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◆日本塗装時報 年月日発行 第 号◆
■アサヒペン 天候不順で減収に
 アサヒペンの23年3月期第2四半期(連結)は、売上高81億16百万円(前年同期比10・9%減)、営業利益3億76百万円(同8%減)、経常利益3億15百万円(同11・1%減)、純利益1億49百万円(同55・8%減)。
 記録的な猛暑日の長期化で、「遮熱塗料」、「遮熱シート」などの遮熱関連商品は好評を得た半面、天候不順の影響などもあり全体の売上は伸び悩んだ。
 通期の予想は売上高157億円(前期比4・9%減)、営業利益5億50百万円(同3・7%減)、経常利益4億70百万円(同7・8%減)、純利益2億90百万円(同23・7%減)、1株配当金5・5円(据置)。

■イサム塗料 営業益は倍増
 イサム塗料の23年3月期第2四半期(連結)は、売上高39億5百万円(前年同期比2・2%増)、営業利益3億68百万円(同100・8%増)、経常利益4億26百万円(同39・3%増)、純利益3億2百万円(同89・5%増)。
 通期の予想は、売上高80億円(前期比5・8%増)、営業利益6億円(同0・3%減)、経常利益7億50百万円(同14・5%減)、純利益4億円(同25・8%減)、1株配当金10円(据置)。

■エスケー化研 建築仕上塗材が好調
 エスケー化研の23年3月期第2四半期(連結)は、売上高328億72百万円(前年同期比8・7%増)、営業利益41億28百万円(同24・5%増)、経常利益38億73百万円(同20・6%増)、純利益24億2百万円(同26・5%増)。
 主力の建築仕上塗材事業は好調に推移し、同分野の売上高は302億81百万円、セグメント利益は48億46百万円。耐火断熱材事業は、公共・建築全般投資が低水準に推移したため、売上高は15億72百万円、セグメント利益は1億67百万円。その他事業は、売上高は10億18百万円、セグメント利益は91百万円となった。
 通期の予想は、売上高670億円(前期比6・5%増)、営業利益78億30百万円(同6・5%増)、経常利益80百万円(同6・1%増)、純利益48億20百万円(同6%増)、1株配当金40円(据置)。

■関西ペイント 自動車向け・海外が拡大
 関西ペイントの23年3月期第2四半期(連結)は、売上高1204億24百万円(前年同期比16%増)、営業利益118億9百万円(同46・7%増)、経常利益135億96百万円(同52・9%増)、純利益73億20百万円(同70・1%増)。
 自動車分野は、市場環境の好転で新車用、補修用とも好調。工業分野は、建設機械の輸出に支えられ需要が回復した。
 海外では、インドの自動車メーカーの新工場が本格稼働したことにより、売上が伸び、建築分野も大幅に増加した。そのほかアジアでは中国、タイなどの自動車、工業分野は堅調に推移した。また、南アフリカのフリーワールドコーティングス社の株式を取得するなど、グローバル戦略を推進した。
 通期の予想は、売上高2400億円(前期比7・9%増)、営業利益220億円(同7・3%増)、経常利益245億円(同8・4%増)、純利益131億円(同10・7%増)、1株配当金10円(据置)。

■菊水化学工業 改修市場に注力
 菊水化学工業の23年3月期第2四半期(連結)は、売上高76億29百万円、営業利益1億73百万円、経常利益1億81百万円、純利益38百万円。
 材売・工事部門では、改修市場向け製品や高付加価値製品に力を入れ、子会社にした日本スタッコとの連携により製品ラインナップを強化した。セラミック部門では、電機・電子部品業界などの需要回復により受注が増加した。
 通期の予想は、売上高168億円、営業利益5億10百万円、経常利益5億35百万円、純利益2億85百万円、1株配当金9円(据置)。

■神東塗料 工業用など堅調
 神東塗料の23年3月期第2四半期(連結)は、売上高101億01百万円(前年同期比8・5%増)、営業利益3億26百万円(同58・7%増)、経常利益4億10百万円(同71・4%増)、純利益1億90百万円(同73・5%増)。
 アルミ電着塗料はビル建築・戸建住宅、サッシ業界向けも低調だったが、主力ユーザーのシェア拡大により増加した。工業電着は景気回復により大幅に増加した。粉体塗料は鋼管用塗料の出荷が低調で横ばい。工業用塗料は工作機械や建設機械向けの市場回復により増加した。  通期の予想は、売上高205億円(前期比4・4%増)、営業利益6億円(同5%増)、経常利益7億円(同2・2%増)、純利益3億70百万円(同0・5%増)、1株配当金4円(据置)。

■大日本塗料 建材用が復調
 大日本塗料の23年3月期第2四半期(連結)は、売上高345億92百万円(前年同期比2・1%増)、営業利益12億16百万円、経常利益8億58百万円、純利益2億17百万円。
 一般塗料は、重車輌・産業機器塗料分野が好調だったが、構造物塗料分野は低調。工業塗料は、主力の建材塗料分野が堅調に推移した。海外は、タイ、メキシコなどの自動車向けの需要が拡大。また、ベトナムに合弁販売会社を設立し、重防食塗料を中心に販売戦略を展開している。
 照明機器事業は、関連業界が依然低迷しているが、蛍光灯からLED照明機器へとシフトする動きがあり、LED照明機器の販売数が順調に伸びている。v  通期の予想は、売上高700億円(前期比1・6%増)、営業利益23億円(同293・4%増)、経常利益15億円(同426・1%増)、純利益8億円、1株配当金2円(復配)。

■日本ペイント 自動車・工業用伸びる
 日本ペイントの23年3月期第2四半期(連結)は、売上高1151億51百万円(前年同期比12・2%増)、営業利益92億5百万円(同240・8%増)、経常利益111億7百万円(同188%増)、純利益159・7%増)。
 自動車用塗料はボディ鋼板や、バンパー向け塗料が好調。工業用塗料は、建築資材向けや電機・機械向けなどが堅調に推移した。建設用塗料は天候不順や猛暑の影響で塗替工事の進捗が遅れた影響もあり前年同期並み。海外では、中国の自動車用塗料や建物の内装用を中心とする汎用塗料が大幅に伸びた。
 通期の予想は、売上高2290億円(前期比5・8%増)、営業利益155億円(同56・9%増)、経常利益199億円(同55・1%増、純利益129億円(同47・8%増)、1株配当金8円(2円増配)。

■中国塗料 船舶・コンテナ用は増加
 中国塗料の23年3月期第2四半期(連結)は、売上高465億07百万円(前年同期比7・8%増)、営業利益40億82百万円(同17・9%減)、経常利益40億54百万円(同17・5%減)、純利益25億65百万円(同1・6%減)。
 船舶分野は、中国・韓国造船業の生産規模拡大により引き続き高水準の建造量を維持し、コンテナ分野でもコンテナボックス生産が持ち直しに転じた。工業分野は、国内における公共事業の縮小や住宅需要の低迷から、低調に推移した。
 通期の予想は、売上高920億円(前期比6%増)、営業利益101億円(同1%増)、経常利益103億円(同0・3%増)、純利益56億円(同3・3%増)、1株配当金13円(据置)。

■日本特殊塗料 自動車関連が復調
 日本特殊塗料の23年3月期第2四半期(連結)は、売上高157億42百万円(前年同期比16・1%増)、営業利益5億45百万円、経常利益9億61百万円、純利益10億92百万円。
 塗料事業では建築用屋根材及び航空機関連の合成樹脂塗料が不振だったが、ウレタン防水は拡販に奏功。床材・舗装材は、公共施設物件や民間設備投資の需要が回復した。
 自動車製品関連では、防錆塗料、制振材、吸・遮音材が復調した。
 通期の予想は、売上高317億50百万円(前期比9・5%増)、営業利益6億80百万円(同819・6%増)、経常利益14億50百万円(同98・9%増)、純利益11億50百万円(同171・6%増)、1株配当金10円(据置)。

■ロックペイント 営業益は12%増加
 ロックペイントの23年3月期第2四半期(非連結)は、売上高109億44百万円(前年同期比4・3%増)、営業利益5億56百万円(同11・8%増)、経常利益7億24百万円(同6・7%増)、純利益2億97百万円(同26%減)。
 通期の予想は、売上高210億円(前期比3・7%増)、営業利益5億円(同39・2%減)、経常利益8億50百万円(同28・7%減)、純利益3億70百万円(同32・6%減)、1株配当金15円(据置)。

■トウペ 高付加価値品にシフト
 トウペの23年3月期第2四半期(連結)は、売上高75億88百万円(前年同期比7%増)、営業利益54百万円、経常利益11百万円、純利益2百万円。
 塗料事業は環境配慮形塗料の拡販等を軸にして高付加価値製品の構成比の拡大を図った。建築外装用塗料分野は不採算品の廃止、鋼構造物用塗料は採算性を重視した販売活動により前年同期を下回った。工業用塗料分野では電気・機械製品向けの環境配慮形の粉体塗料が好調。
 化成品事業は、好調な海外需要により売上高が大幅に増加したが、原材料の高騰や円高が採算面に響いた。
 通期の予想は、売上高152億円(前期比4・7%増)、営業利益2億円、経常利益1億円、純利益90百万円、配当は無配継続。