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◆日本塗装時報 2009年9月18日発行 1888号◆
■登録建設塗装基幹技能者講習 日塗装が第2回目を実施

会場の様子
 日本塗装工業会は9月3、4の2日間、大阪塗料会館で登録建設塗装基幹技能者の認定講習を行った。3月に東京で第1回目を実施し、今回は2回目。近畿ブロックのほか、東北、中部、四国、九州からも参加があり、合計43人が受講した。

 初日は、開講にあたって、瀧山快助副会長があいさつしたあと、川島敏雄常務理事が基幹技能一般に関して、現場における役割や必要な技能を説明。そのあと安全衛生法などの関係法令や施工管理、工程管理、資材管理などについて講義があり、最後に質疑応答を行った。

 基幹技能者は、昨年から建設業法施行規則に位置づけられた新制度となり、登録基幹技能者講習を修了して認定されると、在職している企業には経営事項審査で3点が加点されることになった。

 なお、日塗装では06年から建設塗装基幹技能者講習を行い、昨年6月までに1967人を認定している。これら任意資格の取得者は「特例講習」を受講することで登録建設塗装基幹技能者として改めて認定される。

■塗装工事研究会 エコ・メッセ2009に出展

塗装工事研究会のブース

全国最年少の熊谷俊人千葉市長(左)も来訪
 NPO法人塗装工事研究会(千葉県佐倉市、森雅弘会長)は6日、幕張メッセで行われた「エコ・メッセ2009inちば」に出展し、公共浴場背景画普及協会(田村茂俊代表)とともに、塗装およびペンキによる背景画のPR活動を行った。

 同イベントは、環境省関東地方環境事務所などが中心となって行っているエコロジーに関する展示会で、今年は「地球温暖化と生物多様性」をテーマに開催。会場には、話題の電気自動車や燃料電池車も展示され、環境に関するさまざまなイベントが行われた。

 研究会のブースでは、公共浴場でおなじみの富士山の絵を背景に掲げ、使用する色によって『視覚で涼しさを感じることができる』ことをアピール。浴場のペンキ絵では少しでも長く湯に入っていらえるよう、意図して青色や緑色を使用していることを解説した。

 また、悪徳リフォーム業者にだまされないための注意を呼びかけるパンフレットの配布や、水に塗らすだけで浴室内に何度でも貼れる背景画(ポスター)の販売も行った。

 森会長は「銭湯の数の減少で、ペンキ絵師はたった2名になってしまったと聞く。このままではペンキ画の文化が失われてしまうと思い、塗料・塗装の文献から背景画に関するものを探したが、残念ながら見つけることができなかった。塗装職人の中から、この技術に興味を抱き、継承する者が出ることを願っている」と語った。

 公衆浴場背景画普及会のホームページは、次の通り。(http://www.iroha.in/sento/

■国交省概算要求 省CO2対策など推進
 国土交通省がこのほどまとめた来年度の予算概算要求は、公共事業関係費6兆9506億円、一般会計予算総額7兆6260億円を計上、「安全・安心」「暮らし・環境」「活力・成長力」の3分野を重点的に推進する。「暮らし・環境」分野では、新しく「既存住宅の流通円滑化とリフォーム市場の整備」(130億円)に取り組むほか、「住宅・建築物の省CO2対策・長寿命化」(650億円)などの地球環境対策・低炭素社会の実現に向けた事業を大幅に拡充していく。

 「安全・安心」に関しては、水害・土砂災害への緊急的対応の強化、大規模災害時の危機管理体制の強化や、日常生活における安全・安心対策として住宅セーフティネットの充実、社会資本ストックの戦略的維持管理、長寿命化・ライフサイクルコストの縮減などに力を入れる。

 「暮らし・環境」関係では、豊かな暮らしの実現のため、既存住宅を手入れして長く使えるよう、住宅履歴情報の蓄積、瑕疵保証・保険制度を支援するなど、リフォーム市場の整備を推進。「地球環境対策・低炭素社会の実現」に対しては、既存建築物の省エネ改修を広く支援する事業を拡充するとともに、省CO2対策・長寿命化のためのプロジェクトを支援する。

 「活力・成長力」の分野では、地域の自立的な活動を支える重点プロジェクトの推進や、地域公共交通の活性化、整備新施し、今回は2回目。近畿ブロックのほか、東北、中部、四国、九州からも参加があり、合計43人が受講した。

 初日は、開講にあたって、瀧山快助副会長があいさつしたあと、川島敏雄常務理事が基幹技能一般に関して、現場における役割や必要な技能を説明。そのあと安全衛生法などの関係法令や施工管理、工程管理、資材管理などについて講義があり、最後に質疑応答を行った。

 基幹技能者は、昨年幹線の着実な整備、歴史まちづくりの推進、観光大国の実現に向けた取り組みなどを強化していく。

■日本ペイント 東京研修センターがリニューアル

外からもよく見える塗装ブース

新設された調色室
 日本ペイントの「自動車補修東京研修センター」(東京都品川区)が12年ぶりに全面リニューアルされ、8月24日、竣工式および記者会見が行われた。

 今回、全面的に改装された新センターには、塗装ブース、調色室、商品展示スペースを設置。それぞれ塗装デモンストレーションや調色の様子がよく見えるよう設計されている。

 塗装ブースには、最大ースが設けられ、側面には水性塗料用の乾燥装置(ハンドガン)を収納。天井には、長さ7m×幅5mのブース内に送風できる大型の送風口が設置されている。  「調色失敗コストゼロ化」に向けて新設された調色室には、専用の消臭装置を設置。水性塗装システム「naxオーデベースe3(イーキューブ)」、高濃度型ベースコート「naxレアル」の自動撹拌(かくはん)機などを用意し、研修生がより勉強しやすい環境を整えた。
     ◇
 竣工式では、日本ペイントオートリフィニッシュ事業部・大石雅夫事業部長が「東京研修センターは今回、12年ぶりに大きな改装を行った。これまで同センターは、新入社員や中堅社員の人材育成や技術の研さんの場としてご活用いただいた。しかし、ここ数年で私たちの商品や新しい技術などを知っていただく『プレゼンテーションの場』としての必要が生じた。そういったことも踏まえ、今回新しく大きな窓を設置し、実験や作業、器具などが室外からでも見えるよう工夫した。今後、お客様をおもてなす心で、ここを存分に活用して欲しい」とあいさつした。

 続けて、全国4か所に設置された研修センターや新センターの概要、今後の研修センターの構想について説明した。

寝屋川・中国へも

 同社には「AR福岡研修センター」「CSK研修センター(四国)」「AR大淀研修センター(大阪)」「AR東京研修センター」があり、自動車補修用水性塗料の研修会や、顧客の要望により同社製品の技術、考え方などをアピールする場として活用している。

 市場においては、今後環境配慮塗料への移行やグローバル化への対応などの変化が予想されており、それらに対応した機器の設置が必要とされている。そこで同社では、東京研修センターを足がかりに、来年度以降には大阪・寝屋川(大淀より移動)に同様の施設の設置を計画。さらにグローバル化(特にアジア)への対応として、中国研修センターの設立も視野に入れたいとしている。
■エボニックデグサ 巴工業と販売提携

記者発表するヴェルンフライド氏
 塗料およびインキ用添加剤を中心とした製品を製造するエボニックデグサジャパン(東京都新宿区、ウルリッヒ・ジーラー社長)は、グループ会社Evonik TegoChemie GmbH の塗料・インキ用添加剤に関し、巴工業(東京都品川区、塩野昇社長)と日本国内における販売提携を結んだ、と発表した。

 同社は、化学品を製造する独法人・エボニックインダストリーズの日本法人で、水系・溶剤系、UV硬化系添加剤などをTEGORブランドとして保有。昨年8月には、日本での市場拡大に向けてJCL(ジャパン・コーティング・ラボ)を、筑波工場内に設立してい る。

 巴工業との提携は9月1日から開始しており、主に顔料湿潤分散剤、脱泡剤、消泡剤、基材湿潤剤、滑り性付与添加材、リベリング剤などを取り扱う。これにより、顧客ニーズに合致した製品を提案・供給し、TEGOR ブランドの浸透と定着を目指したいとしている。

 両社の概要は次の通り。

 《巴工業株式会社》
 【資本金】10億6121万円【所在地】東京都品川区大崎1丁目2番2号【代表者】代表取締役社長・塩野昇【従業員数】745人(連結)378人(単体)

 《エボニックデグサジャパン株式会社》
 【資本金】4億9800万円【所在地】東京都新宿区西新宿2丁目3番1号【代表者】ウルリッヒ・ジーラー【従業員数】120人(単体)
     ◇
 今回の提携に当たり、エボニックデグサジャパンでは9月3日、ヴェルンフライド・ハイレンEvonik Tego ChemieGmbH 副社長、ガエタノ・ブランダ・エボニックデグサチャイナ・アジアパシフィック担当ビジネスマネージャー、森本祐三第1化学品事業本部部長らが出席して記者発表を行った。

■大日本塗料の環境セミナーが終了

講演する近藤教授
 大日本塗料は「環境と塗料についての2009年セミナー」を、2月の札幌を皮切りに全国の主要10都市11会場で開催、好評のうちに終了した。新型インフルエンザのため延期されていた大阪では、9月4日、大阪建設交流館で開かれ、約100人が出席した。

 第一部では、近藤照夫ものつくり大学教授が「建築塗装に関連する環境配慮― 国内と欧州の動向」と題して基調講演を行った。
 近藤教授は、まず京都議定書以降の環境保全にかかわる最近の動きを紹介。今年7月にイタリアのアクイラで開催されたG8サミットで、2050年までの長期目標として先進国全体で温暖して基調講演を行った。

 近藤教授は、まず京都議定書以降の環境保全にかかわる最近の動きを紹介。今年7月にイタリアのアクイラで開催されたG8サミットで、2050年までの長期目標として先進国全体で温暖化ガスを80%以上削減することが合意されたことを受け、今年12月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約の第15回締約国会議(COP 15)でポスト京都議定書の内容が確定する見通しである。

 日本では昨年から排出量取引の国内統合市場が試行的に実施されたり、住宅用太陽光発電に対する助成金制度の復活、追加経済政策に組み込まれたエコポイント制度による省エネ家電の購入補助、低燃費車の買い替え補助など、低炭素社会づくりに向けた動きが始まっている。

 建築内外装における環境配慮としては、今年4月から改正省エネルギー法が施行され、事業者単位でのエネルギー管理義務が導入されたほか、中小規模の住宅や建築物も規制の対象になったことを指摘した。
 温暖化防止に対する建築内外装の技術では▽高反射率塗料による表面塗装▽屋上や壁面に対する植栽による緑化▽鉄筋コンクリート造の屋根スラブや外壁に対する外断熱構法―などが注目されている。

 特に高反射率塗料は建築物の屋根や舗装道路の表面温度を経済的に低下させる技術として大きな注目を集めており、日本建築学会環境工学委員会都市環境・都市整備運営委員会の下にクールルーフ評価小委員会が設置され、普及に向けた検討が進められるなど、環境対策技術として評価が高まっていることを報告した。

 続いて、足立和生建築塗料事業部チームリーダーが「環境にやさしい塗装技術仕様の提案」、湊健治構造物塗料事業部グループリーダーが「環境にやさしいLCC削減仕様」のテーマで講演し、遮熱塗料「エコクール」シリーズや、鉛・クロムフリーのさび止め「グリーンシリーズ」などの製品を紹介した。

■八王子市で落書き消去イベント 東塗協が作業を指導

作業方法を説明する阿川支部長

落書き消しに参加する住民
 八王子市役所および南大沢警察署主催による「落書き消去キャンペーン」が8月27日、八王子みなみの駅周辺で行われ、消去方法の指導に東京都塗装工業協同組合が協力した。  当日は、地元の防犯協会、南大阪母の会のほかに、市立みなみ野中学校、都立片倉高等学校、多摩美術大学の学生ら80名を超える参加者が、西片倉只沼公園に集合した。

 作業に先立ち、南大沢警察署生活安全課・多摩川課長が、「現在、警察では景観対策に力を入れているが、地域住民の目が行き届かない場所には、犯罪が発生しやすいということを実感している。犯罪を抑止するためには、地域住民の協力が必要であり、落書き消去を通じて『街を汚すのを止めよう』という気持ちを持っていただきたい」と、落書き消去の重要性について説明。続いて、東塗協多摩南支部・阿川美夫支部長がローラーの使用方法や作業時の防汚対策などを説明し、各自現場へと移動した。

 集まった学生らは、スズカファインの「消せる君」を片手に熱心に作業を行い、消去予定ではなかった壁面の落書きをも一掃。また、駅前の壁面については、多摩美術大学の学生が美しい壁画を描き、落書きの防止と治安の向上を目指した。

 なお、同イベントの模様は、TBSテレビ系列のニュース番組によって全国ネットで放映。同社のニュースサイト内でも動画を配信した。

■丸の内パークビルに大日塗製品が採用
 東京・丸の内の再開発事業の一環として完成した「丸の内パークビルディング」に、大日本塗料の高機能・環境対応形塗料が随所に採用された。

 同ビルは、地上34階、塔屋3階、地下4階の規模。1894年建築当時の姿を忠実に復元した赤レンガ造りの三菱一号館美術館とオフィス・店舗からなるタワー棟とが複合し、敷地内には緑豊かな広場も設けられている。

 ビルの鉄骨には環境に配慮した鉛・クロムフリーさび止めペイント「グリーンズボイド」、屋上にはヒートアイランド対策として遮熱塗料「エコクールマイルドF」、耐火ボードには人に優しいゼロVOC塗料「ノボクリーン」が採用された。

 外装アルミ材には「デュフナー#100S/#100L」、コンクリートには「Vフロン#200」とふっ素樹脂塗料が塗装され、特徴あるビル外観に彩りを添えている。また、ビル内では大日本塗料のグループ会社、ニッポ電機(本社平塚市、加藤勇社長)の継ぎ目の見えない蛍光灯「シームレスライン」が採用され、高級感を演出している。

 同ビルは4月に竣工し、9月3日から商業ゾーン「丸の内ブリックスクエア」が開業、丸の内の新名所としてにぎわっている。

■7月の建設受注は23%減 不動産・製造業など低迷
 国土交通省が9月9日発表した7月の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は前年同月比23・3%減の3兆3458億円で、9カ月連続で減少した。  7月としては、元請受注高、下請受注高とも2000年の調査開始以来過去最低で、全体の下げ幅は過去最大となった。

 民間のうち、建築・建築設備工事は同55・8%減の2968億円で、9カ月連続で減少した。

 民間の建築・建築設備工事を発注者別にみると、不動産業は同65・3%減の844億円で、12カ月連続の減少。製造業は、同47・0%減の1039億円で9カ月連続のマイナスとなった。このほか、サービス業は同21・0%減の692億円、卸売業、小売業が同83・7%減の62億円で、それぞれ5カ月、6カ月連続で減少した。電気・ガス・熱供給・水道業は同56・3%増の20億円で、2カ月連続で増加した。

 民間の土木・機械装置工事は、同9・2%減の2539億円で、5カ月連続で減少した。

■国交省の来年度予算概算要求
(詳細については、日本塗装時報第1888号をご参照ください)

■大塗装が落書き消しに協力

行基大橋
 大阪市は市民による落書き消去運動を推進しているが、7月の浪速区に続き、今年第2回目のイベントが8月23日、大阪市東住吉区の行基大橋で行われ、大阪府塗装工業協同組合(田伏健一理事長)が塗装指導に協力した。

 大和川に架かる行基大橋は橋脚部分が落書きされていたため、景観を損なうだけでなく、周辺の治安を悪くすることが心配されていた。
 当日は地元の振興連絡会50人、中学生20人が参加。組合の指導員9人が塗装方法を説明したあと、午前10時過ぎから落書き消しに取り組み、1時間ほどで橋脚をきれいに塗り替えた。

■お台場に「等身大ガンダム」大日塗のフッ素塗料など採用
 テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の放送30周年を記念して製作された「等身大ガンダム」の塗装に大日本塗料の製品が使用された。

 「等身大ガンダム」は、GREENTOKYOガンダムプロジェクト実行委員会が、緑あふれる都市・東京の再生のシンボルとして、また2016年東京「緑のオリンピック」開催実現に向けて7月11日から8月31日まで、お台場・潮風公園に設置された。

 使われた塗料は、多彩な色を表現できるポリウレタン樹脂塗料「Vトップ」や、耐候性に優れるふっ素樹脂を配合した「Vフロン#200クリヤー」など。そのほか下地には、「マイティーエポシーラー白」、「ポリベストパテ#20A −F#400」が使用された。
 ガンダムの白色部分は色調を4段階に分け、赤はメタリック色を使用するなど、細部にまでこだわりをもって塗装され、重厚感あふれる仕上がりとなった。

 展示期間中は、環境を テーマにした展示や、特設ブースを設置するなど、様々なイベントが行われ、夜は幻想的なライトアップにより、多数の来場者でにぎわった。

■関西ペイント 一般向けの塗装教室を開催
 関西ペイントと関西ペイントは、漆喰塗料「アレスシックイ」の普及を図るため、一般向けの塗装教室を来月尼崎事業所で開く。

 「アレスシックイ」は、日本古来の伝統技法として壁材に多く利用されてきた漆喰を塗料化、漆喰が持つ多様な機能をそのままに、ハケやローラーで塗装することを可能にした。天然素材である消石灰を主原料にした水性の室内塗料であり、インフルエンザウイルスの感染力抑制に対する効果が期待され、各方面から注目を集めている。

 今回の塗装教室は、「体験! 漆喰塗料『アレスシックイ』塗装教室」と題して、塗料・塗装の基礎知識や「アレスシックイ」の機能について学ぶほか、技術者による塗装実演や参加者による塗装体験のメニューも設ける。また同会場で「塗料・塗装相談コーナー」も設置する予定。

 募集人数は30人で参加費は無料。応募は9月24日まで、インターネットから受け付ける。http://www.kansai.co.jp/shikkui

 【日時】10月3日(土)午後1時30分〜約2時間
 【会場】関西ペイント尼崎事業所(尼崎市神崎町33 −1)

■NSK会報111号
 日本建築仕上材工業会が発刊。内容は▽安達和男「建築と仕上を考える」▽09年度通常総会報告▽「塗り仕上げの環境・安全への取り組み」講習会を開催▽小俣一夫「NSK生産統計にみる」▽09年度生産数量など。

■会社人事 大日本塗料販売
 (9月1日)兼大日本塗料販売営業本部構造物塗料部東京グループグループリーダー、大日本塗料販売営業本部構造物塗料部副部長藤本憲司


【今月のだめひろい】
  • 高反射塗料に追い風 チャンスを生かすにはPRを
  • (概略は→こちらでご覧いただけます。)

    【今月の特集記事】
  • 「塗料・塗装需要実績講習会」製・販・装3団体が共催
  • (概略は→こちらでご覧いただけます。)

    【新製品情報】
    ■大日本塗料「Dフリー」を発売
     大日本塗料は、大型車や商業車用の環境配慮型マルチ上塗塗料「Dフリー」を発売した。

     同社は、トラック、ダンプ、ミキサー車などの大型車や商業車の新車架装および塗り替え用の塗料として長年「オートVトップモナーク」を発売してきたが、近年、仕上がり品質や作業性、環境へ配慮した商品が求められていた。

     「Dフリー」は、これに対応したもので、仕上がり感に優れ、2種類の硬化剤を使い分けることによって乾燥性に幅を持たせることができる。鉛・クロムフリーで、トルエン・キシレンも削減した。

     特長は▽特殊ウレタン樹脂性能により仕上がり塗膜は鮮映性が高い▽特殊ウレタン樹脂機能により塗りツヤ、塗り肌が長期間持続する▽鉛、クロムフリーでトルエン・キシレンを削減させ環境に配慮▽着色顔料の含有バランスにより隠ぺい力を向上し、塗装回数と揮発性有機化合物(VOC)を低減する▽主剤を替えずに仕上り重視の5:1硬化剤、作業性重視の10:1硬化剤が自由に選択できる―など。