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◆日本塗装時報 2011年2月18日発行 1908号◆
■アサヒペン 経常益5億78百万円
 アサヒペンの23年3月期第3四半期(連結)は、売上高122億52百万円(前年同期比8・5%減)、営業利益6億56百万円(同0・3%増)、経常利益5億78百万円(同4・6%減)、純利益3億92百万円(同6・4%減)。
 期中は厳しい雇用環境を背景にした消費意欲の低迷やデフレにおける価格競争の激化など厳しい状況が続いた。同社グループでは、新製品の投入、販路の拡大、各種メディアを利用しての販促などに努めたが、上半期における天候不順などが売上に大きく影響した。

■イサム塗料 経常益7億52百万円
 イサム塗料の23年3月期第3四半期(連結)は、売上高58億15百万円(前年同期比2・7%増)、営業利益6億07百万円(同55・5%増)、経常利益7億52百万円(同16・9%増)、純利益4億99百万円(同43・0%増)。
 多様化する顧客のニーズに応える環境対応型塗料や高機能性塗料の開発に注力し、新規顧客の獲得に向けた積極的な営業活動に努める一方、収益面では業務の効率化や生産体制の見直しなどが奏功した。

■関西ペイント 自動車用・海外が伸びる
 関西ペイントの23年3月期第3四半期(連結)は、売上高1794億70百万円(前年同期比11・3%増)、営業利益169億85百万円(同24・1%増)、経常利益193億37百万円(同26・5%増)、純利益105億7百万円(同30・7%増)。
 国内の売上高は1118億52百万円。自動車分野は、新車用、補修用塗料とも売上が伸びた。工業分野は建設機械の国内外での需要回復や、猛暑の影響による飲料用塗装缶の増産などで好調。建築分野は大型集合住宅の塗替工事の受注活動に注力するとともに、新しい環境対応型塗料を市場に投入した。船舶分野は外航船の塗替需要が回復したが、売上は前年を下回った。鉄構分野は官民の設備投資が引き続き低調。

■エスケー化研 国内改修市場が堅調
 エスケー化研の23年3月期第3四半期(連結)は、売上高533億29百万円(前年同期比11・1%増)、営業利益70億68百万円(同22・9%増)、経常利益67億68百万円(同16・8%増)、純利益41億80百万円(同20・2%増)。
 建築塗材業界は依然として低迷したが、リニューアル市場で差別化された超耐久・超低汚染塗料、環境問題に対応した省エネ等の各種機能性塗料、オリジナルの意匠性塗料や耐火被覆・断熱材などに力を入れた。

■菊水化学工業 経常益4億40百万円
 菊水化学工業の23年3月期第3四半期(連結)は、売上高122億38百万円、営業利益4億18百万円、経常利益4億40百万円、純利益1億74百万円。(前期は非連結)  材売・工事分野は売上高116億49百万円、営業利益3億89百万円。子会社とした日本スタッコとの連携を深め、下地から仕上げまでの一貫した責任施工や製品ライナップの充実を推進した。
 セラミック分野は売上高5億89百万円、営業利益は28百万円。電機、電子部品業界をはじめとした主要顧客からの受注が堅調に推移した。

■神東塗料 工業用中心に需要が回復
 神東塗料の23年3月期第3四半期(連結)は、売上高155億37百万円(前年同期比9・4%増)、営業利益5億13百万円(同72・5%増)、経常利益6億31百万円(同68・6%増)、純利益3億14百万円(同59・8%増)。
 塗料事業の売上高は142億24百万円(セグメント利益6億07百万円)。アルミ電着塗料はサッシ業界向けが低調な一方、ビル建築・戸建住宅関連は持ち直し傾向。工業電着は電気製品、自動車部品、鋼製家具などの需要が回復し、大幅に増加した。粉体塗料は堅調なユーザーの需要に支えられ、低温焼付け塗料を軸に増加した。工業用塗料は工作機械や建設機械向けの需要回復により順調に伸びた。

■大日本塗料 通期予想を上方修正
 大日本塗料の23年3月期第3四半期(連結)は、売上高530億81百万円(前年同期比3・5%増)、営業利益22億73百万円、経常利益17億52百万円、純利益5億2百万円。
 マーケット全体は、住宅建設やその他建設工事などの設備投資が好調に推移するなど回復基調にあるが、公共投資予算縮小の影響を大きく受けた。
生産の一部移管と経営資源の集中的な投入を行った海外事業は、東南アジアの各拠点および中米拠点を中心に好調を維持している。

■中国塗料 船舶・コンテナ用が堅調
 中国塗料の23年3月期第3四半期(連結)は、売上高715億01百万円(前年同期比11・2%増)、営業利益66億40百万円(同7・3%減)、経常利益67億88百万円(同5・9%減)、純利益44億77万円(同15・2%増)。
 主力の船舶用塗料分野では、船舶の竣工量が引き続き堅調に推移。また大幅な生産調整が行われたコンテナボックス生産が持ち直し続けたことから前年同期比で大幅に増加した。反面、主要原材料市場での持続的な価格上昇によって売上採算性は低下した。

■トウペ 化成品が伸びる
 トウペの23年3月期第3四半期(連結)は、売上高112億85百万円(前年同期比4・3%増)、営業利益74百万円、経常利益2百万円、純損失1億82百万円。
 同社グループは引続き経営改善計画に基づいて、主力販売製品の見直しによる収益性重視の営業展開を行うとともに、コスト削減に取り組んだ。
 塗料事業の売上高は85億78百万円(同0・5%減)、セグメント利益は96百万円。汎用塗料分野の売上高は不採算品の廃止の影響により前年実績を下回ったが、工業用塗料分野では、環境配慮形の粉体塗料が好調に推移した。

■日本ペイント 自動車・工業用が好調
 日本ペイントの23年3月期第3四半期(連結)は、売上高1728億51百万円(前年同期比8・0%増)、営業利益135億78百万円(同81・9%増)、経常利益170億41百万円(同72・6%増)、純利益113億52百万円(同64・2%増)。
 第3四半期に入ってから個人消費の一部に夏場の駆け込み需要の反動が現れたが、自動車や機械等の輸出は堅調に推移した。自動車用塗料は9月以降、エコカー補助金の交付終了などの影響はあったが、自動車生産台数が前年同期を上回り、ボディ鋼板や、バンパーなどの樹脂素材向け塗料が好調で売上高は前年同期を上った。

■日本特殊塗料 自動車関連材が需要増
 日本特殊塗料の23年3月期第3四半期(連結)は、売上高241億02百万円(前年同期比13・5%増)、営業利益7億7百万円、経常利益13億6百万円(417・1%増)、純利益13億30百万円(626・6%増)。
 塗料事業は、建築用屋根材及び航空機関連で前年同期比微増。ウレタン防水材や床材・舗装材も伸びた。工事関連では、マンション改修工事の受注が増加した。
 自動車製品関連では、防錆塗料や制振材、吸・遮音材が好調。

■ロックペイント 前年同期比3・9%増収
 ロックペイントの23年3月期第3四半期(非連結)は、売上高162億42百万円(前年同期比3・9%増)、営業利益7億16百万円(同15・5%減)、経常利益9億95百万円(同11・8%減)、純利益4億85百万円(同26・3%減)。