■建築塗料生産 ８月は８％増
中国国家統計局のデータによると、今年１〜８月の中国主要建築塗料メーカーは建築塗料を１３１万６３００トン生産した。そのうち、８月の生産量は18万８００トンで、前年同期比７・92%の伸びとなった。
8月の建築塗料生産量の地区別順位は、上海市、広東省、山東省の順。
■米国の省エネ断熱塗料 海南省の建物に採用
海南省は、同省の新築建築工事に、米国で開発された省エネルギー断熱塗料「ＩＮＳＵＬＡＤＤ」を正式に導入することになったと発表した。
「ＩＮＳＵＬＡＤＤ」はもともと米国航空宇宙局（ＮＡＳＡ）が開発したハイテク宇宙断熱反射材料であったが、省エネルギー塗料として建築分野に広く応用されるようになった。
建築物の表面に塗布すると、きわめて薄い中空層が形成され、熱を効率的に遮断し、建築物の保温断熱能力を強めることができる。
■嘉宝莉化学工業公司 四川省に塗料工場設立
今年５月12日、四川省にマグニチュード８・０の強烈な地震が発生し、人員と建物に重大な損失をもたらした。現在、地震地区における再建事業が始まっており、建築塗料に対する需要が大幅に増加している。
このような需要に対応して、広東省の嘉宝莉化学工業公司（Ｃａｒｐｏｌｙ）は、四川省・大邑県に建築塗料生産工場を設立する計画であると発表した。
同工場は敷地５・２ヘクタール、年間設計能力は５万トンで、主に建物塗料を生産する。今年11月に着工し、09年6月に竣工、生産を始める見通し。
■嘉宝莉化学工業公司 四川省に塗料工場設立
今年５月12日、四川省にマグニチュード８・０の強烈な地震が発生し、人員と建物に重大な損失をもたらした。現在、地震地区における再建事業が始まっており、建築塗料に対する需要が大幅に増加している。
このような需要に対応して、広東省の嘉宝莉化学工業公司（Ｃａｒｐｏｌｙ）は、四川省・大邑県に建築塗料生産工場を設立する計画であると発表した。
同工場は敷地５・２ヘクタール、年間設計能力は５万トンで、主に建物塗料を生産する。今年11月に着工し、09年6月に竣工、生産を始める見通し。
■耐摩耗・耐腐食に優れたセラミック・コート材 ハルビン工業大で開発
ハルビン工業大学の王由教授の課題グループは、「ナノメートル構造熱吹付塗装の強靱耐摩耗・耐腐食セラミック・コート」プロジェクトが開発に成功し、技術引き取り検査にパスしたと発表した。
同教授によると、従来のミクロン構造セラミック・コートに比べ、耐腐食性能と冷熱対抗変更性能で２倍近く、耐摩耗性能で４〜８倍向上するという。
ナノメートル・セラミック・コートは、自動車、列車、船舶、掘削機など設備の各種機械部品に広く応用することができる。また、同製品を使った場合、これら機械部品の使用寿命を大幅に高めることができるとしている。
■中国派蒙集団 放射能防止塗料を開発
中国国内の放射能防止製品メーカー「派蒙集団」（ＰＭＡ）は、次世代の放射能防止塗料製品の開発に成功したと発表した。
情報によると、同製品は電磁波減衰率が99・87%に達し、家庭、医療機関および各類設備の制御室など場所に広く応用することができるという。
■中遠国際持ち株公司 青島市に船舶塗料工場
山東省・青島市は、中遠国際持ち株公司（ＣＯＳＣＯ）とノルウェーＪＯＴＵＮグループの傘下企業が、同市に船舶塗料生産工場を設立することになったと発表した。
同工場は投資総額が５６００万ドル（米ドル換算）で、生産施設のほかに開発センターをも設立する見通しである。
■ＰＰＧ社 買収で研磨剤市場に進出
ＰＰＧ社は10月28日、「邦尼制漆公司」（広東省・広州市）の自動車用塗料研磨剤の業務部門を買収したと発表した。買収された同部門はＰＰＧ社の子会社として運営されることになる。
業界関係者は、今回の買収は、邦尼制漆公司の取引先名簿、技術、ブランド、商標を含むとしている。
（資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します）
◆日本塗装時報 2008年11月18日発行 1875号◆