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◆日本塗装時報 2011年8月18日発行 1915号◆
■アサヒペン 遮熱商品など伸びる
 アサヒペンの24年3月期第1四半期は、売上高43億89百万円(前年同期比4・2%増)、営業利益3億19百万円(同127・1%増)、経常利益2億94百万円(同168・3%増)、純利益1億31百万円。
 新製品の投入、販路の拡大、テレビコマーシャル等の販促等、積極的な営業活動を展開。その結果、比較的天候が安定していたことに加え、東日本大震災の影響もあって、一部インテリア商品や遮熱関連商品の売上が順調に推移した。

■神東塗料 家電・鋼製家具向けなど好調
 神東塗料の24年3月期第1四半期は、売上高48億63百万円(前年同期比0・1%増)、営業利益1億42百万円(同2・4%増)、経常利益1億79百万円(同9・8%減)、純利益93百万円(同32・0%増)。
 建築塗料分野では、主力販売店向けやホームセンター向けが大きく落ち込んだが、改修物件や工場メンテナンス向けなどの出荷が好調を持続したため売上は増加した。防食塗料分野では橋梁・プラント向けの指名工事物件がほぼ予定通りの実績、新設橋梁の耐候性鋼向け表面処理剤の大型発注が好調を持続し、売上は増加した。

■中国塗料 コンテナ向けが回復
 中国塗料の24年3月期第1四半期は、売上高231億19百万円(前年同期比9・0%増)、営業利益16億79百万円(同0・5%増)、経常利益19億32百万円(同13・5%増)、純利益12億05百万円(同70・8%増)。
 円の独歩高により売上、利益とも円換算額の目減りがあったものの、売上高はコンテナボックス生産の回復を受け、前年同期比では増加。一方、利益面では原材料価格が高騰を続けたことにより、営業利益が前年同期比でほぼ横這い。

■日本ペイント 震災の影響が顕著に
 日本ペイントの24年3月期第1四半期は、売上高516億92百万円(前年同期比9・2%減)、営業利益18億83百万円(同55・6%減)、経常利益26億66百万円(同52・2%減)、純利益11億78百万円(同66・8%減)。
 3月に発生した東日本大震災により国内顧客の生産活動が停滞した影響を受け、売上高は大幅に減少した。営業利益は、世界的な原材料価格上昇と国内の売上減が影響して減少した。

■トウペ 原材料価格の上昇響く
 トウペの24年3月期第1四半期は、売上高36億12百万円(前年同期比3・6%減)、営業利益1億14百万円、経常利益1億27百万円、純利益85百万円。
 環境配慮形の粉体塗料が前年実績を上回ったが、全般的には震災の影響等により塗料事業の売上高は減収。しかし、原材料の価格が上昇した影響を受けてセグメント利益は75百万円の損失となった。

■ロックペイント 純利益1億91百万円
 ロックペイントの24年3月期第1四半期(非連結)は、売上高53億25百万円(前年同期比2・9%減)、営業利益1億22百万円(同58・4%減)、経常利益2億29百万円(同40・4%減)、純利益1億91百万円(同24・2%増)。

■エスケー化研 建築仕上塗材が好調
 エスケー化研の24年3月期第1四半期は、売上高180億76百万円(前年同期比12・4%増)、営業利益25億円(同18・8%増)、経常利益24億24百万円(同22・9%増)、純利益14億01百万円(同14・6%増)。
 主力の建築仕上塗材分野が好調。利益面では、原材料費が上昇したが、技術革新による高付加価値商品の販売増強や内製化効果などが奏功した。