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◆日本塗装時報 2009年10月18日発行 1889号◆
■7月の塗料生産 前年同期比6・3%増
 中国の7月の塗料生産量は84万9000トンで、前年同期比6・3%増えた。1〜7月の塗料生産量は470万9000トンで、同3・1%の減少。
 建築塗料の7月の生産量は23万4700トンで、同14・7%増加した。1〜7月の累計では131万3000トンで、同5・6%の伸びとなった。

■中国塗料メーカー 輸出税の返還を提案
 速報によると、今年1〜7月の中国塗料の輸入量は9万4000トン、輸出量は9万2000トンで、輸出量が例年と比べ一段と下がったことを示した。
 これを受けて、中国主要塗料メーカーと中国石化業者協会は、国の関係部門に、塗料製品輸出量を高めるため、国は塗料製品の輸出税返還率を上方修正すべきであると提案している。(現在、中国塗料製品の輸出税の返還率はほとんどゼロである)

■「江蘇省塗料業者協会」正式に発足
 このほど「江蘇省塗料業者協会」が南京市で正式に発足した。理事長には江蘇省の長江塗料公司董事長・張衛中氏が選ばれた。
 調査によると、いま同省の塗料メーカーの年間生産量は約90万トンで、広東省に次いで中国全国の2位になっている。

■米オルカ社 北京に内装専門店を開設
 家庭全体のカラーソリューションを中心理念とする米Orca Colors 社は、このほど北京の大型家庭内装市場「西四環紅星美凱龍」に、輸入塗料製品カラー体験専門店をオープンした。
 同店が消費者に提供するサービスは▽ルームカラーの臨場体験▽消費者に家庭内装カラーの一括的なソリューションを提供▽複数ブランドの輸入塗料製品の販売(ブランドにSherwin Williams、Modern Masters、Rust-Oleumなどを含む)―など。
 また、Orca Colors は今後、同社がさらに上海、広州、深センなど中国のほかの一級都市に6〜8店舗、二級都市に4〜6店舗、三級都市に1〜2店舗のカラー体験専門店をオープンする予定にしている。

■砂壁状質感塗料 青島で研究開発に成
 青島宏豊集団建材公司は、同社が塗料新製品「砂壁状質感塗料」の研究開発に成功したと発表した。
 「砂壁状質感塗料」は、有機シリコンとアクリル酸混合のエマルジョンが主な塗膜成分。セメント層の表面、煉瓦の表面や外壁保温層に塗ると、天然砂のような装飾効果が得られる。

■紫荊花製漆公司 上海に工場建設へ
 紫荊花製漆(上海)公司は、上海市青浦区重固鎮に油性塗料と水性塗料の生産工場を建設する計画であることを発表した。
 同プロジェクトの投資額は900万人民元で、稼動後に年間、油性塗料2万8800トン、水性塗料3万9200トンを生産できる。

■中遠関西塗料化工公司 風力発電機用塗料を開発
 中遠関西塗料化工公司研究開発センターは、風力発電機ベーン用の水性ポリウレタン塗料製品を開発したと発表した。同製品は弾力性が高く、耐摩耗性、気候順応性が優れるなどの特徴をもつ。

■金陵特種塗料公司 鉄構用防火塗料が認可
 江蘇省の金陵特種塗料公司は、同社が製造する「金陵」マークNB型室内薄型鉄鋼構造用防火塗料製品が技術鑑定に合格したと発表した。
 情報によると、同防火塗料製品の基準塗層厚4・7ミリで耐火時間が160分に達する。

(資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します)