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◆日本塗装時報 年月日発行 号数号◆
■09年上半期の塗料産業 投資額は32%増に
 中国石油・化学工業協会の基本統計によると、今年上半期(1〜6月)の中国塗料産業(印刷用インキを含む)の投資額は前年同期比32・3%増となった。投資が大幅に拡大した一方で、中国国内塗料市場の名目消費量(生産量に輸入量を加えたもの)は前年同期比8・2%減となっている。また、同期の中国塗料・顔料の輸出貿易金額は前年同期比32・1%減となった。

■福建省の道路用塗料 技術鑑定に合格
 福建省科技開発センターは、同センターが研究・開発した「速乾複合スプレー型路面表示エコ塗料」がすでに技術鑑定に合格し、量産段階に入っていると発表した。同製品には空気反応乾燥型スチレン溶剤を使用し、揮発汚染がないため、環境にやさしい。国道、市内道路、空港、公衆場所の路面表示に広く使うことができる。業界の調査レポートによると、2010年以降、高級路面表示塗料製品に対する需要量は年間30万トンを超える見込みという。

■列車の製造・修復に 年1・5万トンの需要
 中国鉄道部によると、2010年までに中国機関車の保有台数は1万9000台に達し、鉄道車両の保有台数は70万台に達する見通しである。この数字をもとに計算すると、中国鉄道列車の製造・補修産業は年間1万5000トンの塗料需要があり、塗料メーカーに新しい市場を提供しているという。また、現在、鉄道貨車用新型水性防食塗料を主に生産する米国メーカーが中国鉄道部と接触し、中国市場に進出しようとしているとの情報もある。

■西北永新化工 風力発電所用塗料を開発
 甘粛省の西北永新化工公司は、同社技術センターが防食機能に優れた風力発電設備用シリーズ塗料製品の研究・開発に成功したと発表した。すでに同シリーズ製品の量産に取りかかっており、まもなく発売する予定。現在、中国西北地区の風力発電産業が急速に発展しており、今後、風力発電設備用塗料製品の市場拡大が見込まれている。

■江蘇冶建防腐材料公司 新粉体塗装装置を開発
 江蘇冶建防腐材料公司は、粉体塗料の新型吹き付け装置の開発に成功したと発表した。同装置は吹き付け時に自動的に粉体塗料を回収し再利用することができる。装置の設備には流動床式給粉箱、ラッカー機、吹きつけ室、粉体回収設備(旋風分離機と収集袋)などを含む。

■新亜化工 アルミ防食用塗料を生産
 河北省・棗強県の新亜化工公司は、アルミ押出材の防食用アクリル酸塗料の開発に成功し、生産を始めたと発表した。同製品は腐食、衝撃に強く、老化防止、耐摩耗、無鉛、無毒などの特徴を持つ。塗膜の付着力が0級基準に達し、硬度が3Hを超えている。

■国治塗料 水性塗料工場を建設
 安徽省の国治塗料公司は、6億人民元を投資し、同省亳州市工業団地にある水性エマルジョン塗料工場の建設に着手したと発表した。同工場の敷地面積は15・2ヘクタールで、建設期間は2年。工場完成後の水性エマルジョン塗料の年間生産量は10万トンに達する見込み。

■上海富臣化工 白蟻・虫除け塗料が拡大
 上海富臣化工公司は今年、同社の「水性白蟻・虫除けポリウレタン木製品用塗料」が年産600トンに達する見込みであると発表した。同塗料は安全・エコであると同時に、白蟻・虫除けの性能を確実に長く持つ。

(資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します)