◆日本塗装時報 2009年1月1日発行 1877号◆
■日塗装 受章者合同祝賀会 46人の栄誉を盛大に祝う

あいさつする白川会長
日本塗装工業会(白川隆幸会長)は12月16日午後、東京・ホテルニューオータニで、平成20年度受章者合同祝賀会を催した。

 会歌斉唱に続き、多賀谷嘉昭副会長が開会の辞を述べたあと、白川会長は「近年、各種表彰の基準が厳しくなっていると聞いているが、その難関を突破され、今年も46名に及ぶ会員・従業員の皆様が受章の栄に浴することができた。ご本人のみならず、全国会員にとっても喜びであり、本日はその喜びを分かち合いたい。現下の経済情勢は触れるまでもないが、その中で我々がどうあるべきか、日々試行錯誤をしている。一歩前進することで新たな道が見えてくる。『リスクを恐れずに行動する日塗装でありたい』という思いを共有しながら、難局を乗り切っていきたい」とあいさつした。

 来賓の内田要国交省大臣官房審議官は「会長の前向きな発言を頼もしく思った。皆さんは会歌にあるように『陰の力の功労者』として、若者のヒーローとなり、魅力のある業界にしていただきたい」と祝辞を述べた。 続いて、白川会長から受章者代表の落合五雄氏に記念品を贈呈した。 これに対し、川端祥治郎氏が「天皇陛下への拝謁は感動的な思い出であり、これを機に今後も社会、お客様、社員のために尽力したい」と謝辞を述べた。  このあと副島啓治相談役の発声で乾杯し、盛宴が繰り広げられた。
■09年度重点施策案など発表 日塗装全国支部長会

あいさつする白川会長
 日本塗装工業会(白川隆幸会長)は12月16日午後、東京・ホテルニューオータニで、平成20年度受章者合同祝賀会を催した。
 会歌斉唱に続き、多賀谷嘉昭副会長が開会の辞を述べたあと、白川会長は「近年、各種表彰の基準が厳しくなっていると聞いているが、その難関を突破され、今年も46名に及ぶ会員・従業員の皆様が受章の栄に浴することができた。ご本人のみならず、全国会員にとっても喜びであり、本日はその喜びを分かち合いたい。現下の経済情勢は触れるまでもないが、その中で我々がどうあるべきか、日々試行錯誤をしている。一歩前進することで新たな道が見えてくる。『リスクを恐れずに行動する日塗装でありたい』という思いを共有しながら、難局を乗り切っていきたい」とあいさつした。

 来賓の内田要国交省大臣官房審議官は「会長の前向きな発言を頼もしく思った。皆さんは会歌にあるように『陰の力の功労者』として、若者のヒーローとなり、魅力のある業界にしていただきたい」と祝辞を述べた。  続いて、白川会長から受章者代表の落合五雄氏に記念品を贈呈した。  これに対し、川端祥治郎氏が「天皇陛下への拝謁は感動的な思い出であり、これを機に今後も社会、お客様、社員のために尽力したい」と謝辞を述べた。
 このあと副島啓治相談役の発声で乾杯し、盛宴が繰り広げられた。
■「就業機会確保事業」日塗装が導入を検討

白川会長
 受章者合同祝賀会に先立ち、同ホテルで日本塗装工業会の第71回全国支部長会が開かれた。
 白川会長=写真=は、来年度のペインテナンスキャンペーンに国交省の後援が得られないことをまず報告したあと、「厳しい時ほど後ろ向きにならず、団体活動を通して光明を見出していきたい。10のブロックを全て訪問したが、地域の事情に合った活動をされている姿を見て嬉しく思った。時間をかけながら前進できるよう一緒になって行動していきたい」とあいさつした。

 報告事項に移り▽09年度重点施策案▽公益法人制度改革への対応▽09年度(第10回)ペインテナンスキャンペーン▽塗装技術研究発表会のブロック開催▽耐火塗装事業への登録▽同会開発・保有工法の普及セミナーのブロック開催▽09年度安全スローガンの募集▽08年度建築塗装技能検定成績結果▽第22回全国建築塗装技能競技大会ブロック大会実施要項▽登録建設基幹技能者認定講習▽工事指導員研修▽08年度海外研修派遣団報告▽外壁剥落防止JPCA工法▽08年度会長表彰―などを説明した。(詳細は次号)
■マンション計画修繕施工協会が設立総会 坂倉会長ら役員決まる

あいさつする坂倉会長
 マンション計画修繕施工協会(仮称)の設立総会が12月15日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開かれ、坂倉徹会長ほか初代役員を選出した。正会員にはマンション大規模修繕工事を手がける全国の塗装、防水、設備などの専門工事業者109社、賛助会員には塗料メーカーなど28社が参加。今後、管理組合からの要望が強い完成保証・瑕疵保証などの導入や改修技術の確立に取り組む。設立披露パーティーは2月に開催を予定している。

 設立総会の冒頭、発起人代表の坂倉氏は「第1回の発起人会を9月24日に開催したが、それ以前から団体設立の必要性を痛切に感じていた。建設会社の倒産・廃業が続出しているが、その中には管理組合の大規模修繕工事を受注している業者もある。工事契約後に業者が倒産した場合、管理組合は大変迷惑である。このため、団体として完成保証、瑕疵保証の仕組みができれば、管理組合も安心して業者を選ぶことができると考えた。また、公共工事や民間の設備投資が減る中で、約8兆円といわれる修繕積立金から毎年5千億円の工事が発注されている。このため、われわれ業者にとっても貸し倒れの心配がない良いお客様である。しかし、一方で多くの業者が参入してくると、工事品質の低下が懸念される。そこで全国でこうした仕事を専門に行っている方々と手を取り合い、良質な工事を提供する仕組みをつくることが急務であると考えた」とあいさつした。

 続いて議事に移り、定款制定、初年度事業計画案・予算案、役員選任―などの件を可決承認した。
 事業計画では▽施工に関する情報の提供▽関連諸団体との連携▽保証事業の具体的研究▽会員のレベルアップのためのセミナー開催―を重点施策に、総務、保証、技術、普及の4委員会を設置し、ホームページの立ち上げや管理組合向け研修会の開催、完成保証・瑕疵保証システムの確立などに取り組む。

 正会員会費は年間完成工事高によるランク制とし、30億円以上が年間30万円、10億円以上〜30億円未満が20万円、10億円未満が10万円と決めた。(入会金は09年3月末まで一律20万円)

 役員選任は、山岸純一氏を選考委員として理事17人を選出し、第1回理事会で会長に坂倉氏が選ばれた。
 新役員を代表して坂倉氏は「社会的役割を十分果たせるよう努力し、安心して工事を発注できる態勢づくりに努めたい」と抱負を述べた。

 来賓の国交省住宅局・和泉洋人局長は「団体がスピーディーに発足できたことはニーズの高さを感じる。2年前に策定した住生活基本法では、『ストック重視』を打ち出した。マンションのストックは特に重点分野として期待されている。マンション管理適正化法の施行に伴い、国交省にもマンション管理対策室を設け、さらにマンション政策室を設置した。マンション管理の基礎は計画修繕であり、関係団体とも協力してマンションの価値を高めていただきたい」とあいさつ。

 高層住宅管理業協会の新納清栄副理事長は「アンケート調査によると、マンション管理組合の最大の関心事はマンションの長命化である。国交省のマンション政策部会でも最大の議題が計画修繕(長期修繕計画)である。改修技術の確立のため、今後ご一緒に活動していきたい」と述べた。

 全国マンション管理組合連合会の穐山精吾会長は「建設会社の破たんにより工事がストップするのが管理組合にとって一番の不安である。新団体には▽保証制度の確立▽改修工事に対する現場責任者の理解▽工事の均一化・質の担保▽教育・研修による職人のレベル向上―など実施していただければ、協会加入会社を推薦できる」と新団体への期待を表明した。
 菅義偉衆議院議員は「自民党マンション議員員連盟の副会長としてマンション問題に取り組んでいる。来年の税制改正の中でもリフォームへの投資減税が初めて認められた。皆さんが居住者から信頼される協会として発展することを期待し、積極的に支援していきたい」と述べた。

 役員は次の通り。
【会長】坂倉徹(サカクラ)【副会長】山岸純一(ヤマギシリフォーム工業)▽高橋修身(建装興業)▽川本守彦(川本工業)【常任理事】中間太麓(いずみテクノス)▽木村光徳(木村工業)▽高橋秀行(旭技建)▽小川恭史(日塗)【理事】瀬古輝雄(日本建材工事)▽平松建史(京浜管鉄興業)▽渡辺清彦(渡辺物産)▽西尾敬二(西尾産業)▽佐藤正道(大和)▽林節夫(シンヨー)▽後藤龍彦(アール・エヌ・ゴトー)▽渡辺健司(ウェイズ)▽柏原伸二(柏原塗研)【監事】堀越良雄(堀越)▽櫻井博宣TOHO)

 同協会の事務所は東京都港区西新橋2―13―5吉野ビル2階(電話03・5512・2798)。