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◆日本塗装時報 2008年10月18日発行 第1860号◆
■1〜7月の建築塗料生産 18%増の102万トン
 07年1〜7月の中国建築塗料の累計生産量は102万4000トン、前年同期比17・8%の伸びとなった。そのうち、7月の生産量は16万9700トンで、同21・9%の伸び。生産量のトップ10地区は別表のとおり。

■PPG社 研究・開発センターが竣工
 PPG社は9月13日、江蘇省・蘇州市に設立した環境保全型塗料研究・開発センターが竣工し正式生産を開始した、と発表した。
 同センターは環境保全型塗料製品の研究・開発・技術サポートを主に行う。従業員は60人。

■北京建築材料総院 建築用断熱塗料を開発
 業界情報によると、北京建築材料総院は、建築用水性反射断熱塗料製品の開発に成功した。  同水性反射断熱塗料製品は光と熱に対して強い反射性と低減効果がある。この製品を建築物外壁に塗布すると、暑い夏でも室内温度を大きく下げることができる。
 権威ある機関のテストによると、今回の水性反射断熱塗料製品の光反射係数は89%、輻射係数は87%であった。

■ミカンの皮から 環境保全塗料を生産
 天津流虹科学技術発展公司は9月19日、ミカン皮を原料に天然環境保全塗料を生産する技術を開発した、と発表した。同技術は産業化生産が実現し、年間生産規模は1000トンとしている。
 情報によると、同製品は北京故宮博物院の古代建築の修復に使われ、韓国市場向けにも輸出されている。

■アクゾノーベル社製品 北京五輪各施設に採用
 Akzo Nobel社が生産する塗料製品は、北京オリンピックの各施設に採用された。そのうち、「オリンピック水泳センター」プロジェクトは同社の保護塗料と粉体塗料製品、「オリンピック主会場」プロジェクトは同社の粉体塗料製品が使われた。
 また、オリンピック大会にサービスを提供する「北京首都国際空港拡張工事」も同社の塗料製品が使われている。

■デュポン社 長春泰欧亜に追加投資
 DuPont中国集団公司は9月24日、その持ち株会社「長春泰欧亜塗料公司」に800万米ドルを追加投資する計画であると表明した。同資金は長春泰欧亜の自動車塗料ライン拡張プロジェクトに使われる。
 現在、長春泰欧亜の自動車上塗り塗料の年間生産能力は5000トン、電着塗料は3000トンで、生産技術と設備はいずれも米国DuPont社から輸入している。
 DuPont社は、長春泰欧亜を中国で一流の規模、技術を持つ自動車用塗料生産拠点にすることを目標にしている。

■BASF、長城自動車と提携
 BASF社は、このほど中国の自動車メーカー「長城自動車公司」と提携し、海外市場で長城自動車の自動車補修用塗料を供給することになった。
 長城自動車は中国の大手自動車輸出企業で、その自動車製品は世界108の国と地域に輸出されている。

(資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します)