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◆日本塗装時報 2009年4月18日発行 1882号◆
■「トンネル防火塗料」外国メーカーにチャンス
 中国政府は、経済危機に対応して経済発展を促すため、国内の鉄道・地下鉄などの工事を大規模に進める計画をまとめた。これら工事では、数多くのトンネルを建造することになるが、これらにはトンネル防火塗料製品が大量に使われることになる。
 ところが、中国国内におけるトンネル専用防火塗料製品は生産量が少ないため、同塗料を生産している外国のメーカーに頼らざるをえない。このため、外国メーカーにとっては巨大なビジネスチャンスになるものと予想されている。

■陝西省 建築塗料の普及を推進
 陝西省政府部門はこのほど、今後、同省政府投資の建築建設プロジェクトのうち、特殊審査許可の公共建築を除き、その他建築の外壁装飾はいずれも建築外壁塗料を使い、石材、ガラス、アルミ・プラスチック複合板などの装飾材料で装飾してはならないと発表した。

■自動車塗料 国内生産は20万トン
 最新調査データによると、現在、中国国内自動車塗料製品の年間生産能力は約20万トン。そのうち、華東地区自動車塗料製品の年間生産能力は中国国内自動車塗料製品の年間総生産能力の36%を占めている。その他の地域では、中南地区は約25%、華北地区は約15%、東北地区は約10%、南西地区は約9%、西北地区は約5%を生産している。

■自己発光型交通標識線 北京で開発に成功
 北京市の「市政道路・橋梁持株公司瑞通養護センター」は、自己発光型交通標識線塗料製品の開発に成功したと発表した。
 従来の発光型交通標識線塗料製品は光の反射によって発光するタイプであったが、同製品は夜間照明の照射がなくても自己発光できるもので、中国交通運輸部のテストにもパスしている。

■「低価格自補修塗料の潜在ニーズは膨大」
 業界関係者の話によると、中国国内では、道路渋滞、自動車の軽い接触事故が多い上、消費者の経済実力が弱いため、自動車塗料の補修にあたって、多くの消費者は価格の安い自動車補修塗料製品を選ぶ傾向にある。
 また、自動車の補修に当たって、コストを節約するため、消費者は規模の小さい補修店を選ぶが、これら小型の補修店も利益を配慮して安い塗料製品を選ぶという。

■上海精鋭化学公司 洗炭工場防食工事を契約
 上海精鋭化学公司は3月24日、中国神華集団神東公司第7洗炭工場の鉄骨構造防食工事プロジェクトの契約を獲得した、と発表した。情報によると、同プロジェクトの中、上海精鋭化学公司は英国DENSO社の技術と防腐塗料製品で作業を行うことになっている。

■倍大塗料公司 崇州市に塗料工場を設立
 四川省・成都市の倍大塗料公司は、同省崇州市に家具塗料生産工場を設立する協議書を結んだと発表した。
 同工場は敷地6・7ヘクタール、投資総額1億5000万人民元で、家具塗料・家具塗料をその主要製品とする。

■長江塗装機械工場 トルコに塗装機を輸出
 四川省・重慶市の長江塗装機械工場は、トルコ向けに高圧エアレス吹付塗装機を輸出する協議契約を結んだ、と発表した。
 同工場は1977年からエアレス吹付塗装機の開発生産を開始し、独立した科学研究チーム、デジタル制御加工センター、テストセンターを構えている。すでに高圧エアレス吹付塗装機をドイツ、米国・ベトナムに輸出した実績もある。
 同向上が生産する吹付塗装機シリーズ製品は、各種普通塗料、高粘度重防腐塗料、富亜鉛塗料、断熱、耐震減衰塗料、PVC石衝撃防止シャーシ塗料と短繊維、粗粒子を含んだ特殊塗料を塗装することができる。

(資料提供・中国北京雅歌公司、記事の著作権は日本塗装時報社に帰属します)