◆日本塗装時報 2008年10月18日発行 1874号◆
■北京市の建築塗料生産 08年上期は32%伸びる
 北京市が発表した『2008年上半期の北京市建材工業の経済運営レポート』によると、08年上半期の北京市建築塗料の総生産量は、北京オリンピック関連の建設需要が寄与し、4万1000トンで、前年同期比32・3%の伸びとなった。

■東方雨虹防水技術公司 防水塗料工場を設立
 北京市東方雨虹防水技術公司は、上海に年産1000万uの防水材料と1万トンの防水塗料を生産する工場を設立することになった、と発表した。建設資金は、株券発行方式により2億5000万人民元を調達する。
 東方雨虹は中国国内における建築防水材料の生産・施工大手。同社は、北京オリンピックのメインスタジアム「鳥の巣」や、北京国家水泳センター「ウォーターキューブ」、人民大会堂、首都空港3号ターミナル、北京地下鉄4号線・5号線などの防水工事プロジェクトを引き受けた実績がある。

■青島富臣化工公司 山東省に塗料工場を建設
 上海富臣化工公司は、山東省・青島市に同社が100%出資する子会社「青島富臣化工公司」を設立した、と発表した。
 青島富臣化工は、投資協議書を結び、1億5000万人民元の投資で山東省・平度市に塗料生産工場を建設する。同工場が竣工すれば、家具陽塗料と建築塗料の設計年産能力は8000トンとなる見通し。

■アクゾノーベル社 武漢に装飾塗料工場
 湖北省武漢市政府部門は、アクゾノーベル社が同市経済技術開発区に装飾塗料生産工場を設立する計画であると発表した。
 同工場の第1期工事は年産能力が2000トン。 製品は主に中国国内市場で販売するが、販売状況がよければ、将来、第2期工事を行う見通し。

■米国コロンビア社 中国市場に進出
 米国コロンビア塗料・コーティング公司(Columbia Paint & Coatings)は、同社生産の環境保全塗料と塗料製品が中国市場に進出し、その第1号専売店が上海で正式にオープンしたと発表した。
 コロンビア社は1947年に創設され、同社の得意分野である環境保全塗料製品はベビールーム、病院、高級食品工場、製薬工場など、衛生条件の厳しい場所に適している。

■面面佳公司の家具塗料 米国輸出が順調
 広東省・仏山市の「面面佳水性塗料業公司」は、同社が製造する傷防止水性家具塗料製品が米国向けに順調に輸出されたと発表した。
 米国使用側のテストによると、同製品の傷防止性能と環境保全指標はいずれも国際的に高いレベルに達しているとのことである。

■三川実業公司 光固化粉体塗料を開発
 江蘇省・揚州市の三川実業公司は9月26日、新しいUV(紫外線)光固化粉末塗料製品を開発した、と発表した。
 発表によると、同製品は高温に耐え、固化が早く、化学薬品の腐食に強く、機械性能に優れるなどの特徴を備える。材木、プラスチック、紙、自動車エアコン部品などの塗装に広く応用することができる。

■米国エクスシア社 天津工場が本格稼働へ
 米国エクスシア社(Exousia Advanced Materials Inc)は、天津市に投資・設立した塗料生産工場が今年10月に正式な生産を開始する見通しであると発表した。
 情報によると、現在、同工場は塗料製品(海洋船舶塗料製品と海洋防腐塗料製品)の発注を受け、その合計金額が約40万米ドルとなる見通し。

(資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します)