Yahoo! JAPAN

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索
◆日本塗装時報 2011年5月18日発行 1911号◆
■関西ペイント 純利益126億円
関西ペイントの2011年3月期連結決算は、売上高2369億84百万円(前々期比6・6%増)、営業利益211億百万円(同2・9%増)、経常利益235億34百万円(同4・1%増)、当期純利益126億75百万円(同7・1% え工事を中心に受注活動増)。  建築分野では塗り替を積極的に展開した結果、売上は増加した。

■日本ペイント 純利益143億円
 日本ペイントの2011年3月期連結決算は、 売上高2273億78百万円(前々期比5%増)、営業利益159億75百万円(同61・7%増)、経常利益201億93百万円(同57・3%増)、当期純利益143億50百万円(同64・4%増)。  汎用塗料は、建設用塗料分野は天候不順の影響を受けながらも、環境配慮型高付加価値商品を推進したことにより、売上高は前連結会計年度並。

■エスケー化研 大幅な増収増益に
 エスケー化研の2011年3月期連結決算は、 売上高710億53百万円(前々期比13%増)、営業利益91億40百万円(同24・3%増)、経常利益89億11百万円(同18・1%増)、当期純利益54億34百万円(同19・5%増)。  主力の建築仕上塗材事業は、国内リニューアル市場が好調に推移し、売上高は653億80百万円。リニューアル市場では、特許のセラミック複合技術を用いた低汚染塗料を中心に、耐久性が高いシリコンやふっ素塗料タイプの製品が伸びたほか、省エネタイプの遮熱塗料、外装用の高意匠性塗料、鉄部塗料、塗床材が好調。

■大日本塗料 黒字転換で復配
 大日本塗料の2011年3月期連結決算は、売上高708億37百万円(前々期比2・8%増)、営業利益30億23百万円(同285・6%増)、経常利益21億55百万円(同510・8%増)、当期純利益10億14百万円、1株配当金1円(復配)。  国内塗料事業の売上高は525億12百万円(前年度比1・7%増)。一般塗料部門は、塗り替え案件の増加などにより復調傾向ではあるが、公共投資の先送りや凍結の影響があり利益水準は若干弱含みのまま推移。輸出の伸長した重車輌・産業機械塗料分野は好調。

■ロックペイント 車両・建築用など堅調
 ロックペイントの2011年3月期決算(非連結)は、売上高213億64百万円(前々期比5・5%増)、営業利益6億60百万円(同19・6%減)、経常益5億55百万円(同1・3%増)。  建築塗料分野は改修市場により重点を置き、環境負荷の少ない水性塗料、鉛・クロムフリー塗料に加えて高性能弱溶剤型塗料、遮熱塗料等の高付加価値利益10億31百万円(同13・5%減)、当期純利製品の拡販に努めた結果、前年度を若干上回った。

■アサヒペン 天候不順・震災が影響
 アサヒペンの2011年3月期連結決算は、売上高150億58百万円(前々期比8・7%減)、営業利益5億99百万円(同4・9%増)、経常利益5億8百万円(同0・3%減)、当期純利益3億37百万円(同11・1%減)。  塗料事業の売上高は、88億29百万円(前年同期比9・6%減)。販促活動やシェアの拡大、新規顧客の獲得など積極的な営業展開により好評を博したものの、上半期における天候不順や猛暑、大震災などの影響があり売上が減少した。

■神東塗料 工業用など堅調
 神東塗料の2011年3月期連結決算は、売上高208億69百万円(前々期比6・3%増)、 営業利益6億39百万円(同12%増)、経常利益7億89百万円(同15・2%増)、当期純利益3億80百万円(同3・2%増)。  塗料事業の売上高は191億65百万円。IU(工業用)塗料分野では、アルミ電着塗料は耐震補強工事や戸建着工の増加、さらに海外の新規需要家獲得などにより売上が増加。粉体塗料は鋼製家具の好調の持続、給湯器業界の景気回復、およびLPガスボンベ向けの出荷が堅調に推移した。工業用塗料は工作機械・建設機向けの需要の回復と新規需要家の獲得により増加した。

■トウペ 粉体塗料は伸びる
 トウペの2011年3月期連結決算は、売上高150億63百万円(前々期比3・8%増)、営業利益59百万円、経常損失59百万円、当期純損失2億72百万円。  塗料事業の売上高は113億56百億円(前期比0・8%減)。塗料建築外装用塗料は、収益性の高い製品に絞込んだため前期実績を若干下回った。

■イサム塗料 新製品寄与し増収増益
 イサム塗料の2011年3月期決算は、売上高77億72百万円(前々期比2・7%増)、営業利益7億70百万円(同27・8%増)、経常利益9億44百万円(7・6%増)、当期純利益5億72百万円(同6・1%増)。  建築用塗料分野では、主力の「ネオシリカ」シリーズで高耐久・低汚染塗料「エコシリカ21C」、室内環境対応水性塗料「アクアートエコ」の充実に加え、タイル床面のすべり止めシステム「スキッドガードAD」、磁器タイル壁面補修システム「タイルガード」の販売を推進。また遮熱塗料で、高日射反射率カラー舗装材「アースクールF」を発売。

■中国塗料 船舶用伸び大幅増収に
 中国塗料の2011年3月期決算は、売上高965億95百万円(前々期比11・3%増)、営業利益88億23百万円(同11・7%減)、経常利益91億14百万円(11・2%減)、当期純利益57億1百万円(同5・1%増)。  船舶分野では、日韓造船業が底堅い操業を維持、中国が大幅に建造量を伸ばしたことから、業界全体で高水準の竣工実績となった。

■菊水化学工業 住宅改修分野が伸びる
 菊水化学工業の2011年3月期連結決算は、 売上高166億58百万円、営業利益5億7百万円、経常利益5億25百万円、当期純利益2億 10百万円。  材売・工事においては、日本スタッコとの連携をもってラインナップを充実させ、集合住宅改修市場と戸建て住宅市場へ参入。長期優良住宅の提唱やリノベーションセミナーを行い、高付加価値製品の拡大に努めた結果、売上高は158億86百万円となった。