◆ 日本塗装時報 2002年7月31日発行 1787号掲載記事◆

■<大阪塗装協同組合>第38回通常総会IT推進を強化

 大阪塗装協同組合(浜崎績理事長)は7月19日、第38回通常総会を大阪市・天王寺区ホテルアウィーナ大阪で開催した。  総会は、
  @平成13年度事業報告承認の件
  A平成13年度収支決算書、財産目録、賃借対照表、損益計算書および剰余金処分(案)承認の件
  B平成14年度事業計画(案)承認の件
  C平成14年度収支予算(案)承認の件
 の各議案を審議し、すべて原案通りで可決した。
 第1号議案の平成13年度事業報告では、昨年度の活動として▽新技術導入関連の低VOCおよびIT関連各種講習会の積極参加▽景気対策としての国土交通省近畿地方整備局への陳情▽塗料一括購入の展開▽パソコン設置および活用、などを挙げた。 13年度脱退者は6名で、会員総数76名になったことについては、「魅力と特長のある組合づくりと若手の育成や組合員の継承者の積極的な参加が必須」としている。
 第3号議案の平成14年度の事業計画では、運営基本方針として▽品質の確保と技術の向上▽時代の要求する情報交換▽全員参加の組合活動の更なる活性化を。事業活動の重点目標は、▽各委員会の活発運営の強化と相互連携▽組合財政の健全運営の強化▽関連団体との連携強化と共同活動▽主材料の共同購入強化と金融事業の充実▽需要開発の新規分野開発と推進▽支援運営と青年部の結集▽パソコンによる業務強化と情報交換の内容充実、の7点を挙げた。
 続いての懇親会では、大阪府塗装工業協同組合・石渡敏一理事長、近畿マスチック事業協同組合・中村勝義理事長、日本塗装工業会大阪府支部・別所宏昭支部長、近畿外壁仕上業協同組合・高妻忠信理事長ら多数の来賓を迎え、新年会で好評だった和太鼓演奏も行われ、盛会だった。(詳細は7月31日発行・記事へ)

■<エスケー化研>大阪営業所および支店を移転

 エスケー化研(藤井實社長)は5月25日、大阪営業所および大阪支店の移転を行った。
 場所は、茨木市中穂積にある本社ビルの隣に新築されたエキスロードビル内で、ワンフロアー約200平方bの中に、3階には大阪営業所、4階には大阪支店、SKカラーデザインセンターが入り、5階は会議室となっている。外壁は同社の意匠性塗材であるベルアートで仕上げられ、南欧風の建物となっている。
 同社では、事業所移転による機能性向上、サービス向上を最大限に活用することにより、大阪地域での大幅なシェアアップを目指す。
 同支店・営業所の新住所は次の通り。
 【大阪支店】
 ▽住所 〒567―0034 大阪府茨木市中穂積3―5−31・4階
 ▽電話 0726・21・7721、FAX 0726・21・7725
 ▽所長 阿部一成
 【大阪営業所】
 ▽住所 同・3階
 ▽電話 0726・21・7722、FAX 0726・21・7723
 ▽所長 横山秀樹

■<京美友の会>第25回総会を開催

  京美友の会(今江清造会長、会員53社)の第25回総会は7月19日、京都・蹴上の都ホテルで開かれた。
 冒頭、今江会長は「小さな会社は団結しないとこの不況を乗り越えられない。昨年より『営業』と『技術』に自信のある会社を組み合わせたJVで、共同需要開発に努めた。その結果、ユニクロの店舗の塗り替え工事を受注するなど成果を収めた。この総会を機会にさらに頑張りたい」とあいさつ。
 次いで議事に移り、平成13年度事業報告・収支報告、14年度事業計画・予算案を承認した。
 事業報告ではユニクロ京滋地区の10店舗の塗り替え工事を会員5社で施工したほか、積極的に研修例会を開催、またペイントショーに出展し、メタリーなどを展示したことを説明した。今年度は責任施工商品「メタリー」の拡販を目指す。開発者の福田昌三氏を相談役に迎え、技術サポート体制を確立、寺院関係を始め、徳島美術館、岐阜の美術館などの指定を得ている。国土交通省の歴史的建造物保全団体としても認定され、全国都道府県の営繕部、教育委員会に配布される指導書に登録されることになった。また、長年研究してきた無機塗料の完成にもめどがつき、近く研修を実施する予定。
 総会終了後は、門田真乍子氏の講演会に続き、多数の来賓を交えて懇親会を盛大に開催した。

■<京美友の会>「快適色の選び方」門田氏が講演

 京美友の会の総会終了後、門田真乍子・トータリアカラーアカデミー塾長による講演会が催された。
 門田氏は国内のほか世界53か国、250都市の色彩を調査した結果をもとに、配色表「配色の手」を作成した。同配色表は、多くの人が感じる快適配色を選択基準に構成したもので、色彩の知識をもたない人でも簡単にイメージに合った配色が行えるのが特徴。色彩をウォームカラー、クールカラー、ジョイントカラーの3グループに大別し、塗ろうとする色彩を選べば、それに合う色がすぐ見つけられる。
 心地よい街並み・建築は配色に秘訣があり、▽自然界の色が使われている▽ウォームカラー・クールカラー同士で配色▽トーンが同一か類似―などの共通項があるという。
 門田氏は日本の建築物の配色は無難過ぎる点やトーンが明る過ぎることを指摘。特に内装には少し濃い目の配色を用いると人物を引き立たせる効果があることを説明した。また、コンピュータによるカラーシミュレーションの場合は、前段階で「配色の手」を利用し、最終的には塗り板見本でプランニングすることを推奨した。

■<ペイントハウス>衛星TVで新番組 リフォーム専門チャンネル

ペイントハウス(星野初太郎社長)は、関連会社で情報番組制作会社の「IR21」と共同で、日本初の「リフォーム専用チャンネル」を開局する。
 同チャンネルは、「スカイパーフェクTV!243チャンネル」で、リフォーム・住まい・暮らしに関する番組を24時間放映する。また、制作した番組は、ブロードバンドネットワークでも配信。さらに衛星ネットワークを通じて「動く住まいの総合カタログ」を提供したいとしている。

■各団体長 暑中の挨拶

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