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◆日本塗装時報 2009年7月18日発行 1885号◆
■マンション計画修繕施工協会 完成・瑕疵保証を一体で実施
 マンション計画修繕施工協会(略称MKS、坂倉徹会長)は6月22日、東京都港区のメルパルク東京で、官公庁、管理会社、設計事務所関係者らを対象に事業説明会を開き、完成・瑕疵保証制度の概要を発表した。同協会の保証制度は、完成・瑕疵両保証を一体化して実施するほか、品質管理チェックシートによる自主管理と外部機関による検査を実施することが特色。高品質な工事を提供することで、管理組合の信頼を獲得し、施工のブランド化と会員外企業との差別化を図ることにしている。

 冒頭、坂倉会長は「昨年12月に一般社団法人として設立し、4月に第1回総会を開き事業計画を発表した。その中で、特に力を込めて取り組んできた完成保証と瑕疵保証については、国土交通省の期待や指導もあり、発注される管理組合の役員の皆様が安心して工事を発注できる仕組みづくりをしたいと取り組んできた。私たちの基本的な考え方は、発注先である管理組合の皆様が仕事の内容を評価いただき、安心して工事をお任せしていただける仕組みづくりができれば所期の目的が達成できると考えている」とあいさつした。

 説明会に先立って、国交省住宅局マンション政策室の山崎室長が「マンション政策の現状と今後の課題」のテーマで講演。その中で本年度に創設した「マンション等安心居住推進事業」などの施策について説明した。

 次に、山岸純一副会長が同協会の事業の概要を説明。保証事業に関しては、木村光徳常任理事(保証委員長)が報告した。

 同協会の完成保証と瑕疵保証は一体保証とし、大手損保会社と再保険契約を締結する。会員が保証事業の適用を希望した工事で、同協会で定める規定・規約をすべて順守した工事に保証書を発行することにしている。

 保証の対象となる工事は▽請負金の前受金が1億円を超えない▽分譲マンション・賃貸マンションの改修工事▽発注先がマンション管理組合・賃貸マンション所有者またはマンション管理会社▽瑕疵保証の保証年数が協会で定めた工種別保証年数以下であること▽会員は品質管理チェックシートを用いたプロセス管理を行って工事を完了し、外部品質検査部会員の検査を受け合格すること―が条件となる。  保証年数は、工事部位により、外壁塗装4〜7年、鉄部2〜3年、屋根・ルーフバルコニー10年、設備更新2〜 10年などと定めている。

 完成保証は、従来の損保会社の保証などに比べ、事故があった場合の工事引き継ぎがシステム化されており、工事が遅延する確率が低いとしている。

 瑕疵保証については、施工時の品質管理チェックシートによる自主的なプロセス管理に加え、外部の機関による品質検査を実施して高品質な施工を供給することで、保証事業のブランド化と会員外企業との差別化を図る。

■日塗装 6委員会合同会議を開催

会場の様子
 日本塗装工業会は6月17日、東京・浜松町東京會舘で、6委員会合同全体会議を開催した。別室に分かれて行われた各委員会では、次のことが主な議題として挙げられた。

 冒頭、白川会長は「昨年に引き続き、第2回目の合同全体会議を開催するにあたり、全国から200人を超える委員の参加があったことについて、大変うれしく思っている。ここに集まった皆さんは日塗装の精鋭であり、その働きは日塗装全体の成果に結びつくだけでなく、会員ひとりひとりにとってプラスとなるものである。私たちは常にどうすれば会員のため、日塗装のため、社会のためになるかを考え、議論を行っていかなくてはならない。今後、社会からのニーズも変化すると思うが、私たちは計画に固執することなく、社会から求められる働きを行っていくべきである」とあいさつ。

 このあと多賀谷副会長から、平成21年度の各副会長および常任理事の担当職務について次の通り説明があった。
 ◇
 総務委員会(北原委員長)については多賀谷副会長が担当し、戸建住宅・集合住宅塗装改修テキスト(仮称)の発刊、新たな法人新制度への対応などを行う。経営委員会(竹延委員長)および普及委員会(長崎委員長)については、乃一副会長が担当し、塗料メーカー等との情報交換、耐火塗装施工などに取り組む。技術委員会(川端委員長)、安全・環境委員会(山浦委員長)については、古崎副会長が担当し、安全環境普及協議会の拡充などを実施する。技能委員会(永田委員長)については瀧山副会長が担当し、登録建設塗装基幹技能者講習、建築業務労働者就業機会確保事業などに力を入れる。
 ◇
【総務委員会】一般社団法人および公益社団法人への移行についての検討▽ホームページの拡充【経営委員会】後継者研修会への協力▽戸建住宅技術マニュアルのコンパクト化【普及委員会】「いいいろ塗装の日」のカレンダー配布【技術委員会】アスベスト処理技術(レベル3)のマニュアル化▽遮熱塗装技術の効果検証・研究【安全・環境委員会】安全環境普及協議会への報告内容の強化▽安全大会の開催【技能委員会】全国建築塗装技能競技大会の開催

■マスチック協組「不況突破セミナー」を開催
 関東マスチック事業協同組合(公木義二理事長)は6月10日、東京・塗装会館で「不況突破セミナー」および「マスチック仕上性能管理士更新講習会」を開催した。

 セミナーに先立って公木理事長は「マスチックは今期、性能保証などの実績を伸ばしたが、これはセミナーの成果の一つではないかと思う。また各設計事務所など、性能保証についての周知が進んだ結果、大規模な工事も行われるようになってきている。今後、全国で開催されるセミナーについては、鈴木会長自らが講師となって全国を回る予定である。どうかその熱意にご協力いただきたい」とあいさつ。

 続いて、鈴木会長が「今年に入り33社の上場企業が倒産するなど、ますます厳しい経済状況にある中、今回不況突破セミナーを開催することとなった。昨日、東北からセミナーがスタートし、これから全国9か所を回っていくが、皆さんには負け組ではなく、勝ち組になっていただきたい」とあいさつした。

 メーカー講演では、日本ペイント建設塗料技術部マネージャー・本田耕一氏が「手あか汚れ対策水性内部用塗料」について説明。続いて水谷ペイント開発部・佐藤文哉課長が、「マスチックNANO」のカビ・藻に対する効果について解説した。

 性能管理士更新講習会では、鈴木会長が▽保証が求められる時代背景▽前回更新時からの変更点▽工事完成保証・長期性能保証事業の仕組みや申し込み手続き▽事前審査基準の変更箇所▽保証対象工事と保証する性能▽保証実績▽他の保証制度との比較―などの講習を行った。  前回更新時からの変更内容は次の通り。PB商品の変更(マスチックNANOが追加されマスチックSFが廃止)▽マスチックBおよびマスチックアルト工法廃止▽マスチックマイレージの導入▽工事完成保証事業の開始。

近畿協組佐藤善信教授が講演

 近畿マスチック事業協同組合(田中保雄理事長)の08年度不況突破セミナーは6月23日、大阪塗料会館で開かれた。

 セミナーに先立ち、田中理事長は「本セミナーは5年に1回のマスチック仕上性能管理士資格の更新講習の一貫でもある。また業界外から講師を招くのも初めてであり、貴重な話が聞けるものと思う」とあいさつした。

 鈴木連合会会長は「今まで保証事業について管理士に直接話をする機会は少なかったが、管理士にこの事業をよく知ってもらって、お客様に説明していただくことを目的に、今年から更新講習と併せて実施することになった」と述べた。

 続いてセミナーに移り、佐藤善信関西学院大学院経営戦略研究科教授が「未曽有の不況におけるマーケティングの役割」のテーマで講演した。

 その中で佐藤氏は、王将やハイディ日高、ユニクロなど、業績を伸ばしている企業の戦略を分析、▽圧倒的な価格・品質比の実現・維持▽マンネリの打破▽画期的新製品の投入▽新しい市場・カテゴリーでの新規顧客の獲得―などをポイントに挙げた。

 次にメーカー側から「自社製品のPR」「マスチックNANOローラー工法」について解説。
 最後に鈴木会長が講師となって工事完成保証と長期性能保証の両事業を説明した。

■日塗装 経営後継者研修 北海道ブロックで開催

模擬会社を設立してのビジネスゲーム
 日本塗装工業会経営委員会(竹延信委員長)は6月19から21日まで、北海道北広島市の札幌北広島クラッセホテルで、第23回経営後継者研修を開いた。北海道での開催は全国10ブロックの最後となり、今回は全国から24人が参加。全員が山上のホテルに3日間合宿してビジネスゲームによる特訓を行った。

 1日目の開講にあたり、竹延委員長は「日塗装会員の完成工事高の75%は改修であり、塗装は他の工種と比較して将来性がある。経営には夢と心が必要であり、経営力の根幹は工事原価をつかむことにある。この研修ではそのスキルを身につけるとともに、チームの人間関係を大切にすることが重要である。仲良く24人の仲間と学びながら成果を持ち帰っていただきたい」とあいさつ。

 乃一稔副会長は「皆さんはこれから3日間、ホテルに缶詰め状態になるが、ここに来られた方は各社のエリートばかりであり、送り出した社長の期待に応えていただきたい。世の中は大不況だが、若いエネルギーが求められている。日塗装でもこの研修を重視しており、次の世代を担う人を育てることが責務だと考えている。これからの業界を背負っていくため集中して何かを学んでほしい」と励ました。

 前田卓哉北海道支部長が歓迎の言葉を述べたあと、ルール説明があり、直ちに研修を始めた。
 まず模擬会社を設立し、社長や営業などの役割分担や社名を決定。経営方針や目標を定め 日本塗装工業会経営委員会(竹延信委員長)は6月19から21日まで、北海道北広島市の札幌北広島クラッセホテルで、第23回経営後継者研修を開いた。北海道での開催は全国10ブロックの最後となり、今回は全国かたあと、営業活動に入った。営業を受ける側の審査員は、ゼネコン、官公庁、民間(管理組合)に分かれ、それぞれ厳しく応対・指導した。研修終了後はレセプションを催し、全員が自己紹介して歓談した。

 2日目は見積書、実行予算書の提出から契約、経営会議、実行損益計算書の作成、工事実績と決算書の作成などを行った。
最終日には、各社のまとめと成果発表があり、最後に竹延委員長が講評を述べたあと、修了式で締めくくった。

 ビジネスゲーム形式による研修は、今回ですべてのブロックが終了したが、同会では今後も経営後継者研修に力を入れることにしており、形式を見直して継続実施していく考え。

■昭和会分科会発表会

会場の様子
昭和会(東京・公木崇会長)の分科会発表会は6月28日、北海道、青森、茨城、兵庫など全国の昭和会のメンバーも出席して箱根・湯本富士屋ホテルで行われた。

 冒頭、公木会長は「本日、来賓の方々をはじめ多くの方々に研究の成果を聞いていただけることを、大変うれしく思っている。今回、2つの分科会に分かれて研鑽を行った。一つは、ヒアリング分科会においてマンションの受注に際して行うヒアリングについての研究。もう一つは、経営分科会において理想の専門工事のあるべき姿について議論してきた。答えを導き出すために比較したのは、自分たちよりもはるかに大きなものだったが、これらを通して自分たちに足りなかったのはいったい何であるかを探ることができた。今日はその答えをぜひ聞いていただきたい」とあいさつ。

 続いて来賓の日本塗装工業会・多賀谷副会長、日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会・鈴木精一会長、東京都塗装工業協同組合・山岸純一理事長があいさつした。

良いヒアリングとは

 ヒアリング分科会では「ヒアリングにおける訴求力の研鑽」をテーマに、鳥山幸得太委員長(トリヤマ株式会社)が発表。業界内で言われるヒアリングの良し悪しについて検証した上で、具体的にどのようなヒアリングが効果的なのかを学んだ。

 まず実際に受注のあった管理組合や設計事務所を対象にアンケートを実施。工事業者を選んだ理由と改善すべき点について、それぞれ意見を求めた。

 選んだ理由については、▽誠実さが伝わった▽実績および管理能力が他よりあると思われた▽熱意が伝わった▽工程計画が良かった▽VE提案が良かった▽社長の考えに共感した、などが挙げられた。一方悪かった点、改善すべき点については、▽プレゼン資料が分かりにくい▽VE提案の用意が無い▽見積りミスがある▽社内体制が解りづらいなど、プレゼン資料の不備に関する内容のほか、▽遅刻した▽居眠りをしている▽現場代理人が現場や仕様書を把握していない▽態度が横柄で押し付けがましい、など発表者の態度に関する内容が多く指摘された。

 これらを踏まえ、同分科会では「感じるプレゼン」(UDジャパン、イソムラアユム著)の参照や、講師を招いての「ヒアリング講習会」を開催。問題点の洗い出しと、効果的なヒアリングの習得に努めた。

 分科会でまとめた「効果的なヒアリング方法」は次の通り。▽メンバーは2〜5人(現場に応じて配分)▽出来る限り立って説明する▽ゆっくりと大きな声で話す▽強調ポイントでは身振り手振りを加える▽不必要な間は相手に不安を与えるのでなるべく設けない(4秒以内に)▽重要なポイントはできるだけ初めに語る▽資料をそのまま棒読みせず、自分の言葉に置き換える▽説明者もメンバーも前を向く▽事前に練習を行う▽パワーポイントなどの小道具を効果的に使用する▽資料を先に渡すと聞いてもらえないため、プレゼン終了後に渡す。

顧客に感動を提供

 経営分科会では「魅力ある塗装会社とは」をテーマに、鈴木元彦委員長が発表。顧客満足度の高い企業として知られる「ウォルト・ディズニー・カンパニー」を参考に、経営者として考え方や姿勢についての検証を行った。

 まずディズニーの経営姿勢について、『ディズニーが教える お客様を感動させる最高の方法』(日本経済新聞社、ディズニー・インスティチュート著)を参照。成功に必要な要素として、▽従業員のモチベーションを高める▽改革を積み重ねる▽顧客に喜びと思い出を提供する▽顧客の期待を超える結果を提供する、などを挙げた。

 続いて東京ディズニーランドが企業向けに行っている研修プログラム「トレーニングウェイプログラム」に参加。▽ウォルト・ディズニーの成功の秘密▽企業にとって財産とは▽ディズニー流の教育とトレーニングの考え方▽新人キャストへのフォローアップの方法などのレクチャーを受けた上で、実際にパーク内を見学。キャストの対応や施設内の視察を行った。

 これらの研修を通して学んだことについては、塗装会社においても経営者、企業の想いが重要であること、顧客が幸せになるような仕事を提供することなどを挙げている。
     ◇
 発表後の質疑応答および講評では、ヒアリング分科会に対しては「資料は先に出した方がいいと思う」「ヒアリングのために4人も現場から抜けると困る」などの意見があった。経営分科会に対しては、「ディズニーを業界に関連付けるという着眼点が良かった」「机上のものとなっていたのが残念」「実際に行動を移すなど、もう少し掘り下げてみては良かったのでは」などが挙げられた。

■日塗装が対外普及セミナー 遮熱塗料やFC工法を紹介

会場の様子
 日本塗装工業会普及委員会では、本年度から対外PRの一環として、同会が開発に協力したフレックススェードやフレックスコート工法、話題の遮熱塗料を建築設計者らに紹介する「建築塗装・塗装工法セミナー」を各ブロックで開催している。

 近畿ブロックでは6月29日午後、大阪塗料会館で開かれ、近畿2府4県の建築士、ゼネコン、官公庁から約100人が出席した。

 開会にあたって、岡一郎近畿ブロック理事、長崎和孝普及委員長があいさつ。白川会長は「当会は建築塗装業者が結集した唯一の全国団体である。設立後60年の間、時代に即したテーマを取り上げ成果を挙げてきたが、外に向けてPRすることにやや欠けていた。その成果物を発表し、これからお力を借りて不況を乗り切りたい」と開催の趣旨を説明した。

 セミナーでは「遮熱・高反射塗料」を川島敏雄常務理事、「フレックススェード工法」「フレックスコート工法」を奥山真至スズカファイン技術本部課長がそれぞれ説明した。

 このあと荒木俊成、五十嵐建二、池本竜也の3氏がフレックス工法を実演。最後に眞岡克憲近畿ブロック長の閉会あいさつで締めくくった。

■近畿外仕協 創立40周年盛大に祝う

祝賀会での鏡割り
 近畿外壁仕上業協同組合(岩田紳一理事長)は6月17日午後、大阪市北区のウェスティンホテル大阪で創立40周年記念祝典を盛大に催した。式典では、永年役員、優良従業員らを表彰したほか、4月に開催したチャリティゴルフコンペで集まった浄財を骨髄移植推進財団(骨髄バンク)へ寄付し、同財団のボランティア活動に協力した。

 第一部の記念式典は、宮澤健一理事の開会の辞で始まった。
 岩田理事長は「本組合がここに40周年を迎えられるのも、昭和44年、ものづくりに強いこだわりと熱い志を持ち、組合の礎を築かれた諸先輩方のご尽力の賜物である。40年の間、今日まで幾多の苦難を乗り越えながら、過去7代にわたる歴代理事長、組合員、賛助会員の熱意と努力、関係各位のご支援、ご協力があってこそであり、皆様が当組合を温かく見守り育んできて下さったお陰である。今日を築いて下さった先輩諸氏、支えていただいた関係者の皆様に深甚な敬意を表したい。そして、多くの功績を残しながら鬼籍に入られた方々に対して、その尊い足跡を振り返り、万感の思いを込めて、感謝と哀悼の意を捧げるものである。

 先人の熱い思いを糧とし、微力ではあるが変革に向けた挑戦を続け、その積み重ねが将来の発展に繋がるものと固く信じ、当組合の理念でもある技能、技術、経営に優れた団体、また新しい価値を創造し、存在価値のある団体を目指して邁進してきたと自負している。

 経済情勢も一段と厳しくなりつつある現状だが、この40周年という節目を新たなる変革のスタートととらえ、明日に向かって、未来へのさらなる発展、繁栄のため、これまで以上の努力に精進していく所存である」と式辞を述べた。

 続いて表彰式に移り、各団体長から表彰状、感謝状を授与した。
 これに対し、受賞者を代表して實松幹二郎氏が「この喜びを機に、これからも技能の向上に励み、業界発展、社会貢献の努力を続ける覚悟である」と謝辞を述べた。

 次に、来賓の山野義雄大阪府中小企業団体中央会事務局長、北浦年一大阪府建団連会長から祝辞が述べられた。

 このあと、骨髄移植推進財団への寄付金贈呈を行った。同組合では40周年記念行事の一環として4月にチャリティゴルフコンペを開催し、34万円余りの浄財が集まった。この浄財の目録を、岩田理事長から同財団の加賀美均渉外部主査に贈呈。これに対し、加賀美主査からは、支援に対する感謝の言葉があり、岩田理事長に感謝状が贈られた。

 最後に山ア睦治実行委員長が「少数精鋭の若いメンバーで一生懸命事業に取り組んでいくので、今後ともご支援を賜りたい」と締めくくった。  引き続き第二部の祝賀会を開催。岩田理事長のあいさつ、伊集院均日本外壁仕上業協同組合連合会会長の祝辞のあと、役員、来賓らで酒樽を開 けた。宴半ばには甲南大学ビッグバンドによるジャズのライブ演奏などを楽しみ、盛会のうちに終了した。

表彰状・感謝状

【大阪府知事表彰】伊藤昌宏(大阪ユニロン社長)▽實松幹次郎(松美化建工業社長)【大阪府中小企業団体中央会会長表彰】八谷友規(ビケンテック社長)▽宮澤健一(ミヤザワ専務取締役)【大阪府建団連会長表彰】神保暁(神保塗装専務取締役)▽横谷英二(東大阪塗工専務取締役)【近畿外壁仕上業協同組合理事長表彰】《優良従業員》林武志(小野工建)▽藤目英之(同)▽的場康太朗(日本ビソーレンタル大阪支店)▽青木悦博(松美化建工業)▽久保信之(同)▽林泰寛(ビケンテック)▽河野正裕(同)《優良職長》彌永明(大阪ユニロン)▽光山成宗(松美化建工業)▽金田信正(同)▽金子雅裕(東大阪塗工)▽井口成人(ビケンテック)【理事長感謝状】《永年協力会員》井原商店▽エルミズホ▽関西化研▽小林塗料産業▽澤村産業▽サン塗料工業▽生興塗料▽高山商店▽大東油脂▽トルス▽中村産業▽中山塗料▽ニッコク▽フジペック▽大塚刷毛製造大阪支店▽佐藤産業▽大豊刷毛ブラシ工業▽日本ワグナースプレーテック▽好川産業▽ティケイエル▽ヤマゲン▽アイム・アイ▽関西水資源管理サービス▽甲斐高橋保険システム▽保険ハーモ二ー▽イチヨーサービス

■『環境・社会報告書』関ペが発刊
 関西ペイントは、『環境・社会報告書2009』を発刊した。
 同社では1995年に日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)設立時より自主的に環境・安全・健康の改善運動を推進しており、『環境・社会報告書』としては4回目、通算では13回目の発行。今回は▽会社概要▽環境マネジメント(レスポンシブル・ケア組織体制、アレスエコプラン2010の08年度目標と実績など)▽研究開発(社外表彰を受賞した環境技術)▽調達(方針・原材料の区分・サプライチェーンマネジメント)▽化学物質(管理の運営ルールや有害物質の削減実績)▽事業活動における環境負荷低減▽社会的側面への取り組み(従業員、顧客、社会との関わり)―などを収録している。

BASF赤穂工場を取得 船舶塗料の安定供給図る

  関西ペイントは、BASFコーティングスジャパン(BCJ、本社神奈川県、島崎アレハンドロ社長)が所有する赤穂工場(兵庫県赤穂市西浜町980 −1、敷地面積10万u)を取得することで合意した、と発表した。

 関西ペイントは、07年4月、BCJ社との船舶塗料販売の合弁会社であるNKMコーティングス(本社東京、楠山一社長)のBCJ社持分50%の株式を取得し、NKMを関西ペイントの100%子会社にした。

 その後も、NKMは主力製品である船底塗料をBCJ社の赤穂工場に製造委託していたが、同工場は09末までに閉鎖されることになった。  このため、関西ペイントでは船舶用塗料の安定供給と今後の事業拡大を図るため、同工場の取得についてBCJ社と交渉し、このほど基本合意に達したもの。

■第21回安全大会を開催 東塗協・日塗装東京支部

あいさつする加藤支部長
 東京都塗装工業協同組合(山岸純一理事長)と日本塗装工業会東京支部(加藤憲利支部長)は6月12日、東京都渋谷区の塗装会館で、第21回安全大会を開催した。

 開会にあたり、加藤支部長は「安全大会は今回で21回を数えるが、年を重ねるごとに安全に対する意識は高まってきていると思う。災害の裏には様々な悲劇があり、被災した本人だけでなく、家族や事業的にも影響が及ぶものである。このような悲劇を少しでもなくすために、組合員、支部員の中から絶対に事故を起こさないという決意をしていただきたい」とあいさつ。

 続いて、東京労働局労働基準部安全課主任安全専門官・古角豊氏が安全講習を行った。
 講習では、まず建築業界および東京都内における災害の発生状況について説明。墜落・転落事故が最も多く、中でも10年以上の経験者が60%を占めることに触れ、たとえ経験者であっても注意を怠ってはならないことを強調した。

 6月1日から改正された労働安全衛生規則(足場等関係)については、墜落防止のために「下さん」「幅木」「手すりわく」を設置すること、作業開始前に手すり等の取りはずしや脱落の有無を点検すること、悪天候等の後には点検内容の記録と保存を行うこと―などを説明。事故を回避するためのポイントとしては、不安全行動を見つけた場合に見逃さず、お互いに注意しあうことが大切であると述べた。  このあと諸本敏明日塗装東京支部経営安全委員長が大会宣言を読み上げ、最後に山岸理事長の閉会の辞で締めくくった。

■近畿建専連と整備局 第10回意見交換会行う

意見交換会
 建設産業専門団体近畿地区連合会(近畿建専連、北浦年一会長)は6月26日、大阪市内のホテルで、近畿地方整備局幹部との第10回目の意見交換会を実施した。建専連側からは才賀清二郎建専連会長、北浦近畿建専連会長ら39人、整備局側からは木下誠也局長ら16人が出席した。

 意見交換会に先立って、才賀会長は「発注者側の様々な対応にもかかわらずダンピング受注が多発している。これにより建設労働者の賃金の下落を招き、このままでは現場が止まることになりかねない。一方、労働者の高齢化が進み、将来が危ぐされている。建専連も発足して7年になったが、本年度の事業計画に、基幹技能者の地位の向上、人材確保・育成、生産性の向上、安全を掲げた。この会も10年間の蓄積をもって、できれば毎年1つずつでも実行していただきたい」とあいさつ。

 北浦会長は「優れた技能を持った職人を残すには、職人に日を当ててほしい。公共工事については労働3保険に入っている職人の使用を義務付けるなどの措置が必要である。そうした施策により、良い業者が生き残ることを願っている」と述べた。

 近畿地方整備局の木下誠也局長は「技術と経営に優れた企業が残れるよう健全な競争環境が重要であり、品質を確保するためにも総合評価方式を推進している。厳しい環境の中、課題は多いが、建設業が若者の将来を託する資格がある活力ある産業になるため、前向きな取り組みを進めたい」とあいさつした。

 続いて建専連の09年度事業計画が説明されたあと、意見交換会に移った。要望事項と回答は次のとおり。

【基幹技能者の活用(大阪府板金工業組合・大谷理事長)】
「基幹技能者など有資格者の現場配置を求める発注システムづくりと、技能者を直用している企業の入札での優位性を配慮してほしい」。

 (回答)「専門工事業を評価する総合評価方式にも取り組んでおり、試行的に実施する予定である」。

【総合評価方式の発注形態(大阪府塗装工業協同組合・磯部副理事長)】
「工事によっては従来通りの価格のみの入札案件もあり、総合評価方式とどのような基準で分けているのか」。

 (回答)「近畿地区で昨年、発注者協議会を発足し、総合評価方式の自治体への浸透を図っている。本年度から6千万円以上の工事は施工体制の確認を実施する。塗装工事の3分の2はそれ以下であり、低入も比較的低い価格帯で多発しているため、今後業界団体とも意見交換していきたい」。

【下請代金の支払い適正化(大阪建築工事金物協同組合・阪井副理事長)】
「元請けの倒産で手形が不渡りになり、連鎖倒産に追い込まれる組合員が出ている。支払いを100%現金にするようご指導願いたい」。

 (回答)「労務費相当分は現金払いが原則であり、手形サイトは不当に長くならないよう建設業法に従って指導していく」。

【切断穿孔工を工事種目(業種認定)へ(全国コンクリートカッター工事業協同組合・福田近畿支部長)】
「国交省の工種分類に切断穿孔工を加えていただきたい」。

 (回答)「工種区分の変更は建設業法改正が必要になるが、そのような要望があったことを伝えたい」。

【商社・ブローカー等への指導など(全国鐵構工業協会・大井近畿支部長)】
「@特定建設業でない鋼材会社やブローカー等が現場工事だけを3千万円以下の契約金に落とし、工場製作した鉄骨製品を商品として買い取る方法で工事契約が多く行われているA耐震補強鉄骨工事の工場指定は大臣認定工場と特記してほしい」。

 (回答)「@建設業法で対処できるもの以外については下請代金支払遅延等防止法も視野に入れて対応を検討したいA営繕工事の鉄骨工事については建物の規模、階数などに応じて特記している」

■「安全意識の更なる高揚を」竹延が安全大会開く

会場風景
 樺|延(大阪市都島区、竹延信社長)は6月26日午後、大阪市都島区の太閤園で、約300人が参加して09年度安全大会を盛大に開いた。

 竹延幸雄常務が開会の辞を述べたあと、竹延社長は「22年前に先代から会社を引き継いだが、来年で創立60周年を迎えることになった。これも皆様方のお陰と深く感謝している。皆様が行かれる各ゼネコンで安全活動は異なるが、共通する目標は『無事故』の達成である。

 私がこの安全大会で特にお願いしたいのは、安全帯と保護具の100%使用、有機溶剤の管理徹底である。安全は現場に入る都度繰り返して確認し、肝に銘じていかないといけない。

 毎年、これからの季節は、熱中症への対策が必要になる。体調管理に気を配ることはもちろん、少しでも仲間の様子がおかしかったらすぐ病院に行くよう指示し、お互いを守っていくことが一番大切である。

 まだまだ建設業界は厳しく、皆様にも負担をかけているが、建設業は日本経済の根幹であり、いずれ良くなることを確信している。
 コストの競争は激しいが、それ以上に安全は大切である。現場では安全第一に作業をしていただきたい。
 今期の完成工事高は約25憶で、来季は約30億を目指している。そのため新築だけでなく、元請けとして改修工事を獲得できるよう必死で努力している。

 本日の安全大会を契機に、来年の大会まで絶対に事故を起こさないという気持ちで作業していただきたいと念願している」とあいさつした。

 続いて大手ゼネコンの安全担当者から祝辞と安全講話が述べられた。その中で、ゼネコンが目標にしている数値は、1人の職人の平均作業時間に換算すると、476年間無事故、1万2500年間死亡災害を起こさないという高度なレベルであることを説明。個人だけでなく、チームとしての取り組みの重要性を強調した。

 次に安全衛生活動に功績のあったチーム・個人に竹延能和副社長から表彰状を授与した。
 抽選会のあと、職長会代表の飛松新一氏が▽「安全衛生管理」が企業運営の根幹であることを自覚し、継続的改善を行いながら、社会的責任を全うする▽職長は「災害を絶対に起こさない」という強い信念を持ち、全ての作業員の模範となるべく、安全基本行動の「一声掛け・現地KY・指差喚呼」を実践し、災害の未然防止に努める▽作業員は「作業手順と現場ルールの遵守」に基づき、一人一人が安全意識の高揚を図り、コミュニケーションのとれた明るい現場づくりに努める―との「安全宣言」を行い、最後に平和久取締役本部長による閉会の辞で締めくくった。

 安全大会終了後は、引き続き有機溶剤健康診断を実施した。

■CD―ROM版『視覚の不思議』
 日本色彩研究所は、CD―ROM版『視覚の不思議』を発売した。

 基本的な視覚現象から最近発見された不思議な現象まで90以上の図版を収録。また、動画や自分で操作しながら、見え方の変化を画面で確認できる図版なども多数収録した。
 価格は1万2600円(税・送料込)。問い合わせ先は同研究所製品担当(048・794・3817)。

■色研セミナーの予定
【色彩指導者養成講座第28期】
会期・7月27〜8月1日(連続6日間)▽会場・こどもの城(児童育成協会)研修室▽定員・20人▽受講料・31万5000円、会員・色彩管理士認定者28万3500円▽申込締切日・7月13日。

【景観色彩計画の実際】
開催日・9月4日▽会場・きゅりあん(品川区立総合区民会館)▽定員・20人▽受講料・3万1500円▽申込締切日・8月28日。

■大阪府技能検定委員会議 田伏大塗装理事長に

委嘱状を受ける田伏理事長
 大阪府職業能力開発協会主催の技能検定委員打ち合わせ会議が6月15日午後、大阪市内のホテルで開かれた。同会議の冒頭、本年度実施される前期技能検定49職種79作業の技能検定の検定委員を代表し、建築塗装技能検定を実施する大阪府塗装工業協同組合の田伏健一理事長(主席検定委員)が委嘱状を受け取った。

 なお、09年度前期実技試験の申請者は5230人で前年同期に比べ0・1%増えている。

■『東塗協いろ暦』52号
 大阪府職業能力開発協会主催の技能検定委員打ち合わせ会議が6月15日午後、大阪市内のホテルで開かれた。同会議の冒頭、本年度実施される前期技能検定49職種79作業の技能検定の検定委員を代表し、建築塗装技能検定を実施する大阪府塗装工業協同組合の田伏健一理事長(主席検定委員)が委嘱状を受け取った。

 なお、09年度前期実技試験の申請者は5230人で前年同期に比べ0・1%増えている。
 東京都塗装工業協同組合(山岸純一理事長)と日本塗装工業会東京支部(加藤憲利支部長)が発行。都内各地で実施された落書き消去キャンペーン、東塗協第61期通常総会、日塗装東京支部第54期通常総会、東京消防庁後援会、廃塗料処理工場見学、第21回安全大会、塗装診断士資格取得講習会、建設塗装基幹技能者特例講習会、東京都塗装高等技術専門校の修了式と入校式、会社訪問記(オガワ)、峯松和彦専務理事「45年の思い出」、賛助会員だよりなど。

■「塗料・塗装需要実績講演会」製販装3団体が8月開催
 製販装3団体の共催による「塗料・塗装需要実績講演会」は8月25日東京、26日名古屋、27日大阪で開催される。

 テーマ・講師は▽「日本と世界の塗料需要動向と将来について」久米政文日本塗料工業会専務理事▽「塗料販売業の現状と課題について」宮原清日本塗料商業組合専務理事▽「建築塗装の現状と将来について」川島敏雄日本塗装工業会常務理事。
 受講料は1000円。申し込みは、日本塗料工業会ホームページから。

【東京】8月25日午後1時30分〜4時30分、東京塗料会館地下会議室【名古屋】8月26日午後1時30分 〜4時30分、名古屋国際会議場1号館3階会議室【大阪】8月27日午後1時30分〜4時30分、エルおおさか南ホール

■消費者向けセミナーが好評 塗装工事研究会
 NPO法人塗装工事研究会(佐倉市土浮808、森雅弘会長、043・484・7017)は、消 費者向けの「塗装勉強会」セミナーを開催し、好評を得ている。

 住宅の塗り替えを検討している人などを対象に、塗料のグレード、塗装工事金額の違い、工事店の チェックポイント、見積書の見方などを解説する。

 同会に寄せられた消費者からの工事被害の問い合わせを調査してみると、消費者側の知識不足に付け込まれるケースが多いという。

 このため、一般の人にも専門知識を分かりやすく教えるセミナーを開催したところ好評だったため、3月からは月2回実施している。8月は6日、8日の両日、午後1時30 分〜3時30分まで、同会本部で開く。工事の売り込みを前提にしていないため、参加費は有料(1組3千円)。
 また、同会では、指定の場所に出向く「出張勉強会」も受け付けている。

■大阪府建団連 16日にシンポジウム 安藤忠雄氏が講演
 大阪府建団連(北浦年一会長)は、「取り戻そうものづくりの誇り」と題して、「建設業の窮状及び職人のおかれている現状を訴える集会」(シンポジウム及び講演会)を7月16日午後5時30分から大阪・中之島公会堂で開催する。

 古阪秀三京都大准教授らによるパネルディスカッションや、建築家安藤忠雄氏の講演を予定している。(入場無料、事前登録不要)

■会社人事
関西ペイント
 (6月26日)国際本部第4 営業部長(国際本部担当部長)徐自強▽ 自動車塗料本部第6 技術部長 (第2技術部担当部長)小野山裕之


【今月の特集記事】
  • だめひろい「制度改革の早期実施でダンピングに歯止めを」

  • 【新製品情報】
    ■関西ペイント「アレスシックイEZクリーン」

    記者発表
     関西ペイントは、昨年発売した内装用漆喰塗料の洗浄性を大幅に改善した「アレスシックイEZクリーン」を発売した。

     自然素材の消石灰を主原料にした「漆喰塗料アレスシックイ」は、ホルムアルデヒドやVOC、硫化水素などを吸収する機能があり、消臭性・抗菌性・吸湿性・不燃性に優れるのが特長。

     また、大阪大学での実験で、インフルエンザウイルスの感染力を大幅に低減する効果が確認されており、一般的な室内環境では3時間以内にウィルスを吸着、15分程度でウィルスは増殖力を失うという。  ただ、塗膜表面に小さな穴が開いているため、液体が染み込みやすく、汚れが洗浄しにくいという欠点があった。

     「アレスシックイEZクリーン」は、塗膜表面に撥水性を持たせ、機能を損なうことなく、タバコのヤニ汚れ、コーヒーや醤油、女性の口紅など、落ちにくい汚れを水や中性洗剤を使って簡単に洗浄することができる。また、壁面の手垢汚れもつきにくい。

     新型インフルエンザへの対策が急がれる中、特に教育施設・医療機関・養護施設などの分野では有効な手段として期待されている。
     価格は「アレスシックイEZクリーン」1万5000円(4kg入り)、「漆喰塗料アレスシックイ」5万円(15kg入り)「アレスシックイシーラー」2万円(15kg入り)。
         ◇
     アレスシックイEZクリーンの発売に当たり、同社では6月15日、小林正受社長、太田正信関西ペイント販売社長、平田信人製品企画室長が出席して記者発表を行った。

     その中で小林社長は、今後の塗料に求められるのは環境、色彩、機能に優れた製品であり、自然の材料を使い健康増進に寄与するアレスシックイEZクリーンは時代のニーズに合致した塗料であることを強調した。

    ■エスケー化研「SKセラミファイントップ」

    SKセラミファイントップ
     エスケー化研は、汚れにくい水性クリヤートップ「SKセラミファイントップ」を発売した。
     ガラスの原料であるセラミック粒子(SiO2)をナノテクノロジー技術によりナノサイズに改質することで、優れた親水性を実現。その効果によって外壁に汚れが付きにくく、また付着した汚れも降雨で洗い流される。

     従来の意匠性クリヤー工法と比べ、艶を生じることなく意匠性塗材の自然な質感を生かした仕上がりが可能。塗料の状態では薄赤色に着色されており、これにより塗り残しなどを防止し、壁面全体を均一に施工することができる。色は塗装後数日で消える。

     特長は▽耐汚染性に優れる▽自然な質感を維持▽経済性に優れる―など。
     用途は、住宅・マンションの外壁および店舗・事務所の外壁など。
     荷姿は、SKセラミファイントップ14kg石油缶。平米当たりの設計価格は1500円(下塗り、主材塗りは含まない)