的に収集できるようになった」などの声が寄せられている。

■田倉氏が幹事長に 塗料新珠会
 塗料新珠会は4月13日、大阪市淀川区のダイドーボウルで、第57回総会とボウリング大会を開催した。  総会では07年度行事報告・会計報告、08年度幹事役員改選案・行事案・予算案を承認した。  新役員は次の通り。 【幹事長】田倉久謹(田倉商会)【副幹事長】寺田繁(壽産業)▽谷口敬司(松倉商事)【書記】梶田正一(井原商店)【会計】植田淳(植田塗料)【会計監査】斉藤岳人(かね藤)【幹事】モーリス美和子(小島塗料)▽高橋祐介(フジペック)▽三浦正之(三興塗料)▽平籔康行(生興塗料)  また、ボウリング大会の結果は、三浦正之氏(三興塗料)が3ゲーム合計515のスコアで優勝した。

■奈良県塗料商業会が発足「古都の環境と景観に貢献」

あいさつする藤川会長
 奈良県塗料商業会の設立総会が5月8日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、会長に藤川保雄大京塗料商会社長を選出したほか、規約、08年度事業計画などを承認した。塗料販売店の地域業界団体は、奈良、山梨の両県だけが未設置であったが、今回の奈良県塗料商業会の発足により、販売店の全国組織化に向けて大きく前進した。

 総会では、まず発起人代表の藤川氏が「かねてより奈良県でも塗料販売業として業界団体を設立するよう要望されていたが、片山近畿ブロック長らのご支援により本日の総会を迎えることができた。奈良地区は京阪のベッドタウンとして開発が進められているが、各産業の規模が小さく、塗料販売業としてもまだまだ基盤が弱い。日塗商近畿ブロックへの参画を通じて多くのことを吸収し、存在感を発揮できるよう努力したい。今回参加する6社が結束し、情報交換を通じて切磋琢磨し、当地での業界の地位の確立を目指したい」と設立に当たっての決意を表明した。

 来賓を代表して片山徹日本塗料商業組合近畿ブロック長は「近畿ブロック会は『自立』を基本に知恵を出し合って共通利益の向上を基本理念に掲げて活動を進めているが、奈良地区の皆様にも熱心な参加をお願いしたい。奈良は平安遷都1300年祭を2010年に控えている。景観についても従来に増してきめ細かい環境への配慮が求められることが予想される。近畿ブロックの取り組み課題しても環境色彩への対応を協議して貢献すべきだと思う。地域の産業分野でも新たな市場を開拓し、業界発展に結びつけることが求められている。今後ともブロック一体となり研さん、情報交換を通じて成長を目指したい」と祝辞を述べた。

 08年度事業計画では、▽日塗商本部との連携を密にして、業界の健全な向上発展に寄与する▽近畿ブロック会の一員として積極的に参画し、会員の業容拡大を目指した活動を推進する▽奈良県特有の風土を生かした環境色彩への提案活動を推進する―などの方針を掲げている。

 役員は次の通り。
【会長】藤川保雄(大京塗料商会)【副会長】米澤博之(米澤塗料)【理事】松岡正義(ウダ薬品)▽堀元美(田原塗料)▽前田広治(前田塗料販売)【監事】植田忠雄(植田塗料)     ◇  総会後の祝賀会で藤川会長は「奈良地区の景気はあまり芳しくないが、歴史と文化に育まれた奈良県を美しく彩り、環境にマッチさせるのが私ども業界の努めであり、最大の願いである。当地は日本の観光地のイメージが強いが、地域に根付いた産業も多くあり、より発展できる可能性がある。他の地域に負けない業界となり、地域に貢献できれば幸いである。そのためにも、会員どうしの結束を強め、近畿ブロック会に参画することでよりレベルアップした機能をもつ販売店となるよう努力することが求められている。今後とも日塗商を始め関係機関、団体の皆様の絶大なご支援を賜りたい」とあいさつ。

 小島正勝日本塗料商業組合理事長は「これで長年の懸案であった近畿2府4県が組織化され、当組合としてもより業界活性化に努力したい。奈良県は悠久の都として日本の原点ともいえる地域である。05年に景観法が施行され、全国各地で美しい景観づくりへの取り組みが始まっているが、世界遺産を3つもかかえる奈良では環境に応じた色合いが求められているものと思う。塗料も漆の時代より今日の化学産業に至る歴史がある。日塗商においても環境と色彩を組合事業の中心としており、地域の景観貢献のために力を合わせていきたい。業界を取り巻く経済環境はまだまだ厳しいが、時代の流れに対応したユーザーに望まれる機能を発揮し、存在感のある塗料ディーラーとして、各塗料メーカー、塗装業界とともに、製販装協調の下に力を合わせて、様々な社会的要請に応えることで、塗料・塗装業界の地位向上を図ることを願っている」とお祝いを述べたあと、乾杯の音頭を執った。

■都バスの新路線がスタート 日本ペイント「レアル」でデザイン

屋根部分やタイヤ、ステップ、電飾周りの塗装に採用されている
 4月26日から運行を開始した都営バスの新路線「東京→夢の下町」ではオリジナルデザインのバスが登場。その塗装に日本ペイントの「レアル」が採用された。

 この路線は都内の日本橋、浅草、秋葉原、両国といった名所を巡る観光路線バスで、観光客誘致を目的に東京駅丸の内北口と両国駅前を30分間隔で運行している。
 デザインは首都大学東京の福田哲夫教授が担当。日本ペイントの「naxレアル」は、優れた隠ぺい力による作業性の良さ、高度な意匠を実現する品質、環境配慮の点から評価され、塗装部分に全面的に採用された。
 同社では今後、自動車塗装における作業性、品質、環境配慮を同時に実現したe?(イーキューブ)シリーズの採用を官公庁や自治体へ広く訴えていくことにしている。

■『団塊と高齢者の色彩感覚』色研がデータ集発刊
 日本色彩研究所は、団塊の世代と60代後半のシニア層を対象に行った色彩意識調査の結果をまとめ、『団塊と高齢者の色彩感覚』(A4判カラー130頁)として発刊した。
 東京近郊に在住する50代後半と60代後半の男女600人を対象に、インターネット上で調査したもので▽好まれる色と嫌われる色▽商品による色の好み(車、自宅外壁など)▽意識調査―などをまとめた。  頒布価格は2万5200円(6月15日まで)。  問い合わせ・申し込み先は、同研究所製品頒布係(048・794・3817)。

■日本色彩研究所の08年度セミナー開催予定
 日本色彩研究所の08年度セミナー開催予定は次の通り。

 (セミナー名・会期・会場・受講料・対象)
【ユニバーサルデザインの色彩】
5月23日10:00〜16:20▽ファッション協会▽26、250円▽企画・デザイン・色彩計画。
【実習で学ぶ「色の混色方法」(夏期)】
6月6日▽10:00〜16:30▽きゅりあん▽26、250円▽企画・デザイン・色彩計画。
【色彩基礎講座−カラーオーダーシステム−*】
6月13日▽10:00〜16:30▽きゅりあん▽31、500円▽開発・設計・品質管理。

【色彩基礎講座−色の数値化と測色−(夏期)*】
7月11日▽10:00〜16:30▽きゅりあん▽31、500円▽開発・設計・品質管理。
【色彩指導者養成講座−第26期−(集中開催型】
7月28〜8月2日▽9:30〜17:00▽霞会館▽315、000円▽色彩教育関係。
【景観色彩計画のためのシステムとデータ】
9月4日▽10:00〜16:30▽きゅりあん▽31、500円▽企画・デザイン・色彩計画。

【景観色彩の実際*】9月5日▽10:00〜16:45▽きゅりあん▽31、500円▽企画・デザイン・色彩計画。
【実習で学ぶ「表面色の比較方法」(秋期)*】
9月19日▽10:00〜16:30▽きゅりあん▽26、250円▽開発・設計・品質管理。
【色彩指導者養成講座−第27期−(隔月開催型】
10月9・10日、12月4・5日、09年2月5・6日▽9:30〜17:00▽霞会館▽315、000円▽色彩教育関係。

【実習で学ぶ「色の混色方法」(秋期)】
10月17日▽10:00〜16:30▽きゅりあん▽26、250円▽開発・設計・品質管理。
【色彩基礎講座−色の数値化と測色−(秋期)*】
10月24日▽10:00〜16:30▽きゅりあん▽31、500円▽開発・設計・品質管理。
【カラーマッチングの基礎講座*】1
1月7日▽10:00〜16:30▽31、500円▽開発・設計・品質管理。

【マルチメディアのカラーマネージメント(ベーシック編)*】
11月21日▽10:00〜16:30▽31、500円▽開発・設計・品質管理。
【マルチメディアのカラーマネージメント(アドバンス編)*】
09年1月16日▽10:00〜16:30▽31、500円▽開発・設計・品質管理。
【感性を高める配色トレーニング】
1月22・23日▽10:00〜16:30▽42、000円▽企画・デザイン・色彩計画。

【色彩管理士認定コース】
同研究所では色彩設計に関する各工程を総合的に管理・推進できる技術者を「色彩管理者」として認定している。対象セミナー(*印)の受講単位を1単位とし、3年間で4単位以上を取得すれば受験資格が得られる(「景観色彩の実際」は必須)。08年度の試験は09年2月に実施予定。

 問い合わせ先は同研究所セミナー係(048・794・3817)。申し込みはホームページ(http://www.jcri.jp/)からも受け付けている。

■別所支部長が再選 日塗装大阪府支部

就任あいさつをする別所支部長
 日本塗装工業会大阪府支部(別所宏昭支部長)の第54回総会は4月23日、大阪市中央区のヴィアーレ大阪で開かれ、07年度事業報告・決算報告、08年度事業計画・予算案を可決承認した。

 議事に先立ち、別所支部長は「サブプライムローン問題に端を発する株価下落、石油価格の上昇による物価高騰と、景気は不透明感を増している。建設業界においても、堺のシャープ工場、姫路の松下工場、阪急、阿倍野近鉄百貨店の建て替えなど、民間大型工事があるが、単価は低く抑えられている。このように環境は厳しいが、私たちは塗装の技能・技術を磨き、エンドユーザーに喜んでいただける仕事をすることで局面の打開を図れるのではないか。そのような施策の一貫としてペインテナンス事業、基幹技能者などを位置づけており、組合や近畿建専連とも協力し、団結して業界の課題に取り組んでいく」と述べた。

 任期満了に伴う役員改選では、別所支部長が再選され、副支部長は五十嵐建二、石渡良道、松室利幸の各氏が留任、三ツ橋建彦氏が新しく就任した。

■「ピンチをチャンスに」近畿建専連・北浦会長

あいさつする北浦会長
 建設産業専門団体近畿地区連合会(近畿建専連、北浦年一会長)の総会は4月18日午後、大阪市中央区の建団連会館で開かれた。

 北浦会長は「建専連は6年前に全国建団連と1つになり、新しく社団法人として発足した。その後、地方整備局ごとに独立した組織に分けて活動している。建設産業は今、ピンチにあるが、チャンスにもできると考えている。職人が不足しているにもかかわらず単価が上がらないという難しい時代だが、次の時代に何かを残すため、従来とは違う方法で1つにまとまって力を発揮したい」とあいさつした。

 議事では、07年度事業報告、同決算報告、08年度事業計画、同予算案を可決承認したほか、新会員の社団法人大阪建設機械器具協会(細川三郎理事長、会員69社)を紹介した。

■『塗料の研究』149号
 関西ペイントが発刊。内容は▽イノベーションで目指す顧客満足▽塗料排水処理の研究▽走査型プローブ顕微鏡による塗膜表層の機能性評価に関する研究▽廃水中のメラミン樹脂の分析に関する研究▽欧州の新しい化学品規制(REACH)の概要▽塗色検索システムの開発▽景観法による建築物等の色彩基準の状況▽カラーセンサー調色システムの市場評価▽環境・工程短縮対応型ハイソリッド防食塗料「エスコNBマイルドH」の開発▽環境配慮型路面遮熱塗料「ヒルムA」。

■建設投資見通し 08年度は回復へ
 建設経済研究所が先月発表した建設投資見通しによると、07年度の建設投資は、対前年度比△5・5%の49兆4300億円と、10年ぶりに増加した前年度から一転してマイナスとなる。

 政府建設投資は、9年連続の減少となる△3・7%と予測。民間住宅投資は、改正建築基準法施行の影響により住宅着工戸数が大きく減少することなどから、△12・6%を予測する。
 民間非住宅建設投資は、民間土木投資が4・2%増加し、民間非住宅建築投資が0・1%増加することから、全体では1・6%の増加となる見通し。
 08年度の建設投資は、対前年度比2・3%増の50兆5700億円となる見通し。
 政府建設投資は、前年度比△4・3%と、引き続き前年度比マイナスを予測。民間住宅投資は、前年度に落ち込んだ住宅建設が回復し、前年度比でプラス9・4%の大きな伸びを予測している。民間非住宅建設投資は、民間土木投資が3・1%の増加、民間非住宅建築投資が1・7%の増加となることで、全体では2・2%増と5年連続の増加になる見通し。

■会社人事
関西ペイント
(6月27日)代表取締役専務・技術・塗料事業管掌(常務・品質・環境・新事業技術・技術企画管理管掌)M松賑一▽営業・国際・新事業管掌(営業企画管理、国際管掌兼塗料事業部営業統括)専務取締役河盛裕三▽常務取締役・品質・環境管掌兼塗料事業部技術統括兼技術企画管理本部長(取締役・自動車塗料本部長)中村茂▽常務取締役・研究開発管掌兼AT研究所(取締役・AT研究所長長)福田光博▽常務取締役・塗料事業部営業統括兼営業企画管理本部長兼国際本部長(取締役・国際本部副本部長)石野博▽取締役・汎用塗料本部長・関西ペイント販売代表取締役社長(汎用塗料本部副本部長・関西ペイント販売専務)太田正信▽取締役・国際本部副本部長(国際本部第4営業部長)石川和雄▽取締役・平塚事業所長(尼崎事業所長)坂本廣▽取締役・CM研究所長、米原洋一▽取締役・自動車塗料本部長(自動車塗料本部副本部長)近藤明文▽監査役、瀧澤三郎。

 なお、大谷敏信代表取締役副社長、藤田和弘専務、磯ア理常務、三浦博取締役はそれぞれ取締役を退任し、顧問に就任の予定。


【今月の特集記事】
  • 特集・大連訓練校「塗装技能伝承の一助に」
        〜現地教育のメリット〜日本と同様の作業環境を実現〜業界の将来に向けたシステムの確立を〜
  • あなたの塗装店の業績を確実にアップさせるポイント(5) アルカス椛纒\取締役 真仲 一成
  • (内容の概略は→こちらでご覧いただけます。)