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◆日本塗装時報 2008年8月18日発行 1872号◆
■広東省順徳市の塗料輸出 1〜5月は30%増に
 広東省税関の発表によると、今年1〜5月の同省順徳市の塗料製品総輸出金額は1276万米ドルで、前年同期比約30%の伸びとなった。
 同市塗料製品の輸出方式は加工貿易方式が中心で、今年1〜5月の同市の加工貿易方式による塗料製品の輸出量は3946トン(1101万米ドル)。同期の普通貿易方式による塗料製品輸出量は900トン(175万米ドル)であった。
 香港は同市塗料製品の主な輸出先市場で、今年1〜5月の香港向け塗料製品の輸出量は4404トン(1175万米ドル)であった。

■塗喜楽新材料公司 断熱塗料の開発に成功
 湖南省の塗喜楽新材料公司は、「水性反射断熱保温省エネ塗料」の開発・生産に成功したと発表した。同製品は建築・工業設備の省エネルギー分野に広く応用できるという。
 情報によると、同製品の断熱性能についての各項目の指標は同種製品をリードする位置にあり、反射塗料における中国の発明特許を2種類獲得している。

■PPG社 VWに補修塗料供給
 上海フォルクスワーゲンは、PPG社が同社指定の自動車補修塗料供給業者となったと発表した。  中国国内の自動車市場では上海フォルクスワーゲンの販売量が長年トップを占めているが、今回の発表により、PPG自動車補修塗料製品の中国国内に占める市場シェアが大幅に拡大するものとみられている。

■外資系塗料製品 3・4級市場に進出
 従来、外資系塗料製品は主に中国の1・2級市場(北京、上海、広州などの大都市)、中国企業生産の塗料製品は、主に3・4級市場(県級都市と郷・鎮)で販売されてきた。
 ところが業界関係者によると、最近、外資系塗料製品は中国の3・4級市場に進出しつつあるという。そのうち、NIPPON(日本ペイント)とICIは中国3・4級市場での販売ネットおよび販売ルートを構築し始めた模様。

■北京航空材料公司 コンクリート防食塗料が青島海湾大橋工事で落札
 北京航空材料百慕新材料技術工程公司は、同社が生産するコンクリート防食塗料製品が青島海湾大橋の防腐工事で落札し、その塗装面積は施工総面積の50%を占める見通しであると発表した。
 これまで、同社のコンクリート防食塗料製品は杭州湾大橋工事で採用された実績がある。

■西北永新公司ら 蛍光塗料工場を建設
 業界情報によると、中国西北永新化学工業公司とシンガポールのナノ・ブライト・テクノロジー社が協力覚書を結んだ。同覚書によると、両社は甘粛省・蘭州市で蛍光塗料生産工場を共同で建設する。
 西北永新化学工業は、民間汎用塗料、自動車塗料などの塗料製品を生産する上場企業。

■自動車用省エネ塗料 中国市場に進出か
 米国・インダストリアルナノテック社は、現在、中国自動車メーカーが同社の「ナノブースト」塗料製品を採用するよう各メーカーと接触していることを明らかにした。
 「ナノブースト」で自動車部品を塗装すると、自動車部品間の熱伝導を制御し、自動車の燃料効率を大幅にアップさせることができるという。

■長潤発塗料公司 上海に家具塗料工場建設
 深センの長潤発塗料公司は、上海市金山化学工業団地に家具塗料生産工場を建設すると発表した。計画によると、同プロジェクトは今年10月に竣工し生産を開始する見通し。製品は主に江蘇、浙江、上海、安徽などの家具メーカーで使用されることになる。

(資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します)