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◆日本塗装時報 2009年1月18・31日発行 1878・79号◆
■08年1〜10月 建築塗料は18%増
 最新発表のデータによると、08年1〜10月の中国建築塗料の生産量は166万トンで、前年同期比17・9%の伸びとなった。そのうち、10月の生産量は15万8000トンで、前年同期比4・3%の伸び。

■江西理工大学 水性耐熱標識塗料を開発
 江西理工大学材料化学学院は、水性耐熱標識塗料の開発に成功したと発表した。
 情報によると、同塗料製品は耐熱性能に優れ、燃焼することがなく200〜700℃鋼板、連続鋳造板白地、熱間圧延巻き材に直接塗布でき、塗布された標識は容易に剥がれたり色褪せしたりすることがないという。

■香港招商局国際公司 塗料会社の持株を売却
 香港招商局国際公司(CHINA MER HOLD)は、塗料企業「J C Hempel」の持株を売却する計画。売却先はデンマークにおけるパートナーで、取引総額は11億5000万香港ドル。
 J C Hempelは1915年、デンマークで設立。船舶用塗料、コンテナ用塗料、工業防護塗料、建物装飾塗料などを主要製品としている。

■中塗化工(上海)公司 塗料樹脂の生産工場建設
 中塗化工(上海)公司は、米ドル換算2000万ドルを投資し、上海市嘉安道路の南側に計画した塗料原料(樹脂原料)生産工場の建設に着工したと発表した。
 従来、同社の使ってきた塗料原料(樹脂原料)は主に日本からの輸入品であった。
 同社は、コンテナ用塗料、船舶用塗料、工業専用鉄骨構造塗料製品の生産を主要製品としている。

■塗料テストセンター 上海で正式に設立
 「石油・化学工業専用塗料品質テストセンター」が上海市塗料研究所で正式に発足した。
 同センターは、塗料テスト室、特性テスト室と計器分析室を構え、関連国際基準、ISO基準、ASTM基準、JIS基準、DIN基準、ENなど基準のテストを行なうほか、テスト技術諮問とテスト要員の育成訓練、および各種基準の協力作成などのサービスを提供することができる。

■調湿・蛍光塗料など 建築塗料の有望製品
 中国国内外の塗料メーカーは、複数の建築塗料新製品(テスト製品)を中国市場に投入しているが、業界筋では今後、次の3製品の潜在発展力が大きいと分析している。

【調湿塗料】
 吸水樹脂を主要成分とし、室内が過度乾燥の場合、水分を放出し、室内の湿度を上げることができる。
【蛍光塗料】
 昼間に光線を吸収し、夜間にやさしい蛍光を出すことができる。発光機能は約4年間保ち続けることができる。
【色絹効果塗料】
 壁面に直接塗布すると、美しい色絹のような視覚効果をもたらすことができるほか、無毒、付着力が強く、水洗いに強いなどの特徴を備えている。

■貝科斯高性能塗料 天津で正式に設立
 貝科斯高性能塗料(天津)公司が天津市で正式に設立した。
 同社は天津市開発区に米ドル換算560万ドルの投資で設立した塗料生産工場。同工場は、ハイエンド顧客に面した各種高性能専用塗料とその関連製品の研究・開発、生産を主要事業にすることになる。

■陽光新材料公司 UV固化塗料工場を設立
 湖南省の陽光新材料公司は、同社がある米国メーカーと提携し、1億2000万人民元の投資でUV固化塗料生産プロジェクトを設立する計画であると発表した。同プロジェクトは携帯電話と自動車内装用高分子環境保全型UV固化塗料製品を主に生産する。

(資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します)